新しいデータ移行サービスを使用して Microsoft Teams からチャット メッセージを移行する機能は現在ベータ版であり、Google Workspace サービス固有の利用規約の「一般提供前サービス規約」の条項が適用されます。
Google Workspace に移行する場合は、新しいデータ移行サービスのチャット移行機能を使用して、ユーザーのチャット メッセージを Microsoft Teams から Google Chat に移動できます。
特に指示がない限り、移行先の Google Workspace アカウントの Google 管理コンソールで次の手順を実施します。移行の設定と実行は、特権管理者が行ってください。また、販売パートナーは顧客アカウントへデータを移行することができません。
移行スケジュール
重要: 移行開始から 30 日以内に、スペースのロールアウトを含む移行プロセス全体を完了する必要があります。移行プロセスには、以下の手順と、移行を実行するの手順が含まれます。期限内に完了しないと、移行は失敗します。
ステップ 1: Microsoft アカウントに接続する
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管理コンソールで、メニュー アイコン [データ] [データのインポートとエクスポート] [データの移行] に移動します。
- [Microsoft Teams] で [移行] をクリックします。
- [Microsoft アカウントに接続] をクリックし、Microsoft アカウントでグローバル管理者としてログインします。
ログインに成功すると、[接続済み] というメッセージが表示されます。ログインできない場合は、グローバル管理者アカウントを使用して Microsoft にログインしていることをご確認ください。
ステップ 2: 移行するチームのリストを作成する
チャットの移行では、リスト内のチームに属するチャネルが移行されます。カンマ区切り値(CSV)ファイルを作成するか、既存のファイルを適切な形式に更新します。
重要: CSV ファイルのサイズは 10 MB 未満で、データ行数が 150,000 行未満である必要があります。
既存のファイルを更新する場合は、次のいずれかのオプションを選択します。
- [サンプル ファイル] を選択し、[サンプル CSV をダウンロード] をクリックしてサンプル ファイルを取得します。
- [Teams のリスト CSV ファイル] を選択し、Microsoft Teams 管理センターからファイルをダウンロードします。ファイルのエクスポートについて詳しくは、Microsoft Teams 管理センターでチームを管理するをご覧ください。
独自のファイルを作成する場合:
- スプレッドシート プログラムを開きます。
- 最初の列のヘッダーに Source MicrosoftTeamsID を追加します。
- 別の行に、移行するチームのグループ ID を追加します。
- スプレッドシートを CSV ファイルとして保存します。
例:
Source MicrosoftTeamsID |
8f445146-9d80-b020-d50d5589ab |
bd4685f0-61f2-4789-4c1cda85d93 |
d0bef58c-9a55-4d8d-976c89n006 |
ステップ 3: ファイルをアップロードする
- 管理コンソールで、[移行マップの CSV をアップロード] をクリックします。
- CSV マッピング ファイルに移動して選択 [開く] をクリックします。
- タスクアイコン をクリックして、マッピング ファイルが正常にアップロードされたことを確認します。
ステップ 4: ID マップを作成してアップロードする(必要な場合)
次に、新しくファイルを作成して、移行元アカウントのユーザーのメールアドレスを Google Workspace アカウントにマッピングします。ID マップは必要な場合とそうでない場合があり、次の状況では、ID マップが必要ありません。
- 移行元アカウントのユーザーのメールアドレスが Google Workspace のアドレスと同じである。たとえば、ユーザーの使用しているメールアドレス([email protected])が Microsoft アカウントと Google Workspace アカウントで同じ場合です。
- すべてのユーザーが移行先アカウントで同じユーザー名を保持し、別のドメイン名にマッピングされている。たとえば、すべてのユーザーがドメイン名 @example.com を使用していて、ドメイン名 @altostrat.com に移行する場合です。移行元アカウントと移行先アカウントで同じユーザー名を使用しますが、ドメイン名は変更されます。
このような場合は、ステップ 5(後述)の設定を使用してユーザーのメールアドレスを移行できます。
マッピングが必要なユーザーとそうでないユーザーがいる場合は、マッピングが必要なユーザーのみを追加することができます。変更されていないユーザーについては、ステップ 5(後述)の [ID マップに含まれていない ID をマッピングする] チェックボックスもオンにしてください。
ID マップを作成する
ヒント: [サンプル CSV をダウンロード] をクリックすると、サンプルの CSV ファイルを取得できます。
- スプレッドシート プログラムを開きます。
- 最初の列に [Source Email] という見出しを追加し、2 番目の列に [Destination Email] という見出しを追加します。
- 有効なメールアドレスを使用して、移行元アカウントと移行先アカウント(Google Workspace アカウント)のユーザーのメールアドレスを追加します。
CSV ファイルのサイズは 10 MB 未満で、データの行数が 150,000 行未満である必要があります。
- スプレッドシートを CSV ファイルとして保存します。
例:
Source Email | Destination Email |
[email protected] | [email protected] |
[email protected] | [email protected] |
ファイルをアップロードする
- 管理コンソールで、[ID マップの CSV をアップロード] をクリックします。
- CSV マッピング ファイルに移動して選択 [開く] をクリックします。
- タスクアイコン をクリックして、マッピング ファイルが正常にアップロードされたことを確認します。
手順 5: 移行設定を選択する
- [開始日] をクリックし、チャット メッセージを移行する日付を入力して [OK] をクリックします。
チャットの移行では、選択した日付から移行の開始日までにやりとりされたメッセージが移行されます。
- (省略可)ID マップに含まれていないユーザーを含め、すべてのユーザーをマッピングするには、[ID マップに含まれていない ID をマッピング] チェックボックスをオンにして、次のいずれかを選択します。
- 移行元アカウントのユーザーのメールアドレスが Google Workspace のアドレスと同じ場合は、[ID の移行元ドメインを保持する] を選択します。
- 移行したすべてのユーザーのドメイン名を変更する場合は、[ID にターゲット ドメインを使用する] を選択して [ドメイン] をクリックし、Google Workspace ドメイン名を選択します。
- [保存] をクリックします。
次のステップ
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