Apple は App Store でアプリを公開しているデベロッパーに対し、そのアプリのデータ利用に関して特定の情報を開示するよう義務付けています。この情報開示については、新しいアプリとアプリ アップデートに対して 2020 年 12 月 8 日から義務付けられることが発表されています。
Google アナリティクスでは、一部のデータが自動的に収集されます。また、オプションとして提供される機能でも、目的に応じて特定のタイプのデータが追加収集される場合があります。
- アプリ インスタンス ID は、アプリの各インスタンスに自動的に割り当てられます。この ID は、アナリティクスでユーザーに関する指標を計算するために使用されます。デフォルトでは、この ID はユーザー識別子（スクリーン名、アカウント ID など）およびデバイスの広告 ID には関連付けられません。この ID の収集は Consent Mode API で無効にすることができます。詳細
- Google アナリティクスでは、Apple の位置情報サービス機能は使用しません。アナリティクスでは、ユーザーのマスキングされた IP アドレスから一般的な位置情報を取得します。
- アプリ内購入と定期購入のイベントは StoreKit で測定されます。イベント パラメータには、商品 ID、名前、価格が含まれます。デフォルトでは、これらのイベントはアプリ インスタンス ID にのみ関連付けられます。
- アプリのライフサイクル イベント（スクリーン ビューやセッションなど）は自動的に測定され、アナリティクスのレポートやデータ探索ツールなどの機能で使用されます。デフォルトでは、これらのイベントはアプリ インスタンス ID にのみ関連付けられます。
エンドユーザーの個人データの取り扱いについて詳しくは、Firebase 向け Google アナリティクスの利用規約と利用ポリシー、および Firebase のプライバシーとセキュリティとデータ収集の各ページをご覧ください。
データの利用を伴うオプション機能
以下のオプション機能を使用する際には、データの収集と利用に関して注意が必要です。
- ユーザー ID を設定する
- Google シグナルを有効化する
- AdSupport.framework ライブラリをリンクする
- Google 広告アカウントをリンクして、キーイベントを送信する
- Google のプロダクトやサービスでデータの共有設定を有効にする
追加データを必要とするオプション機能を使用している場合、または追加データの利用を伴う新しい機能のテストに参加している場合は、そうした機能やテストで追加のデータ開示が必要かどうかご確認ください。
Firebase 向け Google アナリティクス SDK の以前のバージョンをご利用の場合は、アプリの開示情報を的確なものにするため、最新バージョンへの更新をご検討ください。
プライバシー マニフェスト
2024 年 5 月 1 日より、Apple はデベロッパーにプライバシー マニフェストの要件の遵守を義務付けます。
Firebase 向け Google アナリティクス SDK の最新バージョンは、この 2024 年 5 月 1 日以降の要件の対象ではなく、プライバシー マニフェストも含んでいません。アプリ デベロッパーは、アプリのデータ使用に関する開示を行うための Apple の要件を引き続き遵守するだけでよく、SDK の機能の継続を保証するために追加の対応は必要ありません。
Firebase 向け Google アナリティクス SDK の以前のバージョンをご利用の場合は、最新バージョンに更新することをおすすめします。
