ユーザーのメールアドレスを委任する

メールの委任を使用して 1 人または複数のユーザーに 1 つのアカウントへのアクセスを許可(委任)します。たとえば、上司が秘書にメールの閲覧と送信を委任します。

委任されたアカウントでも以下を含む Gmail のほとんどの機能を利用できます。

  • フィルタ(ルール)でメールを自動的に振り分ける
  • メールをアーカイブしてやりとりの記録を残す
  • ラベルを使用してメールのステータスを管理する

代理人は、委任されたアカウントのメールの閲覧、送信、削除を行えます。ただし、委任されたアカウントでユーザーとチャットしたり、パスワードを変更したりすることはできません。

: Gmail では、委任されたアカウントと共有された受信トレイは同じものです。

メールの委任を使用する状況

組織では、特定のメールアドレスに送信されたメールを読んで返信するのに複数のユーザーが必要になることがあります。たとえば、[email protected] 宛てに届いたメールを営業チームのメンバー全員が確認して返信できるようにしたい場合、アカウント [email protected] に代理人を割り当てることをおすすめします。

Google Workspace には、メールの委任以外にも、メールを使用して共同作業するための方法がいくつか用意されています。組織でのメールの使い方によっては、次の方法が適している可能性があります。

  • メール エイリアス: エイリアスは「予備のメールアドレス」とも呼ばれ、ユーザーのメインのメールアドレスに追加するメールアドレスです。エイリアスに送信されたメールは、ユーザーのメインのメール アカウントに自動的に送信されます。エイリアスは 1 人のユーザーにのみ割り当てることができます。詳しくは、予備のメールアドレスを追加するをご覧ください。
  • メール転送: 転送では、元の受信者だけでなく、指定した新しい受信者にもメールを配信できます。詳細

メールの委任を使用する

  • 1 つの Google アカウントに対して最大 1,000 人の代理人を指定できます。アカウントのパフォーマンスに影響を与えないように、同時利用を許可するユーザーは最大 40 名にすることをおすすめします。
  • Google Workspace 管理者は、代理人によって送信されるメールに、アカウント所有者と代理人の両方のメールアドレスを含めるか、アカウント所有者のみを含めるかを設定できます。
  • アカウントの委任先に Google グループを追加することもできます。1 つのグループが、そのアカウントの 1 つの代理人としてカウントされます。
  • エイリアスは Google アカウントではないため、メール エイリアスでは代理人機能をご利用いただけません。

ユーザーがメールを委任できるようにする

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールのホームページから、[アプリ] 次に [Google Workspace] 次に [Gmail] に移動します。
  3. [ユーザー設定] 次に [メールの委任] をクリックします。
  4. メールの委任を有効にするには、[ドメインの他のユーザーにメールボックスへのアクセスを委任できるようにする] の横のチェックボックスをオンにします。
  5. 受信者に表示する送信者のアドレス(アカウント所有者または代理人)を変更するには、[受信者に表示される送信者の情報] でオプションを選択します。
  6. [保存] をクリックします。
  7. 個人またはグループを代理人として追加できることをユーザーに伝えます。

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