この機能に対応しているエディション: Enterprise Plus、Education Standard、Education Plus、Enterprise Essentials Plus。 エディションの比較
TLS(Transport Layer Security)は、受信と送信の両方のメール トラフィックでメールを暗号化して安全に配信するプロトコルです。このプロトコルにより、メールサーバー間の傍受を防ぐことができます。暗号化レポートでは、TLS を使用してドメイン内で暗号化されたメールの件数を確認できます。
注: セキュリティ ダッシュボードには、暗号化に関するデータの概要も表示されます。詳しくは、セキュリティ ダッシュボードに関する記事をご覧ください。
暗号化レポートを表示する
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管理コンソールで、メニュー アイコン [セキュリティ] [セキュリティ センター] [ダッシュボード] にアクセスします。
- [暗号化] パネルの右下にある [レポートを表示] をクリックします。
暗号化のグラフ
このグラフには、TLS と非 TLS に分類されたメールが表示されます。
- TLS - Transport Layer Security(TLS)プロトコルを使用して送信されたメール
- 非 TLS - Transport Layer Security(TLS)プロトコルを使用せずに送信されたメール
注: 凡例をクリックすると、グラフの線を非表示にできます。たとえば、[TLS] をクリックすると、その線はグラフに表示されなくなります。これは、線が重なっている場合に特に便利です。
グラフの上にあるプルダウン メニューを使用すると、グラフをカスタマイズして、特定の種類のメールについてのみ詳細を表示できます。
フィルタ | 説明 |
---|---|
トラフィック ソース: すべて、外部、内部 |
外部 - ドメイン外のユーザーから送信されたメールのみが示されます。 内部 - ドメイン内のユーザーから送信されたメールのみが示されます。 |
受信または送信 | 受信 - ドメイン内のユーザーが受信したメールのみが示されます。ドメイン内に限らずドメイン外のユーザーから送信されたメールも示されます。 送信 - ドメイン内のユーザーが送信したメールのみが示されます。ドメイン内に限らずドメイン外のユーザーに送信されたメールも示されます。 |
ドメイン | レポート対象のドメインを選択します。 |
期間 |
今日、昨日、今週、先週、今月、先月から選択したり、さかのぼる日数(180 日まで)を指定したり、開始日や終了日を入力したりしてデータを表示し、レポートをカスタマイズします。期間を設定したら、[適用] をクリックします。 注: このレポートには過去 31 日間のデータのみが表示されます。たとえば、パラメータを最長 60 日間に設定しても、31 日より前のデータはレポートに表示されません。 |
グラフのデータを含むスプレッドシートを生成するには、[シートをエクスポート] をクリックします。暗号化グラフ内のデータに対応するスプレッドシートが生成され、[マイドライブ] フォルダに保存されます。
現在と過去のデータを比較する
現在のデータを過去のデータと比較するには、右上の [統計分析] で [パーセンタイル] を選択します(セキュリティ ダッシュボードのグラフによってはご利用いただけません)。 履歴データの 10、50、90 の各パーセンタイルを示すオーバーレイがグラフ上に表示されます(大半のデータは 180 日分、Gmail データは 30 日分)。別の分析を行う場合は、グラフの右上にあるメニューでオーバーレイの線を変更します。
暗号化の表
特定のドメインと IP アドレスからドメインに送信されたメールのうち、暗号化されているメールと暗号化されていないメールの件数も確認できます。
たとえば、グラフの TLS の線にある 8 月 21 日のデータポイントをクリックすると、暗号化されたメールをその日に多く送信したドメインの表が示されます。この表には、ドメインと TLS のメール件数が示されます。[IP アドレス] をクリックすると、暗号化されたメールを多く送信した IP アドレスの詳細を確認できます。
注: 暗号化の表のドメインの列には、メールの送信元 IP アドレス のドメインが表示されます。IP アドレスが関連するドメインが不明な場合、この列は空白になります。