Google 広告にエクスポートしたオーディエンスにユーザーが登録されない場合は、次のような方法で原因を診断します。
Google 広告リマーケティングがオンになっていることを確認する
詳しくは、Google アナリティクスのデータを使ったリマーケティングを有効にする方法をご覧ください。
Google 広告でオーディエンス ソースのカードを確認する
Google 広告で、[ツールと設定] > [オーディエンス マネージャー] > [オーディエンス ソース] の順に選択し、[Firebase 向け Google アナリティクス(GA4)] カードを参照します。オーディエンスの登録条件に合致するユーザーが、サイトまたはアプリでイベントを発生させているかどうか確認しましょう。イベントを発生させていない場合、そのユーザーは Google 広告のオーディエンスに登録されません。
アナリティクスのオーディエンス レポートを確認する
- Google アナリティクスにログインします。
- 左側のメニューで [レポート] をクリックします。
- [ユーザー] > [ユーザー属性] > [オーディエンス] をクリックします。
レポートが表示されない場合、管理者または編集者であればレポートを追加できます。レポート内のオーディエンスの名前をクリックすると、そのオーディエンスに関する詳細なレポートが開きます。
アナリティクスでオーディエンスの定義を見直す
オーディエンスの定義が厳しすぎると、十分な数のユーザーが得られないことがあります。たとえば「マーケット内インタレスト ID」が「メディア、エンターテイメント/書籍」と一致するユーザーだけを登録するよう定義している場合、もう少し範囲の広い ID である「メディア、エンターテイメント」に変更することを検討しましょう。あるいは、地域パラメータで「都市 ID」が「A 市」と一致するユーザーに絞っている場合に、OR 条件で B 市も追加して範囲を広げます。
イベントやユーザー プロパティを広告のパーソナライズから除外していないか確認する
イベントやユーザー プロパティを広告のパーソナライズから除外している場合、そのデータに基づくオーディエンスは、アナリティクスから広告プラットフォーム(Google 広告など)にエクスポートされません。
広告のパーソナライズから除外している地域がないか確認する
特定の地域で広告のパーソナライズを無効化している場合、その地域のユーザーは、仮にアナリティクスでオーディエンスに追加される条件を満たしていても、オーディエンスのエクスポート先の広告プラットフォーム(Google 広告など)ではリマーケティング リストに追加されません。
サイトで Google マーケティング プラットフォームの広告プロダクトをご利用の場合: ウェブページがリマーケティング Cookie を設定していることを確認する
オーディエンスがユーザー属性やインタレストのデータを使用する設定の場合、アナリティクスが該当するユーザーデータを取得できるよう、ウェブページ側で DoubleClick の Cookie を設定している必要があります。
ウェブページで必要な Cookie が設定されているか確認するには、ブラウザのデベロッパー ツールで、ページが https://stats.g.doubleclick.net に対するネットワーク呼び出しを行っているかどうかを調べます。以下は Chrome デベロッパー ツールを使用する場合の手順です。
- Chrome で目的のウェブページ(例: example.com)を開きます。
- Chrome デベロッパー ツールを起動します( > その他のツール > デベロッパー ツール)。
- [Network] タブを開き、ネットワーク呼び出しを捕捉するため [Preserve log] をオンにします。
- ウェブページを再読み込みします。
- [Network] タブで https://stats.g.doubleclick.net/g/collect?v=2&tid=ignoredXXXXXXX&cid=XXXXXXXX.XXXXXXX に対する呼び出しで、必要な Cookie のうち 1 個(状況に応じて NID、SNID、ANID、ID、IDE、DSID のいずれか)がリクエスト ヘッダーに含まれるものを探します。こういった呼び出しが発生している場合は、オーディエンスへのユーザー登録が想定どおりに行われているものと考えられます。
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