セキュア LDAP のスキーマ

この機能に対応しているエディション: Frontline Standard、Business Plus、Enterprise Standard、Enterprise Plus、Education Fundamentals、Education Standard、Teaching and Learning Upgrade、Education Plus、Enterprise Essentials Plus。エディションの比較

セキュア LDAP サービスでは、以下のセクションで説明する階層と属性を使用して、LDAP クライアントから Google Cloud Directory オブジェクトを利用できます。

階層の例

  • <root>
    • cn=subschema
       
    • dc=example,dc=com
      • ou=Users
        • ou=Sales
          • uid=lisasmith
        • uid=jimsmith
      • ou=Groups
        • cn=group1
        • cn=group2

属性

ルート

サーバーのメタデータ:

  • objectClass: top
  • supportedLdapVersion: 3
  • supportedSASLMechanism: EXTERNAL、PLAIN
  • supportedExtension: 1.3.6.1.4.1.1466.20037 (StartTLS)
  • subschemaSubentry: cn=subschema

​サブスキーマ

LDAP サーバー スキーマの機械読み取り可能な定義:

  • objectClass: top、subschema
  • objectClasses: サポートされているオブジェクト クラスの説明
  • attributeTypes: サポートされている属性タイプの説明
  • matchingRules: サポートされている一致ルールの説明

ドメイン

Google Workspace または Cloud Identity Premium に登録する際に使用したドメインです。サブドメイン、ユーザー、グループ、組織部門が含まれます。

  • objectClass: top、domain、dcObject
  • dc: ドメイン コンポーネントの名前(例: dc=example、dc=com)
  • hasSubordinates: TRUE

組織部門

これは、ディレクトリ ツリー内の組織部門です。組織部門には、他の組織部門や、その組織部門内のユーザーが含まれることがあります。この組織部門ツリーは、Google 管理コンソールに表示される組織部門ツリーと同じです。

  • objectClass: top、organizationalUnit
  • ou: 組織部門の名前(例: ou=Users)
  • description: 組織部門に関する、人間が読み取れる形式の詳しい説明
  • hasSubordinates: TRUE

ユーザー

ドメイン内のユーザー。所属する組織部門の下に表示されます。

  • objectClass: top、person、organizationalPerson、inetOrgPerson、posixAccount
  • uid: ユーザーのユーザー名。メールアドレスのユーザー名の部分。
  • googleUid: uid と同じ。posixUid と明確に区別するために存在します。
  • posixUid: ユーザーのユーザー名、または POSIX ユーザー名(設定されている場合)。
  • cn: 一般名(コモンネーム)。2 つの値(ユーザーのユーザー名と表示名)が含まれます。
  • sn: ユーザーの姓。
  • givenName: ユーザーの名。
  • displayName: ユーザーの表示名(フルネーム)。
  • mail: ユーザーのメールアドレス。
  • memberOf: このユーザーが属するグループの完全修飾名のリスト。
  • title: ユーザーの役職。
  • employeeNumber: ユーザーの従業員 ID。
  • employeeType: 組織におけるユーザーの役割。
  • departmentNumber: ユーザーの所属部門の名前。数値でなくてもかまいません。
  • physicalDeliveryOfficeName: ユーザーの所在地または住所。
  • jpegPhoto: ユーザーのプロフィール写真。
    検索リクエストで明示的にリクエストされた場合にのみ返されます。
  • entryUuid: このユーザーに固有で不変の識別子。
    検索リクエストで明示的にリクエストされた場合にのみ返されます。
  • objectSid: このユーザーの汎用一意識別子(Windows セキュリティ識別子に相当)。
    検索リクエストで明示的にリクエストされた場合にのみ返されます。
  • uidNumber: ユーザーの POSIX UID 番号。ユーザーに POSIX ID が設定されている場合は、その ID が反映されます。設定されていない場合は、固有で不変の識別子になります。
  • gidNumber: ユーザーのプライマリ グループの POSIX GID 番号。ユーザーに POSIX GID が設定されている場合は、その GID が反映されます。設定されていない場合は、ユーザーの UID 番号と同じになります。

    注: 管理者が Admin SDK API を使用して uidNumber や gidNumber などの属性を設定していないかぎり、これらの属性を使用するユーザーを検索できません。uidNumberuidNumberこれらの属性を API を使用して設定する際は、posixAccount systemId 属性も同じく設定する必要があります。そうしないと、uidNumber と gidNumber を検索できなくなります。systemIdsystemIdsystemId

  • homeDirectory: ユーザーの POSIX ホーム ディレクトリ。デフォルトは「/home/<ユーザー名>」です。
  • loginShell: ユーザーの POSIX ログインシェル。デフォルトは「/bin/bash」です。
  • gecos: ユーザーの GECOS(伝統的)属性。
  • hasSubordinates: FALSE

​グループ

  • objectClass: top、groupOfNames、posixGroup
  • cn: グループのドメイン固有の名前。
  • displayName: グループの、人間が読み取れる表示名。
  • description: グループに関する、人間が読み取れる形式の詳しい説明。
  • gidNumber: グループの POSIX GID 番号。不変で固有の ID ですが、これを使用してグループを効率的に検索できるわけではありません。
  • entryUuid: このグループに固有で不変の識別子。
  • objectSid: このグループの汎用一意識別子(Windows セキュリティ識別子に相当)。
  • member: このグループに属するメンバーの完全修飾名のリスト。
  • memberUid: このグループに属するメンバーのユーザー名のリスト。
  • googleAdminCreated: このグループが管理者によって作成された場合は TRUE。
  • hasSubordinates: FALSE

この情報は役に立ちましたか?

改善できる点がありましたらお聞かせください。
検索
検索をクリア
検索を終了
Google アプリ
メインメニュー
9565498998686365762
true
ヘルプセンターを検索
true
true
true
true
true
73010
false
false