グループ管理者は、組織内の任意のグループのメンバーにロールを割り当てることができます(自分が作成したグループでなくても構いません)。グループ内の各ロールには、コンテンツを閲覧、投稿、管理する権限や、そのグループ内のメンバーを管理する権限が設定されていて、メンバーは割り当てられたロールに応じた操作を行うことができます。
デフォルトのロール
各グループには、メンバーに割り当てることができる 3 つのデフォルトのロールがあります。
オーナーデフォルトでは、オーナーの役割を付与されたメンバーには、グループのすべての権限があります。グループの権限の多くはオーナー以外のユーザーにも割り当てることができます。メンバーとコンテンツを管理する権限の一覧をご確認ください。
オーナーのみ行える操作:
- グループを削除する
- 他のグループ メンバーをオーナーにする
- 他のオーナーの設定を変更する
- Google データ エクスポートを使用してグループのメッセージを書き出す
グループの設定を変更できるのは、グループのオーナーとマネージャーのみに限られています。
仕事用アカウントまたは学校用アカウントにログインしている場合、管理者は、所定のグループの一部のオーナー権限のみ取り消すことができます。
- 取り消し可能 - メッセージを投稿する権限、新しいメンバーを追加、招待、承認する権限
- 取り消し不可 - メンバーや会話を表示する権限、他のオーナーに連絡する権限
なお、グループを別のグループのオーナーにすることはできません。
管理者には、組織内の全グループ(ユーザーが作成したグループも含む)のオーナーの役割が自動的に割り当てられます。
おすすめ
誰かにオーナーの役割を割り当てると、そのユーザーにはグループに対する最高レベルの管理権限が付与されます。したがって、オーナーの人数はできるだけ少なくすることをおすすめします。
デフォルトでは、マネージャーは、以下の操作以外はオーナーができる操作をすべて行えます。
- グループを削除する。
- 他のメンバーをオーナーにする。
- オーナーの役割または登録設定を変更する。
グループのオーナーは、いずれの権限でもオーナー限定にして、マネージャーが行える操作を制限することができます。ただし、マネージャーは、必要に応じて権限の設定を変更して、その権限の割り当て先にマネージャーを含めるようにすることができます。
なお、グループを別のグループのマネージャーにすることはできません。
デフォルトでは、グループ メンバーには基本的な権限が付与されます。組織ならびにグループの設定によって、基本的な権限に含まれる権限(会話を閲覧する権限、会話に投稿する権限、メンバー一覧を表示する権限など)は異なります。グループのオーナーとマネージャーは、メンバーの役割に権限を追加することも、メンバーの権限を制限することもできます。メンバーの役割に付与されている権限は、マネージャーとオーナーにも自動的に付与されます。
メンバーにデフォルトのロールを割り当てる
管理コンソールの使用
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管理コンソールで、メニュー アイコン [ディレクトリ] [グループ] にアクセスします。
- グループの名前 [メンバー] をクリックします。
- (省略可)メンバーのリストをフィルタするには、上部にある [フィルタを追加] をクリックしてフィルタを選択します。さらにフィルタするには、検索するテキストを入力して [適用] をクリックします。
- 1 人のメンバーにロールを割り当てるには:
- 設定を変更するユーザーの [ロール] で、下矢印アイコン をクリック 新しいロールを選択します。
- [保存] をクリックします。
- 複数のメンバーに同じロールを一度に割り当てるには:
- ロールを変更するメンバーの横にあるチェックボックスをオンにします。
- 上部にある [一括変更] [ロール] をクリックします。
- ロールを選択して [適用] をクリックします。
Google グループを使用する
ビジネス向け Google グループを有効にする必要があります
- Google グループにログインします。
- グループの名前をクリックします。
- ページ左側の [メンバー] をクリックします。
- 1 人のメンバーにロールを割り当てるには: 目的のメンバーにカーソルを合わせ、[役割] 列で役割を選択します。
- 複数のメンバーに同じロールを一度に割り当てるには:
- 設定を変更するメンバーにカーソルを合わせ、名前の横のチェックボックスをオンにします(複数選択可)。
- 右側のリストの上にある役割変更アイコン をクリックします。
- 新しい役割を選択します。
ヒント: Google グループを使用して組織のグループを管理する方法について詳しくは、ラーニング センターをご覧ください。
カスタムロールを作成し、割り当てる
Google グループを使用する
ビジネス向け Google グループを有効にする必要があります
デフォルトのロールとは異なるロールが必要な場合は、カスタムロールを作成できます。「カスタムの役割を変更できるユーザー」権限があるメンバーは、カスタムロールを作成および削除することも可能です。ただし、権限の中にはオーナー、マネージャー、メンバーにのみ付与でき、カスタムロールには付与できないものがあります。
手順については、ラーニング センターのカスタムロールを作成するをご覧ください。
ロールの権限を確認、変更する
管理コンソールの使用
管理コンソールでは、グループ メンバーに関する基本設定を変更できます。たとえば、会話の閲覧、会話への投稿、メンバーの閲覧、新規メンバーの追加、招待、承認を行えるユーザーを設定できます。
詳しくは、アクセス設定を変更するをご覧ください。
Google グループを使用する
ビジネス向け Google グループを有効にする必要があります
グループのオーナー、マネージャー、メンバーに許可する操作(メッセージの承認、メンバーの表示、投稿の削除など)を変更できます。組織のグループ設定によっては、組織内のすべてのユーザーまたはウェブ上のすべてのユーザーに、特定のタスクを許可することもできます。カスタムロールを作成して権限を設定することも可能です。
手順については、ラーニング センターの一部のユーザーに権限を割り当てるをご覧ください。
動的グループのロールについて
管理者、グループ オーナー、グループ マネージャーは、動的グループにロールを割り当てることができます。管理者とオーナーはあらゆる役割(オーナー、マネージャー、メンバー)を割り当てることができ、マネージャーはマネージャーまたはメンバーのロールを割り当てることができます。
動的グループのグループのオーナーとマネージャーには、次の制限があります。
- マネージャーやオーナーがユーザーを手動で追加または削除することはできません。メンバーシップは動的グループのクエリのみに基づいています。
- マネージャーまたはオーナーは、動的グループのクエリを変更できません。クエリを変更できるのは、Google 管理コンソールまたは Cloud Identity Groups API を使用する管理者のみです。
- マネージャーまたはオーナーが(動的グループのクエリまたはユーザー属性が変更されたために)グループから削除された後で再承認された場合、以前に割り当てられたロールではなく、メンバーのロールに再参加することになります。
- グループが削除された後で再作成された場合、以前のマネージャーまたはオーナーは、以前に割り当てられたオーナーまたはマネージャーのロールではなく、メンバーのロールに再参加することになります。
動的グループ内でロールを割り当てる手順については、上述のメンバーにデフォルトのロールを割り当てるをご覧ください。