Events and key events

[GA4] イベントの名前を変更して新しいイベントを生成する

既存のイベントとそのパラメータの名前を変更する、または既存のイベントに基づいて新しいイベントを生成する

既存のイベントが特定のパラメータ値を伴ってトリガーされるたびに、新しいイベントを生成したい場合があります。たとえば、ユーザーが確認ページに到達するたびにキーイベントを登録したい場合には、その確認ページの URL と page_location パラメータ値が一致する page_view イベントが発生するたびに、新しいカスタム イベント(例: confirm_signup といったカスタム イベント)を生成します。そして、その confirm_signup イベントにキーイベントのマークを付けます。

また、既存のイベントの名前やパラメータを変更することもできます。そうすることで、イベントの名前、条件、パラメータでの入力ミスに起因する測定エラーを解消できます。

制限事項と注意事項

  • イベントの変更や新規作成は、過去のデータに適用されません。
  • 変更できる既存のイベント数は最大 50 個、既存のイベントに基づいて作成できるイベント数は最大 50 個です。
  • 変更が有効になるまで 1 時間以上かかります。
  • 変更はクライアント側で計算されます(データがアナリティクスに送信される前)。
  • gtag.js を使用する場合、items 配列のパラメータ(item_branditem_nameitem_id など)に基づいてイベントを生成、変更することはできません。

  • サーバー間設定でイベントを送信する場合(Measurement Protocol を使用する場合など)は、イベントを変更できません。

始める前に

新しいイベントの生成や、既存のイベントの名前変更を行う前に:

手順

Google アナリティクスのプロパティに複数のストリームが接続されている場合は、イベントを作成または変更するストリームを選択するよう求められます。

既存のイベントからイベントを生成する

既存のイベントをコピーして新規イベントを生成すると、既存のイベントのパラメータに加え、ご指定の新しいパラメータがすべて付加されます。

  1. [管理] の [データの表示] で [イベント] をクリックします。
    前のリンクをクリックすると、最後にアクセスしたアナリティクス プロパティが開きます。プロパティ セレクタでプロパティを変更できます。 次の操作を行うには、編集者以上の権限が必要です(プロパティ単位): 次の操作を行うには、編集者以上の権限が必要です。表の右上に [イベントを作成] ボタンが表示されない場合は、イベントの作成に必要なロールを付与されていないことを意味します。
  2. [イベントを作成]、[作成] の順にクリックします。
  3. [カスタム イベント名] に、イベントの命名規則に準拠したイベント名を入力します。
  4. [一致する条件] で、1 つ以上の一致条件を指定します。指定した条件に一致するイベントがすべてコピーされます。たとえば、「event_name 次と等しい view_item」となるように指定すると、view_item が新しいイベントにコピーされます。
    大文字と小文字を区別する条件を定義するには、「text(ignore case)」というテキストが含まれていない演算子のいずれかを使用します。たとえば、パラメータと値が完全に一致する必要がある場合は「次と等しい(大文字と小文字を区別しない)」の代わりに「次と等しい」を使用します。
    一致条件で正規表現を使用する前に、ベスト プラクティスを確認してください。
  5. (省略可)デフォルトでは、一致するイベントのパラメータを使用するように [ソースイベントからパラメータをコピー] がオンになっています。この機能をオフにするには、[ソースイベントからパラメータをコピー] をクリックします。
  6. (省略可)[パラメータの変更] で、コピーした一致するイベントのパラメータを新しいイベントのパラメータに変更します。たとえば、一致条件に view_item イベントを指定した場合は、currency パラメータを変更できます。詳細
    : イベント ビルダーを使ってイベントに数学演算を適用することはできません。代わりに、更新された値を新しいイベントで送信する必要があります。
  7. [作成] をクリックします。
既存のイベントを変更する

パラメータを追加、変更、または削除してイベントを変更すると、既存のイベントが上書きされます。変更したイベントの処理は、作成したイベントの処理の前に行われます。

警告: イベントを変更すると、予期しない結果が生じる可能性があるため、十分に注意してください。たとえば、特定のページにスコープを絞るために Google から提供された page_view イベントを変更すると、他のページからデータが収集されなくなります。この例では、変更するのではなく、page_view イベントに基づいて新しいイベントを作成すると、元のイベントは変更されません。
  1. [管理] の [データの表示] で [イベント] をクリックします。
    前のリンクをクリックすると、最後にアクセスしたアナリティクス プロパティが開きます。プロパティ セレクタでプロパティを変更できます。 次の操作を行うには、編集者以上の権限が必要です(プロパティ単位): 次の操作を行うには、編集者以上の権限が必要です。表の右上に [イベントを変更] ボタンが表示されない場合は、イベントの変更に必要なロールを付与されていないことを意味します。
  2. [イベントを変更]、[作成] の順にクリックします。
  3. [変更の名前] で、変更内容を説明する名前を入力します。
  4. [一致する条件] で、1 つ以上の一致条件を指定します。指定したすべての条件に一致するイベント パラメータを持つイベントを変更できます。たとえば、「event_name 次と等しい view_item」となるように指定すると、view_item イベントを変更できます。
    大文字と小文字を区別する条件を定義するには、「text(ignore case)」というテキストが含まれていない演算子のいずれかを使用します。たとえば、パラメータと値が完全に一致する必要がある場合は「次と等しい(大文字と小文字を区別しない)」の代わりに「次と等しい」を使用します。
    一致条件で正規表現を使用する前に、ベスト プラクティスを確認してください。
  5. [パラメータの変更] で、一致するイベントのいずれかのパラメータを変更します。変更のをいくつか紹介します。
    : イベント ビルダーを使ってイベントに数学演算を適用することはできません。代わりに、更新された値を新しいイベントで送信する必要があります。
  6. [作成] をクリックします。

