Google Voice を使用して緊急通報番号に電話をかけると、発信者の緊急対応用住所が Voice を通じて緊急サービスに通知されます。管理者にとって重要なのは、ユーザーの緊急対応用住所に間違いがないようにすることと、住所が変更されるたびに更新することです。住所の確認と変更は Google 管理コンソールで行うことができます。
緊急対応用住所について
すべてのユーザーの住所に、緊急対応用住所を設定する必要があります。緊急対応用住所は緊急通報に使用するため、正しく入力する必要があります。管理者はユーザーの住所を追加、更新、修正できます。
注: あるグループに属するユーザーの緊急対応用住所を追加または更新するときは、そのグループ内のすべての電話番号に同じ緊急対応用住所を設定する必要があります。
緊急対応用住所を確認または変更する
ユーザーの緊急対応用住所を確認する
ユーザーの緊急対応用住所が正確か、省略されていないかは、次の方法で確認できます。
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管理コンソールで、メニュー アイコン [アプリ] [Google Workspace] [Google Voice] にアクセスします。
- [ユーザー] をクリックします。
[ユーザー] ページには、Voice ライセンスを持つ各ユーザーの詳細情報が表示されます。 - ページ上部にある [フィルタ] [住所登録ステータス] をクリックします。
- [失敗] [適用] をクリックすると、住所を登録していない全ユーザーが表示されます。
必要に応じて、ユーザーの住所を個別に、または一括で更新します。方法については以下をご覧ください。
緊急対応用住所を個別に更新する
変更内容が反映されるまでに 48 時間ほどかかることがあります。
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管理コンソールで、メニュー アイコン [アプリ] [Google Workspace] [Google Voice] にアクセスします。
- [ユーザー] をクリックします。
[ユーザー] ページに、Voice ライセンスが割り当てられた各ユーザーの詳細情報が表示されます。 - 対象のユーザーにカーソルを合わせ、[番号を編集] をクリックします。
- [割り当て解除] をクリックします。
- [割り当て解除] をクリックして確定します。
- 同じユーザーにカーソルを合わせて、[番号の割り当て] をクリックします。
- [国 / 地域] で下矢印アイコン をクリックし、リストから国または地域を選択します。Voice に設定していない場所を選択すると、エラー メッセージが表示されます。詳しくは、場所を追加する方法についてのページをご覧ください。
- [緊急対応用住所] 欄に、ユーザーの住所を省略せずに入力します。この住所は緊急通報に使用するため、正しく入力する必要があります。
Google Voice によってそれぞれの緊急対応用住所の確認が行われます。エラー メッセージが表示された場合は、緊急対応用住所を変更する方法についてのページをご覧ください。 - [割り当て] をクリックします。
緊急対応用住所を一括で更新する
変更内容が反映されるまでに 48 時間ほどかかることがあります。
多くのユーザーの緊急対応用住所を変更する必要がある場合は、Google スプレッドシートのファイルを使ってまとめて更新できます。
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管理コンソールで、メニュー アイコン [アプリ] [Google Workspace] [Google Voice] にアクセスします。
- [ユーザー] をクリックします。
[ユーザー] ページに、Voice ライセンスが割り当てられた各ユーザーの詳細情報が表示されます。 - 右上にある [その他] [住所を変更] をクリックします。
- 次のいずれかを選択します。
- Voice 用のスプレッドシートを新規作成する場合は、[新しいリストを開始] をクリックします。
- 既存のスプレッドシートを使用する場合は、[既存のものを使用] をクリックします。既存のスプレッドシートまたは [アップロード] をクリックします。
- スプレッドシートの名前をクリックします。
ファイルが新しいタブで Google スプレッドシートに表示されます。 - 住所の変更が必要なユーザーごとに、メールアドレスと緊急対応用住所を入力します。情報を入力できるのは、ファイル内で利用可能な列のみです。新しい列を追加することはできません。メールアドレスを入力するときは、[email protected] の形式を使用します。
ヒント: [ユーザー] ページからユーザーをエクスポートしてリストを作成すると、ユーザーを個別に入力せずに、選択したスプレッドシートに簡単にコピーできます。この機能は、多数のユーザーに一度に影響をおよぼすプロセスに便利です。詳しくは、フィルタしたユーザーを一括で Google スプレッドシートにエクスポートするをご覧ください。
- 住所の変更が必要なユーザーごとに、メールアドレスと緊急対応用住所を入力します。情報を入力できるのは、ファイル内で利用可能な列のみです。新しい列を追加することはできません。メールアドレスを入力するときは、[email protected] の形式を使用します。
- スプレッドシートの更新が完了したら、管理コンソールに戻って [続行] をクリックします。
Google Voice によって、それぞれのメールアドレスと緊急対応用住所の確認が行われます。- エラーがある場合はメッセージが表示されます。詳しくは、以下の住所に関するエラーをご覧ください。
- すべての住所の確認が完了すると、新しいウィンドウにユーザー情報が表示されます。
- 各ユーザーの情報を確認し、[住所を更新] をクリックします。エラー メッセージが表示された場合は、緊急対応用住所を変更する方法についてのページをご覧ください。
- 右上にある タスクアイコン をクリックすると、緊急対応用住所の更新状況を確認できます。
住所に関するエラーのトラブルシューティング
住所に関するエラーのトラブルシューティング
エラーが発生した場合は、その箇所を修正して住所の更新を試みるか、ユーザーのリストを再度送信してください。
- 住所を確認できませんでした - この住所は確認できません。有効な住所に変更してください。詳しくは、緊急対応用住所についてのページをご覧ください。
- すでに電話番号が割り当てられています - このユーザーには Google Voice 番号が割り当てられています。このユーザーをリストから削除してください。
- Google Voice の利用条件を満たしていません - このユーザーは Google Voice 番号の利用条件を満たしていません。このユーザーをリストから削除してください。
- メールアドレスの形式が正しくありません - [email protected] の形式を使用してください。
- この国では Google Voice はご利用いただけません - 緊急対応用住所が Google Voice をご利用いただけない国または地域のものです。正しい住所に変更するか、このユーザーをリストから削除してください。
- メールアドレスを入力してください - [email protected] の形式でメールアドレスを追加してください。
- 緊急対応用住所を入力してください - 緊急対応用住所を追加してください。詳しくは、緊急対応用住所についてのページをご覧ください。
- このメールアドレスのユーザーが見つかりません - このメールアドレスは組織内のユーザーのものではありません。[email protected] という形式の有効なメールアドレスに変更してください。
- 緊急対応用住所が不完全です - 住所の情報が不足しています。住所を省略せずに入力してください。詳しくは、緊急対応用住所についてのページをご覧ください。
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ユーザーを管理対象アカウントに移行する必要があります - このユーザーは管理対象外の Google Voice アカウントを持っています。管理対象アカウントに移行してください。詳しくは、ユーザーを管理対象アカウントに移行するをご覧ください。