参照リンクや広告キャンペーンで使用しているリンク先 URL に UTM キャンペーン パラメータを追加すると、どのキャンペーンがトラフィックを呼び込んでいるかがわかります。ユーザーが参照リンクをクリックすると、URL パラメータがアナリティクスに送信され、トラフィック獲得レポートにパラメータ値が表示されるようになります。
この記事の内容:URL に UTM パラメータを追加する
リンク先 URL には、次のパラメータを追加できます。
utm_id
: キャンペーン ID。特定のキャンペーンまたはプロモーションを識別するために使用されます。これは GA4 データ インポートの必須のキーです。キャンペーンの費用データをアップロードするときと同じ ID を使用します。utm_source
: 参照 URL を識別します(Google、ニュースレター 4、屋外広告など)。utm_medium
: マーケティング メディアを識別します(CPC、バナー、メールなど)。utm_campaign
: 商品、スローガン、プロモーション コードを識別します(spring_sale など)。utm_source_platform
: 特定のアナリティクス プロパティにトラフィックを転送するプラットフォーム。予算やターゲティング条件を設定する購入者向けプラットフォーム、自然検索トラフィックのデータを管理するプラットフォームなどが該当します(検索広告 360、ディスプレイ&ビデオ 360 など)。utm_term
: 検索広告キーワードutm_content
: クリエイティブを区別します。たとえば、メールのメッセージに行動を促すフレーズのリンクが 2 つある場合は、utm_content を使用して別々の値を設定し、どちらが効果的か判断できます。utm_creative_format
: クリエイティブのタイプ(ディスプレイ、ネイティブ、動画、検索など)utm_creative_format
は現在、Google アナリティクス 4 プロパティのレポートに含まれていません。utm_marketing_tactic
: キャンペーンに適用されるターゲティング条件(リマーケティング、見込み顧客の獲得など)utm_marketing_tactic
は現在、Google アナリティクス 4 プロパティのレポートに含まれていません。
それぞれのパラメータに値を割り当てる必要があります。それによって、パラメータと値の各ペアにキャンペーン関連の情報が含まれるようになります。
たとえばサマーセール キャンペーンの場合は、次のようにパラメータと値のペアを使うことができます。
utm_source
= summer-mailer: サマーセール用のメール キャンペーン経由のトラフィックを識別utm_medium
= email: メール キャンペーンとアプリ内キャンペーン経由のトラフィックを識別utm_campaign
= summer-sale: キャンペーン全体のトラフィックを識別
これらのパラメータを使用すると、カスタム キャンペーンの URL は次のようになります。
https://example.com/?utm_source=summer-mailer&utm_medium=email&utm_campaign=summer-sale
URL にパラメータを追加する際は、どのようなケースでも utm_source
、utm_medium
、utm_campaign
を使用する必要があります。
パラメータ値を示すトラフィック ソースのディメンションについては、URL 生成ツール: カスタム URL でキャンペーン データを収集するをご覧ください。
注:
次のディメンションでは UTM パラメータは省略されます。
- ランディング ページ + クエリ文字列
- ページ階層とクエリ文字列
つまり、UTM 情報はこれらのディメンションでは取得されず、[ページの場所] ディメンションに入力されます。
URL 生成ツール
パラメータと値は手動で URL に追加できます。または、プラットフォームごとに用意された次の URL 生成ツールを使って URL を生成し、パラメータを追加することもできます。
- ウェブサイトへのリンク: キャンペーン URL 生成ツールを使用します。
- Android アプリ広告: Play キャンペーン URL 生成ツールを使用します。
この機能を使用するには Firebase 向け Google アナリティクス SDK を使用する必要がありますが、SDK に変更を加える必要はありません。
手動設定
カスタム キャンペーンを手動で設定する場合は、疑問符を使用して URL とパラメータを区切ります。また、パラメータと値のペアは等号(=)でつなげ、それぞれのペアをアンパサンド(&)で区切ります。たとえば次のようになります。
https://example.com/?utm_source=email_campaign&utm_medium=email&utm_campaign=summer-sale
URL にパラメータを追加する順番に決まりはありません。ただし、パラメータの値では大文字と小文字が区別されます(たとえば、utm_source=google
と utm_source=Google
は異なります)。
ユニバーサル アナリティクス サイトの URL パラメータを設定する場合は、少なくとも utm_source
と utm_medium
を追加する必要があります。
Google アナリティクス 4 サイトの URL パラメータを設定する場合は、少なくともutm
パラメータを 1 つ追加する必要がありますが、どの utm
パラメータでもかまいません。
URL の例
http://example.com/?utm_source=exampleblog&utm_medium=referral&utm_campaign=summer-sale
http://example.com/?utm_source=newsletter1&utm_medium=email&utm_campaign=summer-sale
http://example.com/?utm_source=newsletter1&utm_medium=email&utm_campaign=summer-sale&utm_content=toplink
カスタム キャンペーンのデータを確認する方法
[集客] > [トラフィック獲得] レポートで、セッション参照元 / メディア、セッション、メディア、セッション参照元、セッション キャンペーンを確認できます。