複数のユーザー セグメントの相互関係をビジュアル表示して探ります。
「セグメントの重複」手法を使用すると、最大 3 個のユーザー セグメントを比較して、それらの重複状況と相互関係をすばやく確認できます。この手法は、複雑な条件に基づいて特定のユーザーを見分ける際に役立ちます。見つかったユーザーから新しいセグメントを作成し、それを他のデータ探索の手法および Google アナリティクスのレポートに適用することもできます。
以下のデータ探索の例では、セグメントの重複を使用して、「新規ユーザー」、「モバイル トラフィック」、「コンバージョンに至ったユーザー」というセグメントが交わる部分を探っています。
セグメントの重複データ探索を作成する
- Google アナリティクスにログインします。
- 左側の [探索] をクリックします。
- 画面上部の [テンプレート ギャラリー] をクリックし、[セグメントの重複] テンプレートを選択します。
- 以下で説明されているオプションを使用してデータ探索を設定します。
セグメントの重複データ探索を設定する
オプション | 説明 |
---|---|
セグメントの比較 | 最大 3 個のセグメントをデータ探索に適用します。 |
内訳 | 表のデータ系列を細かく分割するために使用するディメンションです。 |
最初の行 | 表内に表示される最初の行を選択します。 |
表示する行数 | 表に表示する行数を設定します。 |
値 | 最大 10 個の指標を表に表示します。 |
セグメントの重複データ探索を使用する
「セグメントの重複」の図では、次のような操作ができます。
- セグメントまたは共通部分(複数のセグメントが交わる部分)の内側にカーソルを合わせると、そのセグメントまたは共通部分について排他的な数値(他のセグメントと重なるすべての部分を除外した数値)が表示されます。
- セグメントの枠線にカーソルを合わせると、そのセグメントについて両立的な数値(他のセグメントと重なるすべて部分を含めた数値)が表示されます。
図の下のデータ表には、選択したセグメントから得られた実際のデータが表示されます。表に指標やディメンションを追加すると、データをより詳しく探ることができます。上の表では、他のコンテキストを指定するために国を内訳ディメンションとして使用し、ユーザーがどこからアクセスしているかを把握できるようにしています。
データをさらに絞り込むには、フィルタを追加します。たとえば、セグメントの重複の図とデータ表の両方に含まれるデータを、収益額が 10 万円を超えるユーザーのデータに絞り込むことができます。
セグメントの重複のデータから新しいセグメントを作成するには、図内のセグメントか共通部分、またはデータ表のセルを右クリックします。たとえば、モバイル トラフィック、コンバージョンに至ったユーザー、新規ユーザーのすべての条件を満たす新しいセグメントを作成できます。作成したセグメントは、同じデータ探索の他の手法に使用したり、公開して他のデータ探索やアナリティクスで利用したりできます。