組織で Google Voice の通話品質に関する問題が発生している場合は、ネットワークの中断が原因で遅延、ジッター、パケットロスが発生している可能性があります。これらの問題は、インターネット経由の音声通話に影響するネットワーク品質の問題を示しています。
ネットワークの中断が通話品質に影響しているかどうかを判断するには、セキュリティ調査ツールを使用して Voice のログイベントを検索し、レイテンシ（RTT）、ジッター、パケットロスのイベントを探します。
Voice 通話のレイテンシ、ジッター、パケットロスを表示する
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- 管理コンソールのホームページの左側にある [セキュリティ]
[セキュリティ センター]
- [データソース] をクリックし、[Voice のログイベント] を選択します。
- [条件を追加] をクリックし、[属性] プルダウン リストから [イベント] を選択します。
- 演算子のリストから [次に一致] を選択します。
- [イベント] で [ネットワーク統計情報（クライアント）] を選択します。
（省略可）検索条件を追加するには、手順 3〜5 を繰り返します。たとえば、特定の通話を表示するには、[アクター]（ユーザー）、[通話先]、[通話元] などの属性でフィルタします。 - [検索] をクリックします。
値については、音声通話の品質に関する推奨事項をご覧ください。
ネットワーク統計情報イベントについて
情報を利用できる場合に該当する通話についてネットワーク統計イベントが表示されます。通話品質の問題の可能性を示す指標は、これだけではありません。
たとえば、「ネットワーク統計情報（クライアント）」イベントは、Voice クライアントと Google メディア サーバー間のコールレッグでのみ使用できます。値は、Voice クライアントから Google メディア サーバーへのリンクで測定されます。Google メディア サーバーと公衆交換電話網（PSTN）間のコールレッグに関するイベントは使用できません。モバイル ネットワークで転送番号を使用した通話でも、ネットワーク統計情報イベントは生成されません。着信グループへの発信の場合、値は「通話の着信（着信グループ）」イベントと「通話の転送（着信グループ）」イベントとは別の「ネットワーク統計（クライアント）」イベントで確認できます。
通話品質の問題が解決しない場合は、Voice 通話に関する問題を解決するをご覧ください。
Voice 通話品質に関する推奨事項
| ネットワーク統計情報イベント | RTT 平均値（ミリ秒） | 受信ジッター平均値（ミリ秒） | 受信ジッター最大値（ミリ秒） | 1,000 回あたりの受信パケットロス | ANQ（オーディオ ネットワーク品質） |
|---|---|---|---|---|---|
| 説明 | 最寄りのデータセンターに ping してレスポンスが返されるまでにかかる平均時間 | 通話中に受信するパケットの遅延から生じる差異の平均 | 通話中に受信するパケットの遅延から生じる差異の最大値 | ネットワーク上での移動中に失われたパケット数 |
ネットワーク品質が良好な通話時間の割合（音声アーティファクトが通話の参加者に聞こえない）。 |
| 推奨値 | 100 ミリ秒未満 | 30 ミリ秒未満 | 平均ジッターと大きな差がない | できるだけ 0 に近づける | できるだけ 100% に近い |
| 原因 | インターネット接続の速度と品質 | ネットワークの輻輳 | ネットワークの輻輳 | 不安定な Wi-Fi とネットワークの輻輳 |
Wi-Fi の電波が弱い、ネットワークの輻輳が発生している |
| 解決策 | ネットワーク、プロキシ、VPN、VDI は使用しないでください。可能な場合は、より高速で安定したインターネット プロバイダを見つけます。 | 該当する場合は、詳細なパケット検査ファイアウォールを無効にします。ネットワーク帯域幅を増やして、アクティビティのピーク時の許容トラフィック量を増加させます。 | 該当する場合は、詳細なパケット検査ファイアウォールを無効にします。ネットワーク帯域幅を増やして、アクティビティのピーク時の許容トラフィック量を増加させます。 | ネットワーク帯域幅を増やして、アクティビティのピーク時の許容トラフィック量を増加させます。 |
「受信ジッター平均値」と「1,000 回あたりの受信パケットロス」の解決策をご覧ください。 |
