異なるタイプのユーザー アカウントと、組織内でメールアドレスを追加する方法について説明します。
Google Workspace アカウントについて
Google では、Google Workspace の Google Workspace アカウント([email protected])と個人用 gmail.com アカウント( [email protected])がサポートされます。Google Workspace アカウントは、Google Workspace 管理者が作成、管理します。個人用 gmail.com アカウントは、個人が Gmail に登録して作成および所有します。
会社または学校で Google Workspace を使用すると、すべてのユーザーが組織で固有のメールアドレスを利用できるようになります。たとえば、Juan さんは [email protected]、Emily さんは [email protected] を利用できます。ユーザーはこのアドレスを使用して Google Workspace アカウントにログインし、Google サービスを使用します。Google Workspace 管理者は、Google 管理コンソールからユーザー アカウントを管理します。
多くのユーザーは、末尾が gmail.com の個人用 Gmail アドレス([email protected])も持っています。このアドレスは、ユーザーが gmail.com から Gmail に登録して作成した個別のアカウントです。 Google Workspace 管理者は個人の gmail.com アカウントを制御できません。
組織でメールを使用するには、個人用の gmail.com アカウントではなく、Google Workspace アカウントにログインする必要があります。
メール エイリアスと委任されたメールの違い
組織内のユーザーが複数のメールアドレスを必要としている場合や、別のユーザーに代わってメールを読んだり送信したりしなければならない場合があります。このような状況では、予備のメールアドレス(メール エイリアスとも呼ばれます)を作成するか、メールを委任することができます。次の表を参考に、最適なソリューションをお選びください。
予備のメールアドレス(メール エイリアス) |
メールの委任 |
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使うタイミング |
ユーザーが複数の役割を共有する小規模組織で役立ちます。 ユーザーは、既存の受信トレイから別のメールアドレスでメールを送受信できます。 |
ユーザーがメールの返信に別のユーザーを必要とする中規模から大規模の組織で役立ちます。 委任を使用して 1 人または複数のユーザー(代理人)に、マネージャーなどの他のユーザーのアカウントへのアクセス権を付与します。 代理人は、委任されたアカウントのメールの閲覧、送信、削除を行えます。 |
例 |
ファンさんは 1 人でビジネスを運営しており、ビジネスに関する問い合わせに対しては別のメールアドレスが必要です。 管理コンソールで、予備のアドレス [email protected] を [email protected] アカウントに追加します。今後は、[email protected] の受信トレイで両方のアドレスのメールの閲覧と送信ができます。 |
あるディレクターが、自分の名前で秘書にメールを送信してもらうことを必要としています。 そのディレクターは秘書 [email protected] に 自身の [email protected] アカウントへのアクセスを委任します。 |
始める前に |
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お支払い | 追加料金なしで、ユーザー 1 人につき 30 個までメール エイリアスを追加できます。 |
1 つのユーザー アカウントに追加費用なしで最大 1,000 人の代理人を追加できます。 最適なアカウント パフォーマンスを実現するには、アカウントあたりの委任ユーザー数は 40 人以下にすることをおすすめします。 |
手順 | 予備のメールアドレス(メール エイリアス)を追加または削除する | ユーザーのメールアドレスを委任する |
注: 複数のユーザーが同じメールアドレスでメールを送受信したい場合は、Google グループを使用できます。