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[GA4] Firebase の概要レポート

Firebase 向け Google アナリティクス SDK を介してアプリを Firebase に接続すると、左側のナビゲーションにある Google アナリティクスのアプリ デベロッパー コレクションに「Firebase の概要」レポートが表示されます。左側の [マイレポート] をクリックすると、Firebase コンソールにも同じレポートが表示されます。

このレポートは、接続されているモバイルアプリに関する重要なデータが要約された、既製の概要レポートです。エンゲージメントのモニタリング、発生している収益の確認、アプリのリリースに関する成果の評価を行うために役立ちます。

レポートを表示する

  1. Google アナリティクスにログインします。
  2. 左側のメニューから [レポート] レポート を選択します。
  3. 左側に表示されるアプリ デベロッパー コレクションで、[Firebase] をクリックします。アプリ デベロッパー コレクションは、アプリが Firebase に正常に接続されている場合にのみ使用できます。
注: レポートが見つからない場合は、削除されているか、デフォルトのビューに含まれていない可能性があります。編集者(およびそれ以上の権限を持つユーザー)は、左側のナビゲーションに追加し直すことができます。詳しくは、レポートの追加方法をご覧ください。

あらかじめ用意された概要カード

「Firebase の概要」レポートには、デフォルトで以下の概要カードが含まれています。管理者と編集者はカードを変更できるため、以下とは異なるカードが表示される場合もあります。

ユーザーのアクティビティの推移

「アクティブ ユーザー数の推移」には、過去 30 日間、7 日間、1 日間にアプリを使用したユーザーの数が表示されます。このカードを使用すると、アクティビティの変化を長期と短期で比較して確認できます。このカードには、デバイスのフォアグラウンドでアプリを操作したユーザーのみが含まれます。

たとえば次のグラフは、過去 30 日間のユーザー数が 72,000 人で、過去 1 日間のユーザー数が 3,500 人であることを示しています。過去 1 日間のユーザー数が減少傾向にある場合は、過去 7 日間と 30 日間のユーザー数も近い将来減少することが予測されます。

過去 30 分のアクティブ ユーザー数

「過去 30 分間のアクティブ ユーザー」には、リアルタイム レポートのデータに基づいて、発生しているアクティビティがリアルタイムで表示されます。カードの前半には、過去 30 分間の合計ユーザー数と過去 30 分間の 1 分あたりのユーザー数が表示されます。

カードの後半には、関係するディメンションのリアルタイム アクティビティが表示されます。たとえば「エンゲージメントの概要」レポートには現在最も多くのユーザーがアクセスしているページとデバイスが、「ユーザー属性の概要」レポートには現在最も多くのユーザーのアクセス元である国が、それぞれ複数表示されます。

アプリのバージョン別のユーザー数

「アプリのバージョン別のユーザー数」には、指定された期間内に使用されたアプリのバージョンのうち上位 5 つと、使用したユーザーの数がバージョン別に表示されます。[アプリのバージョンを表示] をクリックすると、「ユーザーの環境の詳細」レポートが開き、各アプリのバージョンに関する詳細を確認できます。

最新のアプリのリリース概要

「最新のアプリのリリース概要」には、アプリの各バージョンの最新リリース状況が表示されます(Android、iOS など)。バージョンを選択すると次のようなダッシュボードが開き、アプリに関する分析情報を確認できます。レポートの詳細

アプリの安定性の概要

「アプリの安定性の概要」には、各アプリのセッションでクラッシュに遭遇していないユーザーの割合と、前の期間からの変化が表示されます。

Firebase Crash Reporting のレポート API を使って Android に記録された例外は、クラッシュとしてカウントされます。Crash Reporting の精度を高めるには、Firebase Crashlytics に更新してください。

