注: 複数のクライアント アカウントとサブマネージャー アカウントを持つ最上位の MCC アカウントの場合、最上位の MCC アカウントが所有する一括操作はそのアカウントのみに表示され、別のサブマネージャー アカウントやクライアント アカウントには表示されません。
Google 広告の一括管理ツールを使用すると、動画キャンペーンや動画広告の作成、管理、レポート作成をまとめて効率良く行うことができます。具体的には次のようなツールをご利用いただけます。
- 一括アップロード: 数百の動画キャンペーンをまとめて作成、編集します。キャンペーン、広告グループ、広告のスプレッドシートをダウンロードしてオフラインで編集し、アカウントに反映できます。
- 一括インライン編集: [キャンペーン]、[広告グループ]、[広告] ページの [編集] プルダウン メニューを使用して、アカウント内の複数の要素をまとめて編集します。一括編集では 1 つ以上のキャンペーンの複数の要素を同時に編集できるため、時間を節約できます。[最近の一括編集] オプションをクリックすると、過去 90 日間にアカウントに加えた変更が表示されます。
- 自動化ルール: 指定した条件に基づいて、アカウントに自動的に変更を加えます(入札単価、予算、ステータスなど)。たとえば、指定した組合せ条件で動画広告のステータスと CPV を自動的に変更できます。
- クライアント センター(MCC)アカウントのレポート機能: MCC アカウントでは、レポート アイコン の下の [レポート] から、すべての子アカウントのさまざまな掲載結果レポートを作成、ダウンロード、管理することができます。動画キャンペーンの掲載結果を確認するには、これらのレポートに視聴回数や視聴率などの指標を追加します。「動画」タイプのキャンペーンのみでフィルタして、レポートの対象をさらに絞り込むこともできます。
- Google 広告エディタ: 動画キャンペーンを作成、編集できます。
- Google 広告スクリプト: JavaScript コードを使用して Google 広告アカウントの操作を自動化できます。入札単価の変更、広告グループの一時停止、アカウント内のアイテムの管理などにスクリプトを使用できます。詳細
一括アップロード
動画キャンペーン、動画広告グループ、動画広告のすべての要素を含むスプレッドシートをダウンロードして、どの要素の作成、編集、追加、削除も一括してすばやく行うことができます。更新したスプレッドシートをアップロードすると、変更内容がアカウントに反映されます。詳しくは、一括アップロードを使った編集の説明をご確認ください。
インライン一括編集
動画キャンペーン、動画広告グループ、動画広告をまとめて変更します。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [キャンペーン] プルダウンをクリックします。
- [キャンペーン]、[広告グループ]、[広告] のいずれかをクリックします。
- 表で編集するアイテムの横にあるチェックボックスをオンにして、[編集] をクリックします。
- 表示されるメニューの中から、編集する要素に関するオプションを選択します(入札単価、広告、ターゲティング方法など)。
注: [最近の一括編集] オプションをクリックすると、過去 90 日間にアカウントに加えた変更が表示されます。このオプションが表示されるのは、[キャンペーン]、[広告グループ]、[広告] ページの [編集] メニューのみです。
自動化ルール
自動化ルールを使用すると、動画キャンペーンを確認したり頻繁に手動で変更したりする手間を省くことができます。自動化ルールでは次のようなことが可能です。
- 特定の時間帯に動画広告が表示されるようにスケジュール設定できます。
- 時間帯や季節など、変化する条件に応じて入札単価を調整できます。
注意点
自動化ルールは万能ではないため、広告主様の意図したとおりに機能するよう、ルールには適切な上限を設定し、適用記録を随時ご確認ください。
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [キャンペーン] プルダウンをクリックします。
- [キャンペーン]、[広告グループ]、[広告] をクリックします。次に、[自動化] プルダウン メニューをクリックします。
- [自動化] メニューで、いずれかのルールを選択します。
- ルールを適用する条件を指定します。
- [頻度] メニューで、ルールを実行する頻度(毎日や、特定の日時の 1 回限りなど)を指定し、条件を満たすかどうかの評価に使うデータの期間も指定します。そしてルール名を入力し、どのような場合にルールの実行結果を通知するかを選択します。
- [結果をプレビュー] をクリックし、意図したとおりに設定されていることを確認します。プレビューは確認を目的とするもので、実際にアカウントに変更が適用されるわけではありません。
- [保存] をクリックします。
