Google 管理コンソールまたは関連する API を使用することで、グループを作成したり、設定と機能の大部分を管理したりできます。API の使用にはプログラミングの知識が必要です。
グループを作成する
グループの作成には、API を使用した 2 つの方法があります。API を使用して作成したグループには、特定のデフォルト設定が適用されます。
Directory API
Google Workspace Admin SDK の Directory API を使用すると、グループとそのメンバーを作成、更新、削除できます。グループ名の変更、グループのメール エイリアスの割り当て、メンバーの追加または削除といったタスクを行う際に使用します。詳細については、Directory API をご覧ください。
Cloud Identity API
Google Cloud Identity API を使用すると、グループを作成、更新、削除できます。詳細については、Cloud Identity API をご覧ください。
API グループのデフォルト設定
API を使用して作成したグループには、以下のデフォルト設定が適用されます。
ビジネス向け Google グループの共有設定で組織のグループのデフォルト値を設定してある場合でも、作成直後のグループには必ずこうしたデフォルト設定が適用されます。ただし、デフォルトの値はグループ作成後に編集できます。
名前 | Directory API のデフォルト設定 | Cloud Identity API のデフォルト設定 |
---|---|---|
ディレクトリ内のグループを表示する |
○ |
○ |
グループを表示できるユーザー | 組織内のすべてのユーザー | 組織内のすべてのユーザー |
メンバーを表示できるユーザー | 組織内のすべてのユーザー | すべてのグループ オーナー、マネージャー、メンバー |
グループに参加できるユーザー | 組織内のすべてのユーザーがリクエストできる | 招待されたユーザーのみ |
外部メンバーを許可する |
× |
× |
投稿できるユーザー |
ウェブ上のすべてのユーザー |
組織内のすべてのユーザー |
ウェブからの投稿を許可する | ○ | ○ |
メンバーを追加、招待、承認できるユーザー | グループのオーナーとマネージャーのみ | グループのオーナーとマネージャーのみ |
オーナーに連絡できるユーザー | ウェブ上のすべてのユーザー | 組織内のすべてのユーザー |
メッセージの管理 | 無効 | 無効 |
会話の履歴 | 無効 | 無効 |
グループを編集する
API またはその他いくつかある方法のいずれかを使用して、任意のグループを編集できます。
Groups Settings API
Admin SDK の Groups Settings API を使用すると、権限の設定やメッセージ管理の有効化によりグループを管理できます。詳細については、Groups Settings API をご覧ください。
その他の方法
API を使用して作成したグループは、以下のツールで編集することもできます。
- 管理コンソール
- Google グループ アプリ(groups.google.com)
- Google Cloud コンソール
- Google Apps Manager(サードパーティ製ツール)