これらの機能に対応しているエディション: Business Standard、Business Plus。エディションの比較
管理者は、Gmail のセーフ ブラウジング保護強化機能を使用して、組織内のユーザーのメールのセキュリティを強化できます。デフォルトでは、Gmail は受信メッセージをスキャンして、スパム、疑わしい添付ファイル、疑わしいリンクがないかどうかを確認します。Gmail のセーフ ブラウジング保護強化機能では、受信者にメールを配信する前に、メールに含まれる有害なコンテンツをチェックする追加の手順が実施されます。
[マルウェアおよびフィッシング対策の強化] の設定を使用して、すべてのユーザー、特定の組織部門、または特定のグループに対して Gmail のセーフ ブラウジング保護強化機能を有効にします。この設定は管理者のみが利用でき、デフォルトではオフになっています。組織内のユーザーは、各自の Google Workspace アカウントで Gmail のセーフ ブラウジング保護強化機能の設定を確認できますが、この設定のオンとオフを切り替えることはできません。詳しくは、Gmail のセーフ ブラウジング保護強化機能で使用される情報をご覧ください。
重要: クライアントサイド暗号化(CSE)が有効になっている場合、ユーザーの Google Workspace のデータとアクティビティが暗号化されるため、Gmail のセーフ ブラウジング保護強化機能は利用できません。Gmail のセーフ ブラウジング保護強化機能を使用するには、Google Workspace アカウントで CSE をオフにしてください。詳しくは、クライアントサイド暗号化についてをご覧ください。
Gmail のセーフ ブラウジング保護強化機能をオンまたはオフにする
ユーザーに対して Gmail のセーフ ブラウジング保護強化機能をオンまたはオフにします。
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管理コンソールで、メニュー アイコン [アプリ] [Google Workspace] [Gmail] [迷惑メール、フィッシング、不正なソフトウェア] にアクセスします。
- [マルウェアおよびフィッシング対策の強化] までスクロールし、チェックボックスを使用して、ユーザーに対するこの機能をオンまたはオフにします。
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(省略可)特定の組織部門に対してサービスを有効または無効にするには:
- 左側で組織部門を選択します。
- サービスのステータスを変更するには、[オン] または [オフ] を選択します。
- 次のいずれかを選択します。
- [サービス] のステータスが [継承] になっており、親組織の設定が変更された場合でも現在の設定を維持したい場合は、[オーバーライド] をクリックします。
- [サービスのステータス] が [上書きされました] になっている場合は、[継承] をクリックして親と同じ設定に戻すか、[保存] をクリックして新しい設定を維持します(親組織の設定が変更された場合でも、現在の設定を維持します)。
注: 詳しくは、組織構造についてのページをご覧ください。
- 組織部門全体または組織部門内の一部のユーザーに対してサービスを有効にするには、アクセス グループを使用します。詳しくは、グループに対するサービスの有効化についてのページをご覧ください。
- [保存] をクリックします。
Gmail のセーフ ブラウジング保護強化機能で使用される情報
Gmail のセーフ ブラウジング保護強化機能はバックグラウンドで自動的に機能し、危険なメール、リンク、添付ファイルをより速く未然に防ぎ、保護を強化できます。この機能を有効にすると、ユーザーは Google Workspace アカウントにログインしている間は安全に保護され、Gmail のセキュリティが強化されます。
[マルウェアおよびフィッシング対策の強化] の設定がオンの場合、ユーザーのセーフ ブラウジング保護強化(ESB)アクティビティの情報を使用して、組織の Gmail のセキュリティを強化します。また、ESB のアクティビティの情報を一時的にユーザーの Google Workspace アカウントに関連付けます。Google はこの情報を使用して、ユーザーに対するマルウェアやフィッシングを検出し防止する Gmail の機能を向上させ、Google アプリ全体で危険なリンクからの保護を強化します。セーフ ブラウジング保護強化機能の詳細