このセクションでは、設定ウィザードを使って Password Sync を設定する方法について説明します。コマンドラインを使用して設定する方法については、コマンドラインから Password Sync をインストールして設定するをご覧ください。
次に、Google Workspace ドメインと認証方法を追加する必要があります。
現在: 手順 5/7
ステップ 1: Google Workspace ドメインを追加する
- [スタート] メニューから [Password Sync] [はい] [次へ] をクリックします。
- Google Workspace 管理者のメールアドレスを追加します。
Password Sync はこのメールアドレスを使用してパスワードを更新します。このアドレスは Google 管理コンソールの監査ログにも表示されます。
重要: 続行する前に、この管理者が管理コンソールにログインし、利用規約に同意しておく必要があります。
手順 2: 認証方法を設定する
サービス アカウントを使用する場合:
- [サービス アカウント] を選択します。
- [認証情報を読み込む] をクリックし、サービス アカウントの JSON ファイルを選択します。
[ステータス] の値が [認証済み] に変わります。
注: JSON ファイルには、Google ドメインにアクセスするための鍵が保存されています。このファイルは認証後にシステムから削除してください。
3-legged OAuth を使用する場合:
- [3-legged OAuth] [Authorize Now] を選択します。
- メッセージが表示されたら、3-legged OAuth の設定に使用したメールアドレスで Google アカウントにログインし、[Continue] をクリックします。
- メッセージが表示されたら、管理者のユーザー名とパスワードを入力して [Sign in] をクリックします。
- [Allow] をクリックします。
[Authorization has been granted successfully. Please switch to your application] というメッセージが表示されます。
-
ブラウザを閉じて Password Sync に戻ります。[Status] の値が [Authorized] に変わります。
- Password Sync の画面に [Authorized] と表示されない場合は、Password Sync の設定画面の下部にあるエラー メッセージを参照してください。認可がブロックされる原因として一般的に考えられるのは、ユーザーが特権管理者でないか、サーバーの時刻とタイムゾーンが正しく設定されていないことです。
ステップ 3: 認可アクセス方法を設定する
- [次へ] をクリックします。
- Active Directory のクエリに使用する Password Sync の認証アクセス方法を選択します。詳しくは、下にある認可アクセス方法をご覧ください。
- [Base distinguished name (DN)] には、デフォルトの値をそのまま使用するか、別のベース DN を入力します。
Google Cloud Directory Sync (GCDS) を使用する場合、この設定は通常、GCDS のベース DN の設定と同じになります。
- [Mail Attribute] に、各ユーザーの Google メールアドレスを含む Active Directory ドメインのメール属性(通常は「mail」)を入力します。
属性の値は、アドレスのドメイン部分を含め、Google のメールアドレスと完全に一致する必要があります。GCDS で [Replace domain names in LDAP email addresses] オプションを使用している場合は、それも別の属性である可能性があります。
- [次へ] をクリックします。
[Summary] 画面に、設定が保存されたことと、サービスが実行されていることが示されます。
- [完了] をクリックします。
- ドメイン内のドメイン コントローラごとに、この手順を繰り返します。
認可アクセス方法
アクセス方法 | 説明 |
---|---|
Application's Security Context |
デフォルトの推奨設定です。Password Sync は、ユーザー アカウントではなく、NetworkService アカウントのセキュリティ コンテキストで実行されます。 Server Core ドメイン コントローラがある場合、またはコマンドラインから Password Sync を設定する場合は、このオプションを選択する必要があります。 |
Anonymous | Password Sync は認証に Active Directory Service Interfaces(ADSI)を使用します。 匿名アクセスは、ほとんどの Active Directory 設定でサポートされていないため、おすすめしません。 |
User Credentials |
Password Sync は認可されているユーザーに代わって動作します。このユーザーはドメイン管理者である必要はなく「This object and all child objects」に対して「List Contents」、「Read All Properties」、「Read Permissions」のロールを持つアカウントを指定できます。 認可されているユーザーは、Active Directory からユーザーのメールアドレスを取得します。パスワードを同期させたい全ユーザーのメール属性の読み取りアクセス権を持っている必要があります。 このオプションを選択した場合は、[Authorized User] と [Password] に入力します。 |
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