管理者は、Google Workspace のカーボン フットプリント レポートを使用して、組織での Google Workspace サービスの使用が環境に与える影響を把握できます。
カーボン フットプリント レポートを開く
-
-
管理コンソールで、メニュー アイコン [レポート] [Carbon Footprint] の順に移動します。
データを理解する
概要ページでは、組織の合計と毎月の温室効果ガス排出量の結果を確認できます。これは、Google Workspace アプリケーション(Google ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、Gmail、Google Chat、Meet、カレンダー、管理サービスなど)の使用状況に基づいています。管理サービスには、Google 管理コンソールや Identity and Access Management(IAM)などの Google Workspace プラットフォーム サービスが含まれます。月次レポートには、前月のカーボン フットプリント データとの比較も表示されます。
このレポートは 2023 年 8 月にリリースされ、2023 年 5 月以降のデータが含まれています。新規のお客様の場合、数か月の使用後にデータの入力が開始されます。現在、このレポートにはロケーション ベースの二酸化炭素排出量のみが表示されます。
アプリごとの組織の二酸化炭素排出量を月単位で確認できます。月別データは、前月から最大 12 か月間分までご利用いただけます。
結果を分析する
- 年次または月次の結果の横にある [スコープの内訳を表示] をクリックすると、グローバル標準化されたフレームワークに従って排出量がどのように分類されているかを確認できます。
- 位置情報に基づく二酸化炭素排出量を確認するには、Google Workspace アプリで二酸化炭素排出量を確認するイベントにカーソルを合わせます。
- アプリケーションごとの位置情報に基づく二酸化炭素排出量を確認するには、[期間を指定] をクリックして期間を指定し、その期間内のアプリケーションの合計二酸化炭素排出量を表示します。
組織のカーボン フットプリントを確認する
Google では、エネルギー使用量、地域別の排出要因、位置情報に基づく二酸化炭素排出量、電気以外の排出量を測定し、それらのデータを Google Workspace アカウントに割り当てて、カーボン フットプリント データを算出しています。二酸化炭素の総排出量は、Google Cloud のコンピューティング インフラストラクチャから計算され、Google Workspace を含むデータセンター サービスに対して配分されます。その後、Google Workspace アプリケーションの使用量に基づく総排出量が割り当てられます。
注: Gemini for Workspace の機能により、現在のところ計算にカーボン フットプリントは考慮されません。
カーボン フットプリント レポートへのアクセス権をユーザーに付与する
ユーザーが組織のカーボン フットプリント レポートを閲覧できるようにするには、カスタムロールを作成してユーザーに割り当てます。
- カスタムロールを作成するに移動し、手順に沿って、[サービス] > [サステナビリティ] > [Carbon Footprint のレポート] 権限のあるロールを作成します。
- 手順に沿ってユーザーにカスタムロールを割り当てます。
この権限を持つユーザーは、カーボン フットプリント レポートのページにアクセスできます。