複雑な移行を行う組織や詳細なログが必要な組織には、データ移行サービスは適さない可能性があります。各移行サービスの違いについては、Google Workspace 移行サービスの一覧をご覧ください。
データ移行サービスを使用する前に、考慮すべき点がいくつかあります。
移行するユーザー数
ほとんどの場合、データ移行サービスは 100 人以下のユーザー グループを移行する場合に最適に動作します。さらに多くのユーザーをまとめて移行することは可能ですが、パフォーマンスが低下するおそれがあります。
移行元アカウントの設定
移行元のアカウントには次の要件があります。
- TLS 証明書を保有している。第三者のルート認証局が署名して信頼する証明書が必要です。自己署名証明書は十分ではありません。詳しくは、TLS 証明書を設定するをご覧ください。
- 移行開始前に正しく設定されている。移行手順は移行元の環境によって異なります。詳しくは、移行元のアカウントを準備するをご確認ください。
移行元の環境、移行するデータの種類
移行元のアカウント | 移行できるデータ |
メモ |
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Exchange Online(Microsoft 365) Exchange 2016 Exchange 2013 Exchange 2010 Exchange 2007 |
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1 回の移行でメール、連絡先、カレンダーのいずれかを移行できますが、同時に複数を移行することはできません。別々に移行を実施してください。 ご利用の Google Workspace のエディションが Essentials の場合、移行できるのはカレンダーのデータと連絡先のみです。メールは移行できません。 |
Exchange Online(Microsoft 365 Government) | なし | 現在、米国政府向けの Exchange Online では、データ移行をご利用いただくことはできません。 |
Exchange 2003 以前 IMAP ベースのウェブメール プロバイダ(1&1 IONOS、AOL、Apple iCloud、Bluehost、Yahoo!、Zoho など) 別の Google Workspace アカウント 個人用の Gmail アカウント(@gmail.com) その他の IMAP サーバー |
メール
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HCL(旧 IBM)Domino サーバー | メール | データ移行サービスを使用して、メールのデータを HCL Notes から Google Workspace に移行することはできます。ただし、このタスクには Google Workspace Migration for HCL Notes (GWMHN) を使用することをおすすめします。詳細 |
次のステップ
新しい Google Workspace アカウントを設定する
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