平均エンゲージメント時間

[平均エンゲージメント時間] には、ウェブサイトがユーザーのブラウザでフォーカス状態にあった平均時間、またはモバイルアプリがユーザーのデバイスでフォアグラウンド表示されていた平均時間が表示されます。Google アナリティクスでは、次の数式を使って平均エンゲージメント時間を算出します。
平均エンゲージメント時間 =(すべてのセッションでウェブサイトがフォーカス状態にあったか、アプリがフォアグラウンド表示されていた合計時間)÷(アクティブ ユーザーの合計数)
平均エンゲージメント時間は、Google アナリティクスで設定されているウェブページとアプリ画面からのデータを使って自動的に算出されます。
グラフの見方
タブの [平均エンゲージメント時間] は、グラフに表示される個別のそれより長くなる場合があります。
これは、タブの [平均エンゲージメント時間] が、1 ユーザーあたりのエンゲージメント時間の合計を期間全体のユーザー数で割った値を示しているからです。グラフの個々の点は、1 ユーザーあたりのエンゲージメント時間をその日のユーザー数で割った値を示しています。
7 月に 2 人のユーザーがウェブサイトにアクセスしました。
  • 7 月 2 日: ユーザー #1 が 3 分間アクセス
  • 7 月 3 日: ユーザー #2 が 4 分間アクセス
  • 7 月 4 日: ユーザー #1 が 5 分間、ユーザー #2 が 6 分間アクセス

この例では、7 月にユーザー #1 が合計 8 分間、ユーザー #2 が合計 10 分間アクセスしているため、タブの [平均エンゲージメント時間] は 9 分 00 秒になります。つまり、2 人のエンゲージメント時間の平均は 9 分ということになります。

グラフに表示される平均エンゲージメント時間は次のようになります。

  • 7 月 2 日: 3 分 00 秒
  • 7 月 3 日: 4 分 00 秒
  • 7 月 4 日: 5 分 30 秒
この例では、タブに表示される平均エンゲージメント時間は、個々の日付の平均エンゲージメント時間より長くなります。

エンゲージメントのあったセッション数(1 アクティブ ユーザーあたり)

「エンゲージメント セッション数(1 アクティブ ユーザーあたり)」には、1 ユーザーあたりの、エンゲージメントのあったセッションの数が表示されます。エンゲージメント セッションとは、10 秒以上続いたセッション、キーイベントが 1 回以上発生したセッション、ページビューまたはスクリーン ビューが 2 回以上発生したセッションです。Google アナリティクスでは、次の数式を使ってエンゲージのあったセッション数(1 ユーザーあたり)を算出します。
エンゲージのあったセッション数(1 アクティブ ユーザーあたり)=(10 秒以上続いたセッション、キーイベントが 1 回以上発生したセッション、ページビューまたはスクリーン ビューが 2 回以上発生したセッションの数)÷(ユーザーの合計数)
エンゲージのあったセッション数(1 アクティブ ユーザーあたり)は、Google アナリティクスで設定されているウェブページとアプリ画面からのデータを使って自動的に算出されます。
グラフの見方
タブの [エンゲージのあったセッション数(1 アクティブ ユーザーあたり)] は、グラフに表示される個別のそれより多くなる場合があります。
これは、タブに表示されるエンゲージメント セッション数(1 アクティブ ユーザーあたり)が、1 アクティブ ユーザーあたりのエンゲージメント セッション数の合計を期間全体のユーザー数で割った値を示しているからです。グラフの個々の点は、1 アクティブ ユーザーあたりのエンゲージメント セッション数をその日のユーザー数で割った値を示しています。
7 月に 2 人のユーザーがウェブサイトにアクセスしました。
  • 7 月 2 日: ユーザー #1 の 1 回のセッションでエンゲージメントが発生
  • 7 月 3 日: ユーザー #2 の 2 回のセッションでエンゲージメントが発生
  • 7 月 4 日: ユーザー #1 の 3 回のセッション、ユーザー #2 の 2 回のセッションでエンゲージメントが発生