変更したイベントは、イベントの変更リストに表示されている順序で実行されます。

変更したイベントを並べ替える

イベントの変更は、変更リストに表示される順序でデータに適用されます。相互依存する修正がある場合は、この順序が重要となります。

たとえば、[修正 1] でイベントの名前を変更し、その新しい名前を基に [修正 2] で別のイベントを作成する場合、修正を [修正 1] > [修正 2] の順に実行する必要があります。リストに含まれる変更が順不同になっている場合、修正 2 は失敗します。

イベント修正を並べ替えるには:

  1. [管理] の [データの表示] で [イベント] をクリックします。
    前のリンクをクリックすると、最後にアクセスしたアナリティクス プロパティが開きます。プロパティ セレクタでプロパティを変更できます。 次の操作を行うには、編集者以上の権限が必要です(プロパティ単位): 次の操作を行うには、編集者以上の権限が必要です。表の右上に [イベントを変更] ボタンが表示されない場合は、イベントの変更に必要なロールを付与されていないことを意味します。
  2. [イベントを変更] をクリックします。
  3. [イベントの変更] パネルで、[並べ替え] をクリックします。
  4. 必要に応じて、変更をリスト内で別の位置にドラッグします。
  5. [適用] をクリックします。
生成または変更したイベントを編集する
  1. [管理] の [データの表示] で [イベント] をクリックします。
    前のリンクをクリックすると、最後にアクセスしたアナリティクス プロパティが開きます。プロパティ セレクタでプロパティを変更できます。 次の操作を行うには、編集者以上の権限が必要です(プロパティ単位): 次の操作を行うには、編集者以上の権限が必要です。表の右上に [イベントを作成] ボタンが表示されない場合は、イベントの作成に必要なロールを付与されていないことを意味します。
  2. [イベントを作成] をクリックします。
  3. [カスタム イベント] 表で、変更するイベントをクリックします。
  4. 必要に応じて、条件とパラメータを調整します。
  5. [保存] をクリックします。

既存のイベントを変更する

次の例は、イベント名 pub_articlepublish_article に変更する方法を示しています。この変更後に収集されたすべてのデータについては、publish_article に代わり publish_article がレポートに表示されます。

警告: キーイベントとして扱うよう設定されたイベントの名前を変更すると、そのイベントはキーイベントではなくなります。名前を変更せずにイベント パラメータを修正した場合、そのイベントはキーイベントのままです。

イベントを変更する

変更の名前

pub_article を publish_article に変更する

一致する条件
パラメータ 演算子
event_name 次と等しい pub_article

パラメータの変更
パラメータ 新しい値
event_name publish_article

既存のイベントから新しいイベントを生成する

条件に基づいてイベントをトリガーする必要があるものの、既存のイベントは変更したくない場合に、新しいイベントを生成します。既存のイベントから新しいイベントを生成するの説明に沿って、新しいイベントを作成してください。

たとえば、ユーザーがウェブサイトで 1 つの記事を最後までスクロールすると、既存の article_scroll イベントがトリガーされるとします。このとき、商品ページ(product.html)のスクロールについて別のレポートを作成するには、新しい product_scroll イベントを作成するとよいでしょう。この新しいイベントのトリガー後に収集されるデータについては、article_scrollproduct_scroll の両方が必ずレポートに表示されます。

イベントを作成する

カスタム イベント名

product_scroll

一致する条件
パラメータ 演算子
event_name 次と等しい article_scroll
page_location 次を含む(大文字と小文字を区別しない) 商品

値に基づいてイベントをトリガーする

新しいイベントのトリガーとして使用する既存のイベントまたはパラメータを特定します。

値が 100 ドル以上の purchase イベントが送信されるたびに、「large_purchase」というカスタム イベントを作成するとします。

  1. カスタム イベントの名前として「large_purchase」と入力します。
  2. 一致する条件を入力します。
  3. 元のイベントのパラメータを新しいイベントにコピーします。

カスタム イベント名

large_purchase

一致する条件
パラメータ 演算子
event_name 次と等しい purchase
次の値以上 100

パラメータ設定

ソースイベントからパラメータをコピー

この例では、purchase イベントの値が 100 以上の場合、元の purchase イベントはそのまま残り、新しい「large_purchase」イベントも記録されます。

パラメータを変更する

既存のイベントを変更するの説明に沿ってイベントを開きます。

パラメータ値を変更する

イベント パラメータ値を変更するには、[パラメータ] でパラメータを選択し、[新しい値] に使用する値を入力します。たとえば、level_name の値を「Scary dungeon」に変更するには、level_name パラメータを選択して、新しい値を入力します。

パラメータの変更
パラメータ 新しい値
level_name Scary dungeon

パラメータ値をコピーする

パラメータの値は別のパラメータの値で置き換えることができます。置き換えを行うには、新しいパラメータの名前を二重の角かっこ([[]])で囲んで [新しい値] に入力します。

パラメータの変更
パラメータ 新しい値
level_name [[other_parameter]]

たとえば、スペルが間違っている(level_namelevel_name ではなく lvl_name)パラメータを使ってイベントが実装されているとします。これを修正するには、まずスペルミスのあるパラメータを正しいパラメータにコピーします。

パラメータの変更
パラメータ 新しい値
level_name

[[lvl_name]]

: この機能を使用する場合は、角かっこの外にテキストを追加しないでください(動作しない例: 「[[lvl_name]] 他のテキスト」)。

イベント パラメータを削除する

必要のないパラメータは削除できます。その場合、パラメータ値を空白に設定します。

パラメータの変更
パラメータ 新しい値
lvl_name  

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