管理者は、調査ツールを使用して、大量の組織データを削除または変更する一括操作を行うことができます。たとえば、調査ツールを使用して多数のユーザーを停止または削除することができます。このツールが誤って使用されたり、悪用されたりしないように、組織の特権管理者は調査ツールの設定で審査担当者による一括操作の承認を要求できます。
この設定は、調査ツールを使用するすべての管理者に対するグローバル設定として設定されます。設定が有効な場合、300 個を超える項目(300 人を超えるユーザーや 300 件を超えるメールなど)に対する操作を管理者が実行するには、その操作を確認するために 2 人目の管理者を指定する必要があります。
要審査設定をオンにする
この操作を行うには、特権管理者としてログインする必要があります。
調査ツールで一括操作の要審査を設定するには:
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管理コンソールで、メニュー アイコン [セキュリティ] [セキュリティ センター] [調査ツール] にアクセスします。
- [調査] ページで、画面の右側にある歯車アイコンをクリックします。
- [調査の設定] ウィンドウが表示されます。
- [要審査] の設定をオンにします。
この設定を表示するには、特権管理者としてログインする必要があります。 - [適用] をクリックします。
注: 調査ツールのその他の設定一覧については、調査の設定を行うをご覧ください。
審査担当者を選択する
[要審査] の設定が有効な場合、調査ツールへのアクセス権がある管理者は、対象が 300 件を超える(300 人を超えるユーザーや 300 件を超えるメールなど)操作を行う前には少なくとも 1 人の審査担当者を選択する必要があります。
審査担当者は、一括操作に関連するデータ(ドライブ、Gmail、モバイルなど)を操作できる特定の権限を持っている必要があります。審査担当者が 72 時間以内に操作を承認しなかった場合、操作は無効となります。
一括操作の審査担当者を選択するには:
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管理コンソールで、メニュー アイコン [セキュリティ] [セキュリティ センター] [調査ツール] にアクセスします。
- 検索を実施します(詳しくは、調査ツール内で検索をカスタマイズするをご覧ください)。
- 検索結果の項目(ユーザーなど)を選択します。
- [操作] をクリックします。
- 選択した行のユーザーに対して [ユーザーを再開] または [ユーザーを停止] を選択します。
- 審査を担当する管理者のメールアドレスを入力し、その相手へのメッセージを入力します。
- [送信] をクリックします。
注: 承認される前に一括操作をキャンセルするには、[調査] ページの下部にある [キャンセル] をクリックします。
一括操作のステータスを確認する
操作を実施すると、現在の検索の下に操作のステータスを示すカードが表示されます。たとえば、操作が承認待ちか、完了したか、期限切れかなどがメッセージで示されます。
また、Google 管理コンソールでは、大規模なタスクが進行中かどうか、あるいは完了しているかどうかのステータスを確認できます。たとえば、調査ツールの一括操作のいずれかが完了するまでに時間がかかる場合は、いったん管理コンソールから離れ、後から操作のステータスを確認できます。
管理コンソールの上部にあるタスクアイコン をクリックすると、大規模なタスクのステータスが表示されます。
タスク ウィンドウで [詳細を表示] をクリックし、実施した一括操作の合計数(合計試行回数、成功数、失敗数)を確認することもできます。調査ツールの結果と各項目に関する詳細情報を表示するには、[結果を表示] をクリックします。たとえば、「一括操作では 1 人のユーザーを停止できず、理由はそのユーザーのアカウントがすでに停止中であるため」といったことがわかります。
詳しくは、大規模なタスクのステータスを確認するをご覧ください。
一括操作を承認する
他の管理者から審査担当者に選ばれた場合は、一括操作を承認することができます。審査担当者は、一括操作の詳細と操作を承認するリクエストが記載されたメール通知を受信します。
メール通知を受信してから 72 時間以内に操作を承認しなければ、操作は無効となります。
一括操作を承認するには:
- メール通知で、[表示] をクリックして Google 管理コンソールにログインします。
- ID を確認するために、管理者アカウントのユーザー名とパスワードを入力します。
ログインすると、Google 管理コンソールの調査ツールが表示されます。 - [承認] をクリックします(操作を承認しないオプションもあります)。
一括操作をキャンセルする
審査担当者の承認を受ける前であれば、一括操作のキャンセルが可能です。その場合は、[調査] ページの下部にある [キャンセル] をクリックします。すでに審査担当者が承認して審査中であった一括操作を調査ツールでキャンセルした場合は、部分的に結果が表示されます。