Google Calendar Connector for HCL Notes (GCCHN)と Google Calendar Resource Sync (GCRS)を利用すると、組織が Google カレンダーに移行しても、ユーザーは HCL Notes を一緒または個別に使い続けることができます。
GCCHN を使用することで、ユーザーは Notes と Google カレンダーのどちらからでもお互いのスケジュールの空き情報を確認できます。たとえば、Google Workspace の導入中に試験運用ユーザーは Google カレンダーを使用し、その他のユーザーは Notes を使用し続ける場合などに便利です。GCRS は、HCL Notes のカレンダー リソースと Google カレンダーのリソースを同期するために使用するものです。たとえば、Google Workspace への移行中に、Notes で予約されたリソースを Google Workspace の試験運用ユーザーが確認することができます。
GCRS と GCCHN の違い
GCCHN | GCRS | |
---|---|---|
機能 | ユーザーのスケジュールの空き時間情報を Google カレンダーと Notes 間で共有する。 | Notes のリソース予約データベースを Google カレンダーのリソースと同期する。 |
仕組み |
Google カレンダー側 - Google カレンダーから Notes(ウェブサービス)をリアルタイム検索する。 Notes 側 - Google カレンダーのデータが、1 時間ごとに Notes の空き時間情報データベースに読み込まれる(スケジューリングされた Domino エージェント)。 |
5 分ごとに実行される(スケジューリングされた Domino エージェント)。 |
使用する場面 | 組織内に Google Workspace ユーザーと Notes ユーザーが混在している(一般的には移行中や導入中)。 | 組織内のユーザーが Notes から Google Workspace に移行中で、導入中はどちらのシステムでもリソースを予約できるようにしたい場合。 |
これらのサービスを GWMHN と一緒に利用する
Google Workspace への移行中にカレンダー サービスを併用するにあたっては、GCCHN と GCRS を Google Workspace Migration for HCL Notes (GWMHN)とともに使用するのが効果的です。GWMHN を使用すると、メール、カレンダー、連絡先、グループ情報を Notes のアカウントから Google Workspace に移行することができます。
重要:
- GWMHN を GCCHN とともに使用するのは、Google カレンダーに完全に移行済みのユーザーに対してのみにしてください。ユーザーの Notes カレンダーのデータに代わり、Google カレンダーのデータが使用されるようになるためです。
- GWMHN と GCRS の併用については、競合のリスクはありません。
関連トピック
Google、Google Workspace、および関連するマークとロゴは、Google LLC の商標です。その他すべての企業名および商品名は、関連各社の商標または登録商標です。