オーディエンス トリガーを使用すると、ユーザーがオーディエンスの定義に合致し、メンバーとして追加された際にイベントをトリガーできます。
たとえば、ユーザーによるセッションの開始や記事の閲覧が一定回数を超えたり、キーイベントのしきい値を超えたりするなどの重要な目標を達成するとイベントをトリガーできます。
これらのイベントはレポートで分析でき、他のイベントと同様に、キーイベントとして扱うよう設定できます。
オーディエンスの条件が 1 つのイベントによって完全に満たされる場合は、そのイベントのメタデータが、トリガーされたイベントにコピーされます。オーディエンスの条件が複数のイベントによって満たされる場合は、最後のイベントのメタデータが、トリガーされたイベントにコピーされます。このメタデータには、タイムスタンプとセッションの情報が含まれますが、イベントに関連付けられたページ / スクリーン情報は含まれません。
オーディエンス トリガー イベントを作成する
オーディエンス トリガー イベントは、プロパティごとに 20 個まで作成できます。
オーディエンス作成時にトリガー イベントを作成する方法:
- 条件作成ツールの右側にある [オーディエンス トリガー] で [+ 新規作成] をクリックします。
- イベントの名前を入力します。
- ユーザーが(すでにメンバーとして追加されている場合でも)オーディエンスの条件を満たすたびにイベントがトリガーされるようにする場合は、[オーディエンスのメンバーシップが更新されたときに追加のイベントをログに記録する] を選択します。
- 注: オーディエンス リストに追加されたユーザーは、ウェブサイトまたはアプリにアクセスするたびにオーディエンスの条件と照合されます。これらの条件が満たされ、[オーディエンスのメンバーシップが更新されたときに追加のイベントをログに記録する] オプションが選択されている場合、ユーザーの現在のメンバーシップ ステータスに関係なく、オーディエンス トリガー イベントがトリガーされます(1 日 1 回まで)。
- [保存] をクリックします。
例
過去 7 日間の購入
数が 2 回以上のユーザーを含むオーディエンスがあるとします。次に、このオーディエンス リストに audience_trigger_purchase
という名前のオーディエンス トリガー イベントを作成しました。
あるユーザーがウェブサイトで 2 回購入した後で、7 日以内に 4 回もサイトにアクセスしたものの、何も購入しなかったとします。
この場合、ユーザーはオーディエンス リストに追加され、purchase
のカウントが 2 回、audience_trigger_purchase
のカウントが 1 回になります。オーディエンス トリガー イベントの設定時に [オーディエンスのメンバーシップが更新されたときに追加のイベントをログに記録する] が選択されている場合、audience_trigger_purchase
のイベント数は 5 になります。
オーディエンス トリガーを編集 / 削除する
イベントを編集するには、イベント名の横にある鉛筆アイコン をクリックします。
イベントを削除するには、イベント名の横にあるゴミ箱アイコン をクリックします。
キーイベントのしきい値
イベントのトリガー条件は、単純なしきい値でも問題ありません。たとえば、オーディエンスの条件「価値の高いユーザー」が、ライフタイム バリューが 100 を超えるユーザーをメンバーとして定義している場合、ユーザーがその条件を満たしてメンバーとして追加されるたびに、イベント(例: new_high_value_customer
)をトリガーできます。
また、これらのイベントを介してより複雑なキーイベントをトラッキングすることもできます。たとえば、「利用頻度の高い長期滞在客」オーディエンスの追加条件を次のように定義したとします。
イベント: booked_hotel パラメータ: days_booked パラメータ条件: > 13 days AND イベント: booked_hotel パラメータ: event_count パラメータ条件: > 1(期間: 60 日)
すると、ユーザーがこの条件を満たした場合にイベント(例: new_frequent_longterm
)をトリガーできます。
このようなイベントの数をモニタリングすることで、オーディエンスの成長ペースを把握できます。