この記事は、ウェブサイトに同意モードを実装しているユーザーを対象としています。
同意モードは、プライバシーに関するユーザーの選択を尊重する仕組みとして、測定に欠かせません。ただし、同意モードの実装に問題がある場合や、同意モードのモデリングを有効にするのに十分なデータがない場合、測定の設定に影響を与える可能性があります。
同意モードを有効にした場合の影響
同意モードを有効にすると、Google に送信されるすべてのデータに同意情報が付加されます。これまで同意モードをウェブサイトに実装していなかった場合は、コンバージョン数が増加する可能性があります。
同意モードは、Google 広告で効果を確認できるようになるまで、少なくとも 7 日間は実装し、一定のデータしきい値を満たす必要があります。詳しくは、同意モードが与える影響についてをご確認ください。
同意モードに関する問題のトラブルシューティング方法
同意モードの実装に関するエラーを確認するには、Tag Assistant を使用して同意モードの実装を確認します。
問題を選択すると、トラブルシューティングの手順が表示されます。
[同意] タブに何も表示されない
ページに同意モードが実装されていない場合や、Google タグの読み込みがブロックされている場合、Tag Assistant の [同意] タブは空になります。
同意管理プラットフォーム(CMP)を使用して同意モードのバナーを読み込む場合は、次の手順を実施します。
- CMP が Google の同意モードをサポートしているかどうか調べます。
- CMP の設定を確認して、Google 同意モードを有効にします。Google タグの読み込みをブロックしている場合は、Google タグのブロックを解除します。
- 同意モードが機能することを確認します。
自社のバナーをお使いの場合は、デベロッパー向けドキュメントで同意モードの実装を修正する方法をご確認ください。
同意のデフォルト値を設定していない
すべての同意モードのパラメータに同意のデフォルト値を設定すると、標準の同意モードのバナーの実装に基づいてタグの動作を効率的に管理できます。詳しくは、Google の同意に関する要件をご確認ください。
同意管理プラットフォーム(CMP)を使用して同意モードのバナーを読み込む場合は、少なくとも次のパラメータにデフォルト値を設定してください。
ad_storage
analytics_storage
ad_user_data
ad_personalization
自社のバナーをお使いの場合は、デベロッパー向けドキュメントで同意のデフォルト値の設定についてご確認ください。
同意のデフォルト値を設定するタイミングが遅い
タグやその他のコードで同意を使用したり更新したりする前に、ウェブサイトでデフォルトの同意ステータスを設定しなければなりません。同意のデフォルト値を設定するタイミングが遅すぎると、期待する効果が得られない場合があります。詳しくは、Google の同意に関する要件をご確認ください。
同意管理プラットフォーム(CMP)を使用して同意モードのバナーを読み込む場合は、Google タグからデータが送信される前に同意バナーが読み込まれるようにしてください。
自社のバナーをお使いの場合は、同意のデフォルト値を設定するタイミングについて確認してください。
同意が更新されない
ウェブサイトにアクセスしたユーザーが同意モードのバナーを操作すると、同意の更新コマンドが送信されます。同意ステータスが更新されない場合は、更新メカニズムが実装されているかどうかを確認してください。
同意管理プラットフォーム(CMP)を使用して同意モードのバナーを読み込むと、ユーザーがバナーを操作したときに自動的に更新が送信されます。問題が発生した場合は、CMP プロバイダに連絡し、実装についてのサポートを依頼してください。
自社のバナーをお使いの場合は、同意ステータスの更新を送信する方法について確認してください。
同意が地域の設定に適応しない
サイトにアクセスするユーザーの地域に応じて、同意のデフォルト値を変えて設定できます。同意のデフォルト値を地域ごとに実装している場合は、デベロッパー向けドキュメントで地域の設定への適応方法をご確認ください。
同意モードが与える影響と増加率データが確認できない
Google 広告では、同意モードが与える影響とコンバージョンの増加率を確認できます。同意モードの実装が意図したとおりに機能していることを確認した場合でも、その影響を確認するには、特定のデータしきい値を満たす必要があります。詳しくは、同意モードが与える影響についてをご確認ください。
同意モードの増加率データが低い
Google 広告では、同意モードが与える影響とコンバージョンの増加率を確認できます。同意モードの実装が意図したとおりに機能していることを確認できた場合は、他の問題による影響から数値が予想よりも低くなっている可能性があります。詳しくは、低い増加率を修正する方法をご確認ください。