Cloud Search Platform でのみ利用できます
Google Cloud Search 用のカスタム検索アプリケーションを作成すると、組織のビジネスニーズに合わせて検索機能をカスタマイズし、検索可能なコンテンツを制御できるようになります。また、ユーザーが検索結果を絞り込んでより関連性の高い結果を取得できるようにすることもできます。
ユーザーが社内データを検索する際に使用する検索インターフェースには、少なくとも 1 つの対応する検索アプリケーションが必要です。検索アプリケーションには、クエリ用のデフォルト パラメータ(含めるデータソース、並べ替え順序、フィルタ、リクエストするファセットなど)が用意されています。
デフォルトの検索アプリケーションとは
組織では、cloudsearch.google.com と Cloud Search モバイルアプリで、デフォルトの検索アプリケーションを使用できます。これらのデフォルトのアプリケーションでは、Gmail やドライブなどの Google Workspace サービスを検索できます。ビジネスニーズに合わせて、デフォルトのアプリケーションをカスタマイズすることもできます。たとえば、データベース リポジトリなど、サードパーティのデータソースをデフォルトの検索アプリケーションに追加することができます。
始める前に
カスタム検索アプリケーションを作成する前に、次の要件を満たす必要があります。
- デベロッパーは、Cloud Search Indexing API を使用して構造化データ用のスキーマを定義する必要があります。詳しくは、スキーマを作成して登録する方法についてのページをご覧ください。
- データソースを少なくとも 1 つ追加する必要があります。詳しくは、Google Cloud Search でデータソースを追加するをご覧ください。
カスタム検索アプリケーションを作成する
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管理コンソールで、メニュー アイコン [アプリ] [Google Workspace] [Cloud Search] にアクセスします。
- [検索アプリケーション] をクリックします。
- 上部にある追加アイコン をクリックします。
- [表示名] にこの検索アプリケーションの名前を入力して [作成] をクリックします。
検索アプリケーションが、自動生成されたアプリケーション ID とともにリストに表示されます。 - 作成した検索アプリケーションにカーソルを合わせて、編集アイコン をクリックします。
- [データソース] にカーソルを合わせて、編集アイコン をクリックします。
- この検索アプリケーションに対して有効にするデータソースのスイッチをオン にします。
- (省略可)データソースの検索オプションを設定するには、後述の検索オプションを設定するをご覧ください。
- (省略可)Cloud Search が検索結果にカスタマイズしたランキング* を適用しないようにするには、次の手順でこの機能を無効にします。
- [調整パラメータ] の [カスタマイズしたランキング] にカーソルを合わせ、編集アイコン オフアイコン をクリックします。
- [完了] をクリックします。
*カスタマイズされたランキングを適用すると、ユーザー自身に直接関係する検索結果の優先度が高くなります。たとえば、ユーザーと直接共有されているドキュメントは、そのユーザーが所属するグループと共有されているドキュメントよりも表示順位が高くなります。
追加した検索アプリケーションが、検索アプリケーションのリストに表示されます。デベロッパーが検索ウィジェットを埋め込んだり Query API を使用したりする場合は、アプリケーション ID が必要になります。詳しくは、検索インターフェースをご覧ください。
検索オプションを設定する
検索アプリケーションを作成する際には、有効にしたデータソースごとに異なる検索オプションを設定することができます。設定できる検索オプションは、デベロッパーがスキーマを作成して登録する際に各データソースに対して設定した内容によって異なります。これらのオプションの設定方法がわからない場合は、担当の Google Cloud Search デベロッパーにお問い合わせください。
フィルタ
- [フィルタ] をクリックします。
- スキーマを設定したデベロッパーの協力のもと、このデータソースに適用するフィルタ設定の JSON コードを入力します。詳しくは、フィルタを追加する方法についてのページをご覧ください。
- [保存] をクリックします。
検索の精度
[検索の精度] では、特定のデータソースからの検索結果の重要度と、そのデータソースから順次に表示される検索結果の件数を設定できます。ソースの重要度は、Cloud Search から返される検索結果のランキングに影響します。たとえば、エンジニアリング グループに対してはコードデザインに関するドキュメントが検索結果の上位に表示されるようにし、マーケティング グループに対しては製品仕様に関するドキュメントが検索結果の上位に表示されるようにすることができます。
Google Workspace サービスの場合、検索の精度は自動設定されます。
[設定] 列の、上の手順 8 でオンにしたデータソースの行で以下の操作を行います。
- [検索の精度] をクリックします。
- [ソースの重要度] で下向き矢印 をクリックします。他のソースからの検索結果と照らし合わせて、このデータソースからの検索結果の重要度を選択します。
- デフォルト - 重要度は変更されません。ソースの重要度をどのように設定すればよいかわからない場合は、このオプションを選択します。
- 低 - このデータソースからの検索結果は、[高] や [デフォルト] に設定されたソースからの検索結果よりも表示順位が低くなります。
- 高 - このデータソースからの検索結果は、[低] や [デフォルト] に設定されたソースからの検索結果よりも表示順位が高くなります。
- [検索結果のクラウディングの上限] で上向き矢印 または下向き矢印 をクリックして、検索結果の 1 ページ目に表示するこのデータソースからの検索結果数の上限を選択します。
- [保存] をクリックします。
表示オプション
- [表示オプション] をクリックします。
- このデータソースに対して表示するファセットの横にあるチェックボックスをオンにします。
Query API を使用してファセットで検索結果を絞り込めるようにする方法もご覧ください。 - [保存] をクリックします。
検索アプリケーションを編集または削除する
検索アプリケーションを編集する
検索アプリケーションの名前、データソース、調整パラメータに変更を加えることができます。
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管理コンソールで、メニュー アイコン [アプリ] [Google Workspace] [Cloud Search] にアクセスします。
- [検索アプリケーション] カードをクリックします。
- 組織の検索アプリケーションのリストが表示されます。
- 変更を加える検索アプリケーションにカーソルを合わせて、編集アイコン をクリックします。
- 変更を加えるオプションにカーソルを合わせて、編集アイコン をクリックします。
- 変更が完了したら、[保存] または [完了] をクリックします。
検索アプリケーションを削除する
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管理コンソールで、メニュー アイコン [アプリ] [Google Workspace] [Cloud Search] にアクセスします。
- [検索アプリケーション] カードをクリックします。
組織の検索アプリケーションのリストが表示されます。 - 削除する検索アプリケーションを選択します。
- アプリケーションを 1 つだけ削除する場合は、その検索アプリケーションにカーソルを合わせます。
- 複数のアプリケーションを削除する場合は、各検索アプリケーションの横にあるチェックボックスをオンにします。
- 削除アイコン をクリックします。