管理者は、YouTube の制限付きモード設定を使用して、ログイン中のユーザーが視聴できる YouTube 動画を組織内とネットワーク上で制限できます。
注: 不適切なコンテンツを見つけた場合はご報告ください。なお、報告されたコンテンツが自動的に削除されるわけではなく、まず、コンテンツが YouTube のコミュニティ ガイドラインに準拠しているかどうかの審査が行われます。詳しくは、不適切なコンテンツの報告をご覧ください。
YouTube 制限付きモード
YouTube 制限付きモードを有効にすると、視聴可能なほとんどの動画を残しつつ、成人向けの可能性がある動画を除外できます。Google Workspace の任意のバージョンで制限付きモードを有効にすると、次のようになります。
- ユーザーは視聴中の動画のコメントを表示したり、YouTube に動画をアップロードしたりすることはできません。
- 広告のカスタマイズ設定は変更されません。
コンテンツをさらに追加する場合は、承認者を指名します。承認者には動画を承認できる権限があり、承認者は追加する動画を検索して承認し、ログイン中の組織内のユーザーが視聴できるようにすることができます。詳しくは、組織の YouTube 動画の承認者を追加するをご覧ください。
制限レベル
管理コンソールで設定できる YouTube 権限は、次の 4 つです。
- YouTube アクセス制限(高) - 最も厳格な設定ですが、すべての動画がブロックされるわけではありません。多数の動画が自動的に除外されるものの、残りの動画は引き続き視聴できます。
- YouTube アクセス制限(中) - YouTube アクセス制限(高)と似ていますが、視聴できる動画の本数がはるかに多くなります。
- YouTube を無制限に利用できる - 制限付きモードの両方(高、中)が無効になります。組織内のユーザーに YouTube へのアクセスを無制限に許可する場合にのみ適用してください。
この設定を有効にすると、ネットワーク レベルの制限を設定している場合でも、ログイン中のユーザーは YouTube のすべてのコンテンツをブラウジングできます。
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動画を承認できる - 動画を承認できるユーザーまたは組織部門を管理者が指定できます。承認された動画は、ログイン中の組織内のユーザーが視聴できるようになります。なお、承認者に手動で承認された動画またはチャンネルは、YouTube の検索結果には表示されません。そうしたコンテンツを共有するにはリンクを使用する必要があります。詳しくは、組織の YouTube 動画の承認者を追加するをご覧ください。
ユーザーまたはグループごとに異なる設定を適用する
ユーザーまたは Chrome デバイスのグループごとに異なる設定を適用するには、設定を適用するグループを固有の組織部門として配置し、YouTube 制限付きモードなどの設定をそのグループにのみ適用するようにします。詳しくは、組織構造の仕組みをご覧ください。
制限はおすすめの動画、関連動画、検索にも適用されますか?はい。おすすめの動画、関連動画、検索可能な動画のすべてに制限が適用されます。
- YouTube を無制限に利用できる権限を管理者が付与していない場合、ユーザーには動画を視聴できないことを知らせるアラートが表示されます。
- 無制限に利用できる権限が付与されていて、かつ Google Workspace アカウントにログイン中のユーザーは、YouTube 上のほとんどの動画を視聴できます。
- 承認者に指定されていて、かつ Google Workspace アカウントにログイン中のユーザーに対しては、動画を承認するオプションが動画プレーヤーの下に表示されます。
- 無制限に利用できる権限と動画を承認する権限がないユーザーは、承認されていない動画を視聴することも、承認することもできません。ドメイン管理者が、その動画を承認するか、そのユーザーを承認者に指定することができます。
ログイン中のユーザーについては、管理コンソールの設定がネットワークまたはデバイスの設定より優先されます。たとえば、使用しているネットワークに YouTube アクセス制限(高)が適用されている一方、所属している組織部門には YouTube アクセス制限(中)が適用されている場合、そのユーザーには YouTube アクセス制限(中)が適用されます。
2021 年 9 月 1 日より、Google Workspace for Education ユーザーの YouTube へのアクセスは、Google 管理コンソールの年齢に基づく新しいアクセス設定に基づいて変更されます。各教職員の設定が 18 歳以上になっていることをご確認ください。そうでない場合は、自分が作成した YouTube の教育コンテンツにもアクセスできなくなります。詳しくは、Google サービスへのアクセスを年齢で制御するをご覧ください。
注: 生徒に対して YouTube が無効になっていても、教師に対して有効であれば、生徒は教師が Classroom や他の Google Workspace アプリで共有した動画を見ることができます。
制限付きモードを設定する
始める前に: 必要に応じて、部門やグループに設定を適用する方法をご確認ください。
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管理コンソールで、メニュー アイコン [アプリ] [その他の Google サービス] [YouTube] にアクセスします。
- [コンテンツの設定] [設定] をクリックします。
- [ログインしている組織内ユーザーは制限付きおよび承認済みの動画を視聴できる] チェックボックスをオン [保存] をクリックします。
- (任意)確認済みの Classroom の教師が YouTube 動画を承認できるようにするには:
- [特別承認者] をクリックします。
- [確認済みの Google Classroom の教師は動画を承認できる] チェックボックスをオン [保存] をクリックします。
- (任意)組織が承認した動画を確認するには、[承認済みの動画を表示] をクリックします。
- [YouTube の設定] [権限] をクリックします。
- 権限レベルを選択します。
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[保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。
継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。
ログインしていないユーザーへの制限の適用
管理コンソールの設定は、ログアウト中のユーザーには適用されません。ログインしていないユーザーに制限を適用し、ネットワーク設定を更新するには、ユーザーが視聴できる YouTube コンテンツを制限するの手順で設定してください。
その他のコンテンツの制限
Google Workspace for Education サービス内(Google Classroom など)の YouTube 動画では、非公開動画や音楽を含む動画など、一部の動画が再生できない場合があります。
Google Workspace for Education サービスで動画を再生できず、ユーザーが youtube.com を利用できる場合、視聴者が動画を再生しようとすると、YouTube へのリンクが表示されることがあります。
YouTube Premium
Google Workspace アカウントを使用して YouTube Premium にアクセスしたり登録したりすることはできません。