法、セキュリティ、コンプライアンス上の懸念に関する手順とガイドラインをお探しの場合は、Google Workspace の法とコンプライアンスについての記事をご覧ください。
Gmail は、動的メール(インタラクティブなコンテンツを含むメール)をサポートしています。動的メールは AMP for Email とも呼ばれ、ウェブサイトと同じような使い方ができます。たとえば、Gmail の画面を開いたまま予定の招待状に返信したり、Google ドキュメントのコメントに返信したりできます。
この記事では、動的メールで次のようなコンプライアンス ルールが機能する仕組みについて説明します。
メール内の動的コンテンツ
AMP のメールは動的な性質を備えているので、Gmail のメールに表示されるコンテンツも時間の経過とともに変化することがあります。たとえば、Google ドキュメントからのコメント通知メールでは、受信者がメールを開くたびに異なるコンテンツが表示され、誰かがコメントに返信するたびにその返信が通知メールに追加されます。
Gmail に届くメールの 3 種類のコンテンツについての記事をご覧ください。
動的メールにルールが適用される仕組み
動的メールには、静的コンテンツと動的コンテンツの両方が含まれます。コンプライアンス ルールは、メール内の静的コンテンツに配信中に適用されます。
次に示すメールの各欄のコンテンツ コンプライアンス ルールは、動的メールに常に適用されます。
To:、Cc:、Bcc:、From:、件名:
動的メールのコンテンツは時間の経過とともに変化するため、動的メールに対するルールの影響の仕方も変化します。ルールは配信中にのみメールに適用され、ユーザーの受信トレイに配信された後は適用されません。
たとえば、Google ドキュメントからコメント通知メールが送信されるときは、その配信中にコンプライアンス ルールが適用されます。メールにはドキュメントに関するコメントが含まれており、これがコンプライアンス ルールの適用対象となります。メールは、コンプライアンス ルールを満たしていれば、ユーザーの受信トレイに配信されます。
ドキュメント内のコメントに返信が追加されると、通知メールのコンテンツは新しい返信で自動的に更新されます。この更新は、メールがユーザーの受信トレイにあるときに行われます。ユーザーが通知メールを開くたびに、新しい返信がメールに表示されます。
コンプライアンス ルールはメールの配信中にのみ適用されるため、新しい返信のテキストに適用することはできません。したがって、コンプライアンスに準拠していないコンテンツ(冒とく的な表現など)が返信に含まれている場合でも、ユーザーが受信トレイで通知メールを開くとそのコンテンツが表示されることになります。