- ルールを作成した後は、意図したとおりに機能しているか常にチェックすることが重要です。ルールを管理するには、[自動化] メニューで [ルールの管理] を選択します。するとルールの一覧が表示され、[ステータス] 列でルールを一時停止、有効化、削除したり、[操作] 列で内容を編集したりできます。
- ルールが適用されるたびに、ログの表に追加されます。各ルールで適用された変更内容を確認するには、[詳細を表示] をクリックします。
MCC アカウントのレポート機能
MCC アカウントでは、動画広告を使用しているすべての子アカウントの掲載結果レポートを作成できます。
MCC アカウントで複数のアカウントの動画キャンペーンの掲載結果レポートを作成する- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [分析情報とレポート] プルダウンをクリックします。
- [レポート エディタ] をクリックします。
- レポート アイコン をクリックして、[事前定義レポート] > [基本] > [キャンペーン] をクリックします。
- [キャンペーン タイプ] の横にあるフィルタ アイコン をクリックし、[動画] を選択します。
- [適用] をクリックします。
- ダウンロード アイコン をクリックし、ファイル形式を選択します。
これでレポートがパソコンにダウンロードされました。
Google 広告エディタでは、動画キャンペーンを作成して管理できるほか、動画キャンペーンの設定を編集することもできます。TrueView 動画広告とバンパー動画広告は、YouTube やインターネット上でユーザーにアピールできる、インタラクティブな広告フォーマットです。なお、TrueView ショッピング キャンペーンとモバイルアプリのインストール キャンペーン、および Call-to-Action オーバーレイはサポートされていません。
動画キャンペーンの作成
- アカウント ツリーで、動画キャンペーンを表示するアカウントを選択します。
- タイプリストで [キャンペーン] を選択します。
- データパネルの上にある [キャンペーンを追加] をクリックします。
- データパネルで、新しいキャンペーンを選択します。
- 編集パネルで、[キャンペーン タイプ] メニューから [動画] を選択します。
動画キャンペーンを編集する
- アカウント ツリーで、編集するキャンペーンを含むアカウントを選択します。
- タイプリストで [キャンペーン] を選択します。
- 編集するキャンペーンをクリックします。
次に、設定を編集します。たとえば、コンテンツの除外を追加すると、広告の掲載対象から除外するコンテンツを指定できます。
- コンテンツの除外を追加するには、[コンテンツの除外] の [編集] をクリックします。
- 広告を表示しないサイト、コンテンツ、広告プレースメントのカテゴリを選択します。
- [OK] をクリックします。
掲載ネットワーク設定を変更する場合は、[動画設定] をクリックし、[YouTube 検索]、[YouTube 動画]、または [動画パートナーを含める] を選択します。また、単価設定を「手動の広告視聴単価」に変更する場合は、[単価設定] にあるメニューから [手動の広告視聴単価] を選択します。
広告グループを作成、編集する
- アカウント ツリーで、編集するキャンペーンを含んでいるアカウントを選択します。
- タイプリストで [広告グループ] を選択します。
- [広告グループを追加] をクリックして新しい広告グループを作成するか、既存の広告グループを選択して編集します。
次に、さまざまな項目を編集します。たとえば、上位のコンテンツの入札単価調整では、利用頻度が高いとみなされ、1 日に大量のインプレッションが発生する傾向があり、一定水準以上のトラフィックとユーザー エンゲージメントを獲得しているコンテンツについて、入札単価調整を設定できます。
新しい広告グループを作成する場合は、2 つの広告の種類(インストリームまたはインディスプレイ)のいずれかを選択できます。
広告を作成、編集する
- アカウント ツリーで、編集するキャンペーンを含むアカウントを選択します。
- タイプリストで、[広告とアセット] を選択します。
- 広告グループのフォーマットが「インストリーム」である場合は、[TrueView インストリーム動画広告] を選択します。広告グループのフォーマットが「インディスプレイ」である場合は、[TrueView インディスプレイ] 動画広告を選択します。
- 編集パネルで、動画 ID、最終ページ URL、ステータスなどの項目を編集できます。また、[コンパニオン バナー] の [画像を選択] をクリックして、広告に使用する画像をアップロードすることもできます。
注意点: 広告のフォーマットの種類は、広告グループと一致している必要があります。たとえば、広告グループのフォーマットがインストリームである場合、その広告グループの広告はすべてインストリーム広告にしてください。
関連リンク
- スクリプトを使用して自動的に変更を適用する
- 動画キャンペーンの最適化についての詳細を確認する
- 動画広告の最適化についての詳細を確認する