Chrome で自動入力とパスワードのデータが保護される仕組み

Chrome では、パスワード、住所、お支払い情報を保存して、オンライン フォームに自動入力することができます。デバイスにログインしている場合は、保存したデータをデバイス間で共有することもできます。

自動入力とパスワード管理の仕組み

自動入力

自動入力を使用すると、ウェブサイトでフォームにすばやく入力して、購入手続きや配送先情報の追加などを簡単に行えます。自動入力では、Chrome からフォームの項目に関する情報が Google に送信され、フォームに入力する際に候補が表示されます。Google から Chrome に返された予測に基づいてフォームのフィールドに対応した情報が表示されます。収集されて Google に送信されるデータには、フォームの基本構成、フィールド名、サイトのドメインのハッシュ化バージョンが含まれます。

フォームを送信すると、フォームの構成と属性、および送信したデータのタイプに関する情報が Chrome から Google に送られ、今後の予測に役立てられます。Google ではその情報に基づいて自動入力機能とパスワード マネージャーの機能を改善し、自動入力の使用時に最適なデータを表示します。Chrome では、こうした場合にデータの安全性を保つため、次の処理を行います。

  • 「Jessica」というテキストではなく「first name」、「jessy1980」ではなく「username」といった、一般的なデータを送信します。
  • Google に送信するフォームのラベルと属性にランダムなデータを追加します。「ノイズの追加」と呼ばれるこの処理によって、Google でプライベート データを含まないラベルと属性のみが照合されるようになります。

Google Pay を使用する場合は、支払いカードの不正使用を防ぐため、Chrome でご使用のパソコンに関する情報が収集され、Google Pay と共有されます。詳しくは、Google Pay におけるユーザーデータのプライバシー管理をご覧ください。

パスワード マネージャー

Chrome では、Google パスワード マネージャーに保存した情報を使ってサイトにログインできます。ログイン フィールドが表示されたときに、サイトの保存済みパスワードを自動入力することもできます。

Google アカウントで Chrome にログインすると、次のことができます。

  • アカウントに保存したパスワードを使用する
  • 新しいサイトの登録時に安全なパスワードを作成する
  • アカウントに新しいパスワードを保存する
データ保護の仕組み

自動入力と Google パスワード マネージャーは、ウェブサイトのデベロッパーが選択したフィールドのラベルと名前に一部依存して機能します。Chrome では、個人データが誤って収集されないよう、これらのデータを難読化したバージョンのみが送信されます。

特定のタイプのデータは、さらに保護されます。

  • パスワード:
    • サイトにログインすると、Chrome によってプライバシーに配慮した方法で、パスワードが不正使用されていないかどうかが確認されます。この確認は、ご使用のブラウザのモードと設定に基づいて行われます。詳しくは、Chrome でのパスワード保護の仕組みをご覧ください。
    • パスワード マネージャーでは、ユーザーをフィッシング攻撃から保護するため、似ているように見えるサイトではなく、アクセスしようとしているウェブサイトとパスワードが照合されます。
    • パスワードの安全度に関するスクランブルされた統計情報が Google と共有されます。これにより、Chrome でウェブサイトの要件を満たしている安全なパスワードの候補を表示することができます。このデータはアカウントとは関連付けられず、情報漏洩した場合にパスワードが推測されるのを防ぐためスクランブル化されます。
    • Chrome では、パスワードを不正なアクセスから保護するため、保存したパスワードを使用または管理する際に Google アカウントのユーザー名とパスワード、または顔認証や指紋認証による本人確認が求められることがあります。
    • Chrome では、保存したパスワードの安全性を保つため、オンデバイスの暗号化などの方法が使用されます。使用される方法はオペレーティング システムによって異なります。具体的なプラットフォームの詳細については、Chrome のセキュリティに関するよくある質問をご覧ください。
  • お支払い情報: Chrome でユーザーの許可なく、完全なお支払い情報が保存されることはありません。たとえば、ユーザーがクレジット カードを保存するよう選択しなかった場合、Chrome ではカードの末尾 4 桁が保存され、同じカードについて再度確認が求められることはありません。スマートフォンのカメラでクレジット カードをスキャンした場合は、スマートフォンにのみ情報が保存されます。Google Pay にお支払い情報を追加することもできます。
ユーザーが設定可能

自動入力とパスワード マネージャーはデフォルトで有効になっています。自動入力と保存したデータは、Chrome の設定で管理できます。

Chrome で使用するパスワード、住所、お支払い情報などのデータを削除することもできます。

重要:

  • Google アカウントにログインしている状態で Chrome から情報を削除すると、その情報は Google アカウントとログインしているすべてのデバイスから削除されます。
  • お支払い情報は、Chrome から削除しても Google Pay からは削除されません。Google Pay のお支払い情報を削除するには、Google Pay にアクセスしてください。

ヒント:

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