ゴミ箱には削除対象として指定されたアカウントとプロパティが含まれています。ゴミ箱に移動した項目は、移動してから 35 日以内であれば復元できますが、それを過ぎると完全に削除されます。
この記事の内容:ゴミ箱について
ゴミ箱は、アカウントとプロパティが削除される前の一時的な保管場所です。ゴミ箱に移動したアカウントとプロパティは、35 日間保管されてから、完全に削除されます。
ゴミ箱では、削除の対象として指定されたすべてのエンティティ、削除することを指定したユーザー、完全に削除される日付が表示されます。エンティティを復元するには、そのエンティティを選択してゴミ箱から移動します。ゴミ箱にアクセスするには、アカウントの編集者の役割が必要です。
ゴミ箱内のエンティティは 35 日後に完全に削除され、アナリティクス システムをユーザーとして変更履歴に削除が記録されます。
復元の対象
アカウントを復元すると、個別にゴミ箱に移動したプロパティを除き、関連するプロパティが自動的に復元されます。プロパティを復元すると、プロパティをゴミ箱に移動した際にプロパティに含まれていたすべてのデータ ストリームが自動的に復元されます。たとえば、アカウント A にプロパティ P1(データ ストリーム DS1 と DS2 を含む)とプロパティ P2(データ ストリーム DS3 と DS4 を含む)が含まれていると仮定します。
- 例 1: 最初からアカウント A をゴミ箱に移動します。この場合、アカウント A を復元すると P1(DS1 と DS2 も含む)と P2(DS3 と DS4 も含む)も自動的に復元されます。
- 例 2: まず P1 をゴミ箱に移動します。その後にアカウント A をゴミ箱に移動します。この場合、アカウント A を復元すると A と P2(DS3 と DS4 も含む)が自動的に復元されますが、個別にゴミ箱に移動した P1 は復元されません。
データ ストリームは、ゴミ箱には移動できず、削除のみ可能です。ただし、プロパティをゴミ箱に移動すると、このプロパティのデータ ストリームがプロパティとともにゴミ箱に移動します。
ゴミ箱からアカウントまたはプロパティを復元すると、すべての設定(フィルタ、ユーザー権限、他の Google サービスへのリンクなど)が復元されます。
アカウントとプロパティがゴミ箱に保管されている間は、データの処理が行われません。主要レポートのデータ処理は、ゴミ箱からの復元後 1 時間以内に再開されます。リアルタイム処理の場合は数秒以内に再開されます。
サブプロパティと統合プロパティ
サブプロパティや統合プロパティをゴミ箱に移動したり復元したりする際は、他にも考慮すべき要素があります。