このページは、Google タグ マネージャーで Google タグを管理しており、複数の Google タグ向けに有効な共有された設定を定義したいユーザーを対象としています。
設定変数について
Google タグ: 設定変数を使用すると、複数の Google タグ全体で設定を再利用できます。たとえば、ウェブサイトを複数の言語で公開し、閲覧中の言語に基づいてユーザーを分類するとします。この場合、各タグを手動で更新する代わりに、language
パラメータを使って設定変数を作成し、Google タグ全体で使用できます。
設定変数を設定する方法
新しい設定変数を作成するには:
- Google タグ マネージャーを開く
- ワークスペースで、左側の [変数] メニューを開きます。
- ユーザー定義変数を [新規] で作成します。
- [変数の設定] で、[Google タグ: 設定] 変数を選択します。
- 再利用するパラメータを追加します。事前定義済みパラメータの表は以下で確認できます。これらの事前定義済みパラメータがニーズに合わない場合は、ご自身でいつでもカスタム パラメータを作成できます。[名前] フィールドに任意の名前を入力します。
- 変数に名前を付けて、[保存] をクリックします。
Google タグの設定を再利用する
- ワークスペースで、左側の [タグ] メニューを開きます。
- 設定変数を適用する Google タグを選択します。
- 以下の手順で設定を再利用します。
- 設定を再利用するには、プルダウン リストから [Google タグ: 設定] 変数を選択します。
- 共有イベントの設定を再利用するには、プルダウン リストから [Google タグ: イベントの設定] 変数を選択します。
- 設定変数から継承されたパラメータを確認するには、[継承された設定を表示] をクリックします。
- Google タグでのみ継承されたパラメータを編集するには、[編集] をクリックします。
- 編集済みの継承されたパラメータを元に戻すには、[リセット] をクリックします。
- タグを保存し、コンテナを公開します。
設定用の有効なパラメータ
次の表に、事前定義パラメータと、これらのパラメータで使用できるサービス(X マーク付き)を示します。
名前 | 型 | デフォルト値 | 説明 | Google 広告 | GA4 | Merchant Center |
---|---|---|---|---|---|---|
ads_data_redaction | ブール値 |
false |
同意が得られなかった場合に、すべてのリクエストから広告クリックの ID(&gclid 、&dclid 、&wbraid など)を削除する同意モードのパラメータ。 |
X | ||
allow_ad_personalization_signals | ブール値 |
true |
広告のパーソナライズ機能を無効にするには、false に設定します。 |
X | X | X |
allow_google_signals | ブール値 | true | デフォルト値は true です。広告向けの機能をすべて無効にするには、allow_google_signals を false に設定します。 |
X | X | |
allow_interest_groups | ブール値 |
true |
インタレスト グループのデータの保存を無効にできるプライバシー サンドボックスの API 設定。 | X | X | X |
campaign_content | 文字列 | 未定義 | A/B テストやコンテンツ ターゲット広告で使用します。campaign_content を使用して、同じ URL を参照する広告とリンクを区別します。注: この値を設定すると、 utm_content クエリ パラメータがオーバーライドされます。 |
X | X | |
campaign_id | 文字列 | 未定義 | この参照が参照しているキャンペーンを識別するために使用されます。campaign_id を使用して、特定のキャンペーンを識別します。注: この値を設定すると、 utm_id クエリ パラメータがオーバーライドされます。 |
X | X | |
campaign_medium | 文字列 | 未定義 | campaign_medium を使用して、メールや CPC 広告などのメディアを指定します。注: この値を設定すると、 utm_medium クエリ パラメータがオーバーライドされます。 |
X | X | |
campaign_name | 文字列 | 未定義 | キーワード分析で使用します。campaign_name を使用して、特定商品のプロモーションまたは戦略的キャンペーンを識別します。注: この値を設定すると、 utm_name クエリ パラメータがオーバーライドされます。 |
X | X | |
campaign_source | 文字列 | 未定義 | campaign_source を使用して、検索エンジンやニュースレター名などのソースを指定します。注: この値を設定すると、 utm_source クエリ パラメータがオーバーライドされます。 |
X | X | |
campaign_term | 文字列 | 未定義 | 有料検索で使用します。campaign_term を使用して、有料検索広告のキーワードをトラッキングします。注: この値を設定すると、 utm_term クエリ パラメータがオーバーライドされます。 |
X | X | |
client_id | 文字列 | ユーザーごとにランダムに生成された値。 | ブラウザのインスタンスを匿名で識別します。デフォルトでは、この値はファーストパーティのアナリティクス Cookie として 2 年間の有効期限付きで保管されます。 | X | ||
content_group | 文字列 | 未定義 | コンテンツ グループを使用すると、ページとスクリーンをカスタム バケットに分類できます。コンテンツ グループの詳細 | X | ||
conversion_linker | ブール値 |
true |
このパラメータを使用して、Google 広告と Floodlight のコンバージョン リンクを無効にします。false に設定すると、コンバージョン リンクを無効にできます。 |
X | ||
cookie_domain | 文字列 |
'auto' |
