これらのイベントをウェブサイトまたはモバイルアプリに追加すると、より有益なレポートの生成に加え、新たな機能と動作の測定を行うことができます。これらのイベントが意味を成すようにするには追加のコンテキストが必要なため、イベントが自動的に送信されることはありません。
この記事内のリンクを使用して、各イベントの既定のパラメータをご確認ください。推奨イベントと既定のパラメータを一緒に送信すると、レポートで詳細な情報を得ることができます。また、今後リリースされる最新の機能と統合をいち早く利用することができます。
推奨イベントをウェブサイトに設定する方法は、イベントを設定するでご確認ください。アプリ プロジェクトの場合は、イベントをロギングするをご覧ください。これらのイベントのデータにより、事前定義されたディメンションと指標が自動的に更新され、レポート内のデータを分析できるようになります。
Google アナリティクスの推奨イベントを使ってユーザー アクションを測定する
すべてのプロパティ向け
これらのイベントは、すべての業種のすべてのお客様におすすめします。イベントの送信が推奨される事例について、この記事内で後述します。
イベント | トリガーのタイミング |
---|---|
ad_impression | ユーザーが広告を表示したとき(アプリの場合のみ) |
earn_virtual_currency | ユーザーが仮想通貨(コイン、ジェム、トークンなど)を獲得したとき |
generate_lead | ユーザーが問い合わせのためにフォームまたはリクエストを送信したとき |
join_group | ユーザーがグループに参加したとき |
login | ユーザーがログインしたとき |
purchase | ユーザーが購入手続きを完了したとき |
refund | ユーザーが払い戻しを受け取ったとき |
search | ユーザーがウェブサイトまたはアプリを検索したとき |
select_content | ユーザーがウェブサイトまたはアプリのコンテンツを選択したとき |
share | ユーザーがウェブサイトまたはアプリのコンテンツを共有したとき |
sign_up | ユーザーがウェブサイトまたはアプリでアカウントを登録したとき |
spend_virtual_currency | ユーザーが仮想通貨(コイン、ジェム、トークンなど)を使用したとき |
tutorial_begin | ユーザーがオンボーディング プロセス中にチュートリアルを開始したとき |
tutorial_complete | ユーザーがオンボーディング プロセス中にチュートリアルを完了したとき |
オンライン販売向け
サイトまたはアプリでの販売を測定する場合は、これらのイベントをおすすめします。オンライン販売向けのイベントは、小売、e コマース、教育、不動産、旅行の分野における販売の測定に役立ちます。イベントを送信すると、e コマース購入レポートにデータが入力されます。オンライン販売向けのイベントに関する詳細は、e コマースを測定する(ウェブサイトの場合)、e コマース(アプリ)を測定する(アプリ プロジェクトの場合)でご確認ください。
イベント | トリガーのタイミング |
---|---|
add_payment_info | ユーザーが購入手続きで支払い情報を送信したとき |
add_shipping_info | ユーザーが購入手続きで配送情報を送信したとき |
add_to_cart | ユーザーがショッピング カートに商品を追加したとき |
add_to_wishlist | ユーザーがあとで買うリストに商品を追加したとき |
begin_checkout | ユーザーが購入手続きを開始したとき |
purchase | ユーザーが購入手続きを完了したとき |
refund | ユーザーが払い戻しを受け取ったとき |
remove_from_cart | ユーザーがショッピング カートから商品を削除したとき |
select_item | ユーザーが商品やサービスのリストから商品を選択したとき |
select_promotion | ユーザーがプロモーションを選択したとき |
view_cart | ユーザーがショッピング カートを表示したとき |
view_item | ユーザーが商品を閲覧したとき |
view_item_list | ユーザーが商品やサービスのリストを表示したとき |
view_promotion | ユーザーがウェブサイトまたはアプリでプロモーションを表示したとき |
ゲーム向け
これらのイベントは、ゲーム プロパティでの測定におすすめします。これらのイベントを送信すると、ゲームレポートにデータが入力されます。
イベント | トリガーのタイミング |
---|---|
earn_virtual_currency | ユーザーが仮想通貨(コイン、ジェム、トークンなど)を獲得したとき |
join_group | ユーザーがグループに参加したとき |
level_end | ユーザーがゲームでレベルを完了したとき |
level_start | ユーザーがゲームで新しいレベルを開始したとき |
level_up | ユーザーがゲーム内でレベルアップしたとき |
post_score | ユーザーがスコアを投稿したとき |
select_content | ユーザーがコンテンツを選択したとき |
spend_virtual_currency | ユーザーが仮想通貨(コイン、ジェム、トークンなど)を使用したとき |
tutorial_begin | ユーザーがオンボーディング プロセス中にチュートリアルを開始したとき |
tutorial_complete | ユーザーがオンボーディング プロセス中にチュートリアルを完了したとき |
unlock_achievement | ユーザーが実績を達成したとき |
イベントを確認する
設定後に DebugView ツールを使用して、推奨イベントをモニタリングします。また、リアルタイム レポートでは、イベントがトリガーされたときに実際のユーザーから発生したイベントを確認することもできます。
アナリティクスのイベントに関する最適化案
[イベント] レポートでは、すでに収集したデータ、あるいは Google Play ストアまたは iOS App Store のアプリのカテゴリ(e コマース、旅行など)に基づいて、収集するイベントの最適化案が表示されます。デフォルトでは、イベント表の上部に 3 つの最適化案が表示されます。
- その他の最適化案を表示するには、[すべて表示] をクリックします。
- イベントを収集するコード スニペットを表示するには、そのイベントの行をクリックします。
- 最適化案を非表示にするには、イベント名にカーソルを合わせて をクリックします。
SDK を Android 17.2.5 以降または iOS 16.20.0 以降に更新する場合の考慮事項
いずれかの OS で以前のバージョンの SDK を使用していて、Android 17.2.5 以降または iOS 16.20.0 以降にアップグレードする場合は、次の点を考慮してください。
- アップグレードすると、それ以降にアクセスできるのは繰り返し項目配列内の商品データのみです。これらの SDK バージョンより前の商品データには、標準イベント パラメータを使用できなくなります。
- この変更は、複数商品の分析に対応できるようにするために行われました。
- そのため、商品データへの参照を調整することが必要になる場合があります。
このアップグレードにより、BigQuery のスキーマ形式も変更されます。商品データが繰り返しフィールドに表示されるようになるため、1 つのイベント内で複数の商品を分析することが可能になります。このアップグレードを行う際、商品データのフィールドを参照するすべてのクエリを調整する必要があります。