サポート対象エディション: Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus。 エディションの比較
Gmail ログには、Gmail のメール配信プロセスにおける各段階の記録が保存されます。配信プロセスでの Gmail のフローを分析するには、Gmail ログを BigQuery プロジェクトのデータセットに割り当てます。Gmail ログを割り当てると、レポートを表示できるようになります。
注: BigQuery で Gmail ログを設定する前に作成されたログは、BigQuery にエクスポートできません。
Gmail ログを BigQuery のデータセットに割り当てる
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管理コンソールのホームページから、[アプリ] [Google Workspace] [Gmail] [設定]
[BigQuery のメールログ] にアクセスします。
- [有効にする] をクリックします。
- 設定の概要に表示される説明を入力します。
- Gmail ログに使用する BigQuery プロジェクトを選択します書き込みアクセスが可能なプロジェクトを選択してください。
- Gmail ログが保存されているデータセット名を入力するか、デフォルトの名前 gmail_logs_dataset を使用します。
- (省略可)[データセットの地理的な保管場所を特定のロケーションに制限する] [ロケーションを選択]をクリックします(米国など)。
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[保存] をクリックします。
- 設定を保存したら、BigQuery プロジェクトに戻ります。次の情報を含むデータセットがプロジェクトに追加されます。
- 通常のロール: プロジェクト オーナー、プロジェクト編集者、プロジェクト閲覧者
- データセットの編集者として指定された 4 つのサービス アカウント:
- [email protected]: ログを書き込みます。
- [email protected]: ログを書き込みます。
- [email protected]: テンプレート テーブルが誤って削除された場合に自動的に復元します。
- [email protected]: 今後のスキーマの更新を行います。
注: これらのサービス アカウントを削除したり、ロールを変更したりしないでください。これらは必須アカウントです。
- サービス アカウントが追加されたことを確認するには、新しいデータセットにカーソルを合わせて、データセット名の横にある下矢印をクリックします。
- [共有データセット] をクリックします。これで、毎日のメールログが BigQuery に書き出されるようになります。
変更には最長で 24 時間かかることがありますが、通常はこれより短い時間で完了します。詳細
daily_ テーブル
BigQuery のメールログを有効にすると、daily_ という名前の新しいテーブルがデータセットに追加されます。このテーブルは、毎日作成されるテーブルのスキーマを提供するテンプレートです。daily_ テンプレートを作成すると、データセットに毎日自動的にテーブルが作成され、ログを参照できるようになります。
daily_ テーブルに関する注意点:
- テーブルは常に空であり、期限切れになることはありません。
- このテーブルを削除、変更したり、テーブル名を変更したり、テーブルにデータを追加したりしないでください。
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これは日付パーティション分割テーブルです。実際のデータは、イベントが発生した GMT 時間に基づいて、テーブル daily_YYYYMMDD に書き込まれます。
Gmail ログのクエリ
クエリの例
Gmail のログに対する BigQuery のクエリ例をいくつかお試しください。これらは、Gmail ログの一般的な使用例です。
カスタムクエリ
BigQuery での Gmail ログのスキーマを使用し、カスタムクエリを作成します。
クエリ用の SQL 言語
BigQuery では、次の 2 つのクエリ用の SQL 言語がサポートされています。
一部のフィールドでデータの後半が省略される場合がある
BigQuery の行の最大サイズは 1 MB であるため、ログが 1 MB から 1 KB を引いたサイズより小さくなり BigQuery に正常に挿入されるよう、一部のフィールドでは値が省略されます。1 KB は意図的にバッファとして残されます。
ログが長すぎる場合、またはログ内のトリガーされたルール(triggered_rule_info)の数が大きすぎる場合は、以下のフィールドの値の後半が省略されることがあります。
message_info.subject
message_info.source.from_header_displayname
message_info.triggered_rule_info.string_match.match_expression
message_info.triggered_rule_info.string_match.matched_string
詳しくは、BigQuery での Gmail ログのスキーマをご覧ください。
関連情報
サンドボックスの有効期限
次の BigQuery サンドボックス オブジェクトの有効期限は 60 日です。
- テーブル
- パーティション
- パーティション テーブル内のパーティション
- ビュー
テーブルのデフォルトの有効期限は変更できます。
テーブルの有効期限が切れたり、テーブルが削除されたりしても、2 日以内であれば復元可能です。