Google アナリティクスでは、次の情報がデフォルトで収集されます。
- ユーザー数
- セッションの統計情報
- おおよその位置情報
- ブラウザとデバイスの情報
Google アナリティクスによりデフォルトで収集されるイベントとユーザー プロパティのリストをご覧ください。
アナリティクスでは、ウェブデータ ストリームにおける測定機能の強化イベント(有効になっている場合)、アプリデータ ストリームにおけるアプリ内購入に関するデータも収集されます。
ウェブサイトの識別子
Google アナリティクスでは、_ga
という名前のファーストパーティ Cookie にクライアント ID を保存し、ユニーク ユーザーおよびそれらのユーザーによるウェブサイトでのセッションを識別します。アナリティクスでのデータ保存が同意モードで無効になっている場合、クライアント ID は保存されません。
モバイル デバイスの識別子
Firebase 向け Google アナリティクス SDK では、アプリ インスタンス識別子が自動的に生成され、アプリの各インスタンスに割り当てられます。アナリティクスはこの識別子を使用して、アプリのユニーク インストール数を識別し、ユーザーに関する指標を計算します。詳しくは、アプリ インスタンス ID についてをご覧ください。
この SDK には、モバイル デバイスの識別子(Android の広告 ID や iOS の IDFA など)を収集する機能が備わっており、Cookie に似たテクノロジーが使用されています。
iOS では、SDK は広告識別子(IDFA)を利用できる場合のみ IDFA を収集します。IDFA を利用できるようにするには、デベロッパーが AdSupport.framework ライブラリでリンクを設定し、iOS 14.5 以降で App Tracking Transparency フレームワークからユーザーの承認を得る必要があります。広告識別子を利用できない場合、SDK はベンダー識別子を収集します。ベンダー識別子の報告後に広告識別子が利用できるようになった場合、SDK はベンダー識別子の収集を停止します。
デフォルトでは、Android の SDK は広告 ID を収集します。広告 ID を利用できるようにするには、デベロッパーが SDK のマニフェスト ファイルに com.google.android.gms.permission.AD_ID
権限を含める必要があります。広告 ID 収集のため、SDK のマニフェストには com.google.android.gms.permission.AD_ID
権限が含まれており、Android ビルドツールによってアプリ マニフェストに自動的にその権限が統合されます。ユーザーが Android の設定で、広告 ID を使ったパーソナライズからオプトアウトした時点で、広告 ID は削除されます。削除された広告 ID にアクセスしようとすると、ID の代わりにゼロの文字列が返されます。AD_ID 権限の申告について詳しくは、Google Play Console ヘルプの広告 ID をご覧ください。