アナリティクス Cookie の保管に使用するドメインを指定します。 ドメインを指定せずに Cookie を設定するには、 'none' に設定します。Cookie をトップレベル ドメインと 1 つのサブドメイン(eTLD +1)にドメイン指定するには、 'auto' (デフォルト値)に設定します。たとえば、cookie_domain が 'auto' に設定されている場合、https://example.com はドメインに example.com を使用し、https://subdomain.example.com もドメインに example.com を使用します。 |
X | X | X |
cookie_expires | 数値 |
63072000 |
ヒットが Google アナリティクスに送信されるたびに、Cookie の有効期限はその時点の時刻と cookie_expires フィールドの値を足した値に更新されます。つまり、デフォルト値の 2 年(63,072,000 秒)を使用しており、ユーザーが毎月サイトを訪問する場合、Cookie が期限切れになることはありません。cookieExpires を 0(ゼロ)秒に設定すると Cookie がセッション ベースになり、現在のブラウザ セッションが終了した時点で期限切れとなります。注意: Cookie の有効期限が短すぎると、ユーザー数が増え、測定の精度が低下します。 |
X | X | X |
cookie_flags | 文字列 | 未定義 | 設定時に Cookie に追加フラグを付加します。フラグはセミコロンで区切る必要があります。設定するフラグの例については、新しい Cookie を作成するをご覧ください。 | X | X | X |
cookie_path | 文字列 |
'/' |
Google タグの Cookie の保管に使用するサブパスを指定します。 | X | X | X |
cookie_prefix | 文字列 | 未定義 | Google 広告とアナリティクスの Cookie の名前の先頭に付加する接頭辞を指定します。たとえば、Google 広告の Cookie の名前を _gcl_aw から <your-prefix>_aw に変更できます。 |
X | X | X |
cookie_update | ブール値 |
true |
cookie_update が true に設定されている場合:
false に設定すると、Cookie はページの読み込みごとには更新されません。つまり、ユーザーが最初にサイトにアクセスした時点に基づいて Cookie 有効期限が決まります。 |
X | X | X |
customer_lifetime_value | 文字列 | 未定義 | 顧客がリピーターとしてカウントされる期間を指定します。 | X | ||
groups | 文字列 | 未定義 | ターゲット(サービス、アカウント、プロパティなど)のグループを作成し、そのグループにイベントをルーティングすることができます。グループにイベントを送信するには、イベントタグに send_to パラメータを設定する必要があります。 |
X | X | X |
ignore_referrer | ブール値 |
false |
true を設定すると、参照 URL がトラフィック ソースとして表示されなくなります。このフィールドの使用に適したケース |
X | X | |
language | 文字列 | navigator.language |
ユーザーの言語設定を指定します。 | X | X | X |
new_customer | ブール値 | 未定義 | Google 広告の広告キャンペーンからの新規顧客の獲得数をレポートします。実装について詳しくは、Google 広告ヘルプをご覧ください。 | X | ||
page_hostname | 文字列 | location.hostname |
サイトのホスト名を設定します。このパラメータを使用すると、自動値をオーバーライドできます。 | X | X | |
page_location | 文字列 | document.location |
ページの完全な URL を指定します。このパラメータを使用すると、自動値をオーバーライドできます。 | X | X | X |
page_path | 文字列 | location.pathname |
ページパス(/ の後の文字列)を指定します。このパラメータを使用すると、自動値をオーバーライドできます。 |
X | X | |
page_referrer | 文字列 | document.referrer |
ページにトラフィックを送り込んだ参照ソースを指定します。この値はトラフィック ソースの算出にも使用され、このパラメータを使用すると、自動値をオーバーライドできます。 | X | X | X |
page_title | 文字列 | document.title |
ページまたはドキュメントのタイトルです。このパラメータを使用すると、自動値をオーバーライドできます。 | X | X | X |
send_page_view | ブール値 |
true |
false に設定すると、デフォルトのスニペットが page_view を送信できなくなります。 |
X | ||
screen_resolution | 文字列 | window.screen | 画面の解像度を指定します。x で区切られた 2 つの正の整数にする必要があります。たとえば、800 x 600 ピクセルの画面の場合、値は「800x600」になります。ユーザーの window.screen 値から算出されます。 |
X | X | |
server_container_url | 文字列 | 未定義 | タグ設定サーバーの URL を指定します。詳しくは、サーバーサイド タグ設定についての記事をご覧ください。 | X | X | X |
user_id | 文字列 | 未定義 | サイトの所有者またはライブラリの利用者により提供された、ユーザーの既知の識別子を指定します。ユーザー ID として個人情報を使うことはできません。また、Google アナリティクス Cookie など、アナリティクスのストレージにこの値を残すことはできません。文字数制限 = 256。 | X | ||
user_properties | オブジェクト | 未定義 | ユーザー プロパティとは、言語設定や地域など、ユーザーベースのセグメントを表現するのに使用される属性を指します。プロジェクトごとに、最大 25 個のユーザー プロパティを追加設定できます。詳しくは、ユーザー プロパティのセットアップ方法をご覧ください。 | X |