この例では、7 月にユーザー #1 の合計 4 回のセッション、ユーザー #2 の合計 4 回のセッションでエンゲージがあったため、タブの [エンゲージのあったセッション数(1 アクティブ ユーザーあたり)] は 4 になります。つまり、2 人のエンゲージメント セッション数の平均は 4 回ということになります。

グラフ上の「エンゲージのあったセッション数(1 アクティブ ユーザーあたり)」は次のようになります。

  • 7 月 2 日: 1
  • 7 月 3 日: 2
  • 7 月 4 日: 2.5
この例では、タブの [エンゲージのあったセッション数(1 アクティブ ユーザーあたり)] は、個々の日付のそれより多くなります。

セッションあたりの平均エンゲージメント時間

[セッションあたりの平均エンゲージメント時間] には、1 回のセッションでお客様のウェブサイトまたはアプリでエンゲージメントが行われた時間が表示されます。Google アナリティクスでは、次の数式を使ってセッションあたりの平均エンゲージメント時間を算出します。
セッションあたりの平均エンゲージメント時間 =(ウェブサイトがユーザーのブラウザでフォーカス状態にあった平均時間、またはアプリがユーザーのデバイスでフォアグラウンド表示されていた平均時間)÷(セッションの合計数)
セッションあたりの平均エンゲージメント時間は、Google アナリティクスで設定されているウェブページとアプリ画面からのデータを使って自動的に算出されます。
グラフの見方
タブの [セッションあたりの平均エンゲージメント時間] は、グラフに表示される個別のそれより長くなる場合があります。
これは、タブに表示されるセッションあたりの平均エンゲージメント時間が、1 セッションあたりのエンゲージメント セッション数の合計を期間全体のセッション数で割った値を示しているからです。グラフの個々の点は、セッションあたりの平均エンゲージメント時間をその日のセッション数で割った値を示しています。
7 月に 2 人のユーザーがウェブサイトにアクセスしました。
  • 7 月 2 日: ユーザー #1 の 1 回のセッションで 3 分間エンゲージメントが発生
  • 7 月 3 日: ユーザー #2 の 2 回のセッションで 3.5 分間と 4.5 分間ずつエンゲージメントが発生
  • 7 月 4 日: ユーザー #1 の 1 回のセッションで 4 分間、ユーザー #2 の 1 回のセッションで 6 分間エンゲージメントが発生

この例では、7 月のユーザー #1 の合計エンゲージメント時間は 7 分、ユーザー #2 の合計エンゲージメント時間は 14 分であるため、タブの [セッションあたりの平均エンゲージメント時間] は 10 分 30 秒になります。つまり、2 人のエンゲージメント時間の平均は 10.5 分ということになります。

グラフに表示されるセッションあたりの平均エンゲージメント時間は次のようになります。

  • 7 月 2 日: 3 分
  • 7 月 3 日: 4 分
  • 7 月 4 日: 5 分
この例では、タブの [エンゲージのあったセッション数(1 アクティブ ユーザーあたり)] は、個々の日付のそれより多くなります。

ユーザー維持率

[ユーザー維持率] には、初めてアクセスしてからの 42 日間にサイトまたはアプリに再度アクセスしたユーザーの割合が日別に表示されます。ユーザーが初めてアクセスした日のユーザー維持率を 100% としています。日ごとにユーザー数が減少するにつれて、ユーザー維持率は減少します。

コホート別のユーザー アクティビティ

「コホート別のユーザー アクティビティ」には、ある日に獲得したユーザーが、別の日に獲得したユーザーよりもアプリを再度使用する割合が高いかどうかが表示されます。各行はコホートを表し、一番下の行は最新のコホート、一番上の行は最初期のコホートとなります。色が濃くなるほど、アプリを再度使用するユーザーの割合がコホート内で高くなることを意味します。アプリを再度使用するユーザーが少なくなると、色が薄くなります。グラフには、「維持率の概要」レポートへのリンクが含まれています。

