特定のユーザー グループ間のメールをブロックする

管理者は、異なる組織部門に属するユーザー間でのメールのやり取りを制限することができます。たとえば、同じ学区内の高校生から小学生にメールが送信されないようにすることができます。

このような制限を適用するには、メールの送信者と受信者それぞれにコンプライアンス ルールを作成します。詳しくは、コンテンツ コンプライアンス ルールの設定をご覧ください。

2 つのコンプライアンス ルールを作成する

次の例では、中学生と高校生から小学生にメールを送信できないように設定する手順を説明します。

手順 1: 送信ルールを作成する

送信ルールを作成して、ユーザータイプ(教員、小学生、高校生など)を特定できるヘッダーを内部メールに適用します。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [アプリ] 次に [Google Workspace] 次に [Gmail] 次に [コンプライアンス] にアクセスします。
  3. 左側で、送信ルールを適用する組織部門([高校生] など)を選択します。
  4. [コンプライアンス] までスクロールし、[コンテンツ コンプライアンス] にカーソルを合わせ、次のいずれかを行います。
    • [設定] をクリックします。
    • すでに設定されている場合は、[編集] または [他にも追加] をクリックします。
  5. [高校生] から送信されたすべてのメールに高校のヘッダーを追加する」などのルールの説明を追加または更新します。
  6. [影響を受けるメール] で、[内部 - 送信] のみオンになっていることを確認します。

    内部のドメインと見なされるのは、確認済みの Workspace ドメイン、または確認済みの Workspace ドメインのサブドメインや親ドメインです。

  7. [各メッセージで検索するコンテンツを表す表現を追加] でプルダウン メニューから [次のすべてがメールに一致する場合] を選択します。
    注: 実際の表現は追加しないでください。
  8. [ヘッダー] で、[カスタム ヘッダーを追加] をオンにします。
  9. [追加] をクリックします。
  10. [ヘッダーを追加] で、ヘッダーキーの欄に「user-type」、ヘッダーの値の欄に名前を入力します。
    例: X-user-type: high-school
  11. [保存] をクリックします。
  12. [設定を追加] または [保存] をクリックしてコンプライアンス設定を保存します。

別の組織部門(中学生など)へのメール送信を制限する必要がある組織部門ごとに上述の手順を繰り返します。

手順 2: 受信ルールを作成する

他の組織部門からのメール受信を制限する組織部門用に、受信ルールを作成します。

  1. 管理コンソールで、メニュー アイコン  次に  [アプリ] 次に [Google Workspace] 次に [Gmail] 次に [コンプライアンス] にアクセスします。
  2. 左側で、受信ルールを適用する組織部門([小学生] など)を選択します。
  3. [コンプライアンス] までスクロールし、[コンテンツ コンプライアンス] にカーソルを合わせ、次のいずれかを行います。
    • [設定] をクリックします。
    • すでに設定されている場合は、[編集] または [他にも追加] をクリックします。
  4. 高校または中学のヘッダーが付いたメールを小学生が受信しないようにする」などのルールの説明を追加または更新します。
  5. [影響を受けるメール] で、[内部 - 受信] をオンにします。
  6. [各メッセージで検索するコンテンツを表す表現を追加する] で、[追加] をクリックします。
  7. [表現] で、プルダウン リストから [高度なコンテンツ マッチ] を選択します。
  8. [場所] で、[完全なヘッダー] を選択します。
  9. [一致タイプ] で、[正規表現に一致する] を選択します。
  10. [正規表現] に次のように入力します。
    ^X-user-type: (high-school|middle-school)$
  11. [正規表現の説明] に「高校または中学とマークされたメールを拒否する」と入力します。
  12. [保存] をクリックします。
  13. [上記の表現が一致する場合は、次の処理を行います] で、プルダウン メニューから [メールを拒否] を選択します。
  14. [拒否通知をカスタマイズ]で、メールが戻ってきた理由を差出人に伝えるための説明文を入力します。
    例: 「あなたの組織では小学生の組織部門にメールを送信することが許可されていないため、このメールは拒否されました。
  15. [設定を追加] をクリックします。
  16. [保存] をクリックします。

関連情報

ルールテストを迅速に行うための推奨事項

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