この記事は、ユーザーに対して GWSMO を設定する管理者を対象としています。ユーザーの方は、GWSMO をダウンロードしてインストールするをご覧ください。
Google Workspace Sync for Microsoft Outlook(GWSMO) をダウンロードしてインストールするには、事前に Google 管理コンソールでいくつかの設定を完了しておく必要があります。続いて、スマート機能とパーソナライズを許可するかどうかや、組織のユーザーに Exchange ユーザーの空き情報の確認を許可するかどうかを指定できます。
ステップ 1: 管理コンソールで GWSMO を設定する
GSSMO を使用するには、Google 管理コンソールで GWSMOが 有効にしておく必要があります。
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- アカウントに対して GWSMO を有効にするには:
- メニュー アイコン [アプリ] アイコン [Google Workspace] [Gmail] をクリックします。
- [エンドユーザー アクセス] [Google Workspace Sync] をクリックします。
- [ユーザーが Google Workspace Sync for Microsoft Outlook を使用できるようにする] チェックボックスをオンにして、[保存] をクリックします。
- ユーザーがプロファイルを作成できるように Google カレンダー サービスを有効にする方法については、ユーザーのカレンダーを有効または無効にするをご覧ください。
- 組織の連絡先の共有を有効にして、ユーザーのグローバル アドレス一覧が動的に更新されるようにするには:
- メニュー アイコン [ディレクトリ] [ディレクトリ設定] をクリックします。
- [共有設定] [連絡先の共有] をクリックします。
- [連絡先の共有を有効にする] チェックボックスをオンにします。
- [保存] をクリックします。
- Google ドライブ サービスを有効にするには、ユーザーのドライブを有効または無効にするをご覧ください。
- ユーザーにドライブ アプリのインストールを許可するには(メモをドライブと同期するために必須):
- メニュー アイコン [アプリ] アイコン [Google Workspace] [ドライブとドキュメント] [機能とアプリケーション] をクリックします。
- [Drive SDK] をクリックし、[Drive SDK API 経由での Google ドライブへのアクセスをユーザーに許可する] チェックボックスをオンにします。
- [保存] をクリックします。
ステップ 2: GWSMO をインストールする
Google Workspace と Outlook の間でデータを同期する組織内のユーザーは、自分のクライアント パソコンに GWSMO をインストールする必要があります。インストールには次の 2 つの方法があります。
方法 1: MSI ファイルをユーザーにプッシュする
- GWSMO のダウンロード ページから MSI ファイルをダウンロードします。
ユーザーが使用している Outlook のバージョンに応じて、適切なエディション(32 ビットまたは 64 ビット)を選択してください。
- 組織のアプリケーションをデプロイする際に使用するソフトウェアを使用して、MSI ファイルをユーザーにプッシュします。
- ファイルをインストールするようユーザーに案内します。管理者が GWSMO をパソコンにダウンロードした場合の手順をお伝えください。
方法 2: ユーザーが自分で GWSMO をダウンロードしてインストールする
- GWSMO のダウンロード ページから Recommended for users の EXE ファイルをダウンロードするようユーザーに案内します。
- ユーザーが自分で GWSMO をダウンロードしてインストールする場合の手順に沿って、ユーザーがインストールを完了します。
各クライアント パソコンでのデフォルトのインストール場所は、C:\Program Files\Google\Google Apps Sync です。
ステップ 3: スマート機能とパーソナライズを有効にする(省略可)
データを移行する前に、Gmail、Google Chat、Meet のスマート機能および他の Google サービスのパーソナライズ機能が、Gmail、Chat、Meet のデータを使用できるようにするかどうかを決める必要があります。Gmail の自動並べ替えなど、一部の機能を利用するには、データを移行する前に移行先のアカウントでスマート機能とパーソナライズをオンにする必要があります。
詳細についてはスマート機能とパーソナライズをオンにする方法についての記事をご覧ください。
ステップ 4: Exchange の空き情報を設定する(省略可)
ユーザーに Exchange ユーザーの空き情報の照会を許可する場合や、GWSMO を Google Workspace と Exchange の混合環境で使用している場合は、追加の手順が必要になります。
1. Google Calendar Connector Web Service を設定する
インストールおよび設定方法については、Google Calendar Connector Web Service のインストールおよび設定ガイドをご覧ください。
重要:
- Exchange サーバーが Exchange Online(Microsoft 365) の場合、Google Calendar Connector Web Service は使用できません。
- このウェブサービスを設定するときは、Google Calendar Connector Sync Service を設定しないようにしてください。
- Google Calendar Connector Web Service のインストールに関するトラブルシューティングは、Google サポートの対象外です。
2. レジストリキーを作成する
GWSMO がインストールされている各パソコンで、次のレジストリキーと文字列値を作成します。32 ビット版の Outlook を 64 ビット版の Windows で実行している場合は、32 ビットのアプリケーション用の適切な場所にレジストリキーを作成してください。Windows レジストリの使用方法については、レジストリを使用してオプションを設定するをご覧ください。
- レジストリキー - HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Google Apps Sync\CalendarSync
- 文字列値 - 値の名前: FreeBusyURL、値のデータ: <Calendar Connectors の URL>
例: http://example.com/GCalExchangeLookup/ExchangeQuerier.aspx
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