ページタイトルとスクリーン クラス別の表示回数

「ページタイトルとスクリーン クラス別の表示回数」には、指定した期間内にユーザーが閲覧したページまたはスクリーンが、表示回数の多い順に表示されます。

たとえば、次の表では、「Home」ページと「Shopping Cart」ページが最も頻繁に表示されたことがわかります。[ページとスクリーンを表示] をクリックすると、「ページとスクリーン」レポートが開きます。

イベント名別のイベント数

「イベント名別のイベント数」には、指定した期間内にユーザーがイベントをトリガーした回数が、頻繁にトリガーされたイベント順に表示されます。

たとえば次の表では、「screen_view」イベントと「user_engagement」イベントが、トリガーされた回数において上位だったことがわかります。表内のイベント(例: 「screen_view」など)をクリックすると、そのイベントに関するレポートが開きます。また、[イベントを表示] をクリックすると、「イベント」レポートが開きます。

イベント名別のキーイベント

[イベント名別のキーイベント] には、ユーザーが各キーイベントをトリガーした回数が表示されます。アナリティクスでは一部のイベントがキーイベントとして自動的に収集されますが、任意のイベントにキーイベントとしてマークを付けることもできます。

総収益

「合計収益」には、e コマースでの購入、アプリ内購入、定期購入、広告によって発生した収益の合計額から、払い戻し額を差し引いた金額が表示されます。
[合計収益] タブには、期間中に発生した合計収益が表示されます。グラフには、1 日あたりの合計収益がプロットされます。たとえば、合計収益が 7 月 2 日は $153.98、7 月 3 日は $739.28 だった場合、タブには「$893.26」と表示されます。

購入による収益

「購入による収益」には、e コマースでの購入やアプリ内購入で発生した収益の合計額が表示されます。
[購入による収益] タブには、期間中に発生した購入による収益が表示されます。グラフには、1 日あたりの購入による収益がプロットされます。たとえば、購入による収益が 7 月 2 日は $39.15、7 月 3 日は $91.35だった場合、タブには「$130.50」と表示されます。

広告収入合計

「広告収入合計」には、モバイルアプリのユーザーによって発生した広告収入の合計額が表示されます。広告収入合計は、Google AdMob、Google アド マネージャー、またはデータの取得先がサードパーティ統合の場合は ad_impression イベントに基づいています。
[広告収入合計] タブには、期間中に発生した広告収入合計が表示されます。グラフには、1 日あたりの広告収入合計がプロットされます。たとえば、広告収入合計が 7 月 2 日は $7.25、7 月 3 日は $1.45 だった場合、タブには「$8.70」と表示されます。

アクティブ ユーザーあたりの平均購入収益額

「アクティブ ユーザーあたりの平均購入収益額」は、アプリ内購入(in_app_purchase イベントがトリガーされたとき)と購入(purchase イベントがトリガーされたとき)による購入収益をユーザー数で割った値を示しています。

広告ユニット別のパブリッシャー広告インプレッション数

「広告ユニット別のパブリッシャー広告インプレッション数」には、一定の期間内の広告ユニットあたりの広告インプレッション数と、前の期間からの変化率が表示されます。[パブリッシャー広告を確認] をクリックすると、「パブリッシャー広告」レポートを開くことができます。

国別のアクティブ ユーザー数

「国別のアクティブ ユーザー数」には、アプリにアクセスしているユーザーの国が、ユーザー数の多い順に表示されます。このカードには世界地図も含まれ、ユーザー数が多い国ほど濃い青色で示されます。

国にカーソルを合わせると、その国のユーザー数を確認できます。[国を表示] をクリックすると、「ユーザー属性の詳細」レポートが開き、各国のユーザーの詳細が表示されます。

デバイスのモデル別のアクティブ ユーザー数

「デバイスのモデル別のアクティブ ユーザー数」には、アプリにアクセスしたユーザーのデバイスのモデルが、ユーザー数の多い順に表示されます。[デバイスのモデルを表示] をクリックすると、「ユーザーの環境の詳細」レポートが開き、各デバイスモデルを使用しているユーザーの詳細を確認できます。

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