レポートはデータの確認、分類、分析に役立つ機能です。大量のデータを多次元の表やグラフ、カスタマイズ可能なダッシュボードで視覚化して、有意義なパターンや傾向を探ることができます。
この記事では、レポートを作成して保存する方法、以前に保存したレポートを開く方法、ご自身、およびアカウントへのアクセスを許可されている他のユーザーにレポートをメール送信するようスケジュール設定する方法について説明します。
手順
事前定義レポートを開く方法
Google 広告には、すぐに使用できる「事前定義レポート」があります。このレポートを活用すると、必要なデータを容易に確認することができます。新しいレポートを作成および保存できます。保存したレポートは、編集、メール送信のスケジュール設定、共有も可能です。
事前定義レポートを開くには:
- Google 広告アカウントにログインします。
- [キャンペーン] 、[分析情報とレポート] の順にクリックします。
- [レポート エディタ] をクリックします。
- [事前定義レポート(詳細分析)] で、表示するレポートを選択して開きます。事前定義レポートをまとめた全体リストを表示するには、[すべて表示] を選択します。
ヒント
クライアント センター(MCC)アカウントの事前定義レポート
Google 広告 MCC アカウントをお持ちの場合、事前定義レポートには [アカウント] と [お客様 ID] という列が追加されています。
MCC アカウントには、「アカウント」レポートも用意されています。このレポートには、[アカウント] ページの情報が含まれています。
レポートを作成する方法
レポートに表示するデータをすべてカスタマイズしたい場合は、レポートを一から作成することができます。事前定義レポートとは異なり、標準レポートを作成する際には、レポートに含める列、行、値、レポートで使用する表やグラフをレポート エディタ ツールで選択する必要があります。詳しくは、レポート エディタでレポートを作成する方法をご覧ください。
レポートを管理する方法
[分析情報とレポート] を使用すると、保存されているレポートを簡単に利用できます。自分が作成したレポートは、そのアカウントにアクセスできるユーザーなら誰でも閲覧できます。保存したレポートをすべて表示するか、自分が作成したものだけを表示するかは各自で選択できます。保存されているレポートはすべて、編集、保存、スケジュール設定、共有が可能です。
保存したレポートを開く方法
- Google 広告アカウントにログインします。
- [キャンペーン] 、[分析情報とレポート] の順にクリックします。
- [レポート エディタ] をクリックします。
- デフォルトでは、保存したレポートがすべて一覧表示されます。作成したレポートを表示するには、[レポート] で詳細アイコン をクリックし、[自分のレポートのみ表示] をクリックします。
- 表示するレポートのタイトルをクリックして開きます。
注: 現在のところ、レポート エディタ以外のページからダウンロードして保存したレポートは、レポート エディタで作成したレポートと同じようには機能しません。一部のレポートはダウンロード元のページで開くことができますが、他のレポートはダウンロードのみが可能です。
レポートのメール送信をスケジュールする方法
レポートは、1 回限りのメールで送信することができます。また、スケジュールを設定すると、自分自身およびアカウントへのアクセス権を持つ他のユーザーに定期的にレポートを送信することもできます。
- Google 広告アカウントにログインします。
- [キャンペーン] 、[分析情報とレポート] の順にクリックします。
- [レポート エディタ] をクリックします。
- 表示するレポートを見つけて開き、メールとスケジュール アイコン をクリックします。
- 次の設定を行います。
- レポートを送信するアカウント ユーザー(複数可)を選択します。
- レポートを送信する頻度(例: 毎日、毎週)とレポートの形式(例: CSV、XML)を選択します。
- [保存] をクリックします。
- 保存したスケジュールを編集する手順は次のとおりです。
- メールとスケジュール アイコン をクリックします。
- 鉛筆アイコン をクリックして、設定を変更します。
- [保存] をクリックします。
階層表示の表示とグラフを表示する方法
Google 広告レポート エディタでツリー形式の表とグラフのドリルダウンを使用すると、階層データを表示できます。行と列の数に制限はありません。階層表示の表向けにダウンロードしたレポートは、フラット表示の表のレポートと同じになります。
階層表示の表を作成する方法
- Google 広告アカウントにログインします。
- [キャンペーン] 、[分析情報とレポート] の順にクリックします。
- [レポート エディタ] をクリックします。
- [カスタム] をクリックし、[ツリー形式の表] を選択します。
- 行セクションに要素をドラッグ&ドロップして詳細情報を追加できます(「キャンペーン」、「広告グループ」、「検索キーワード」、「検索キーワードのマッチタイプ」、「キーワードの上限クリック単価」などを追加可能)。
- 「クリック数」や「表示回数」などの指標を列セクションに追加します。
- [保存] をクリックするか、[追加] をクリックしてダッシュボードに追加することができます。
階層表示の表(ツリー形式の表)と階層表示のグラフ(グラフのドリルダウン)の場合、選択パネルにチップをドラッグ&ドロップして、階層を作成する必要があります。
Google 広告の場合、[アカウント] > [キャンペーン] > [広告グループ] の階層構造は、ほとんどのキャンペーンに有効です。ただし、[アカウント] > [キャンペーン] > [アセット グループ] の階層を持つ P-MAX を除きます。
- 階層表示の表またはグラフで「キャンペーン」を追加した場合、選択パネルに追加する代わりに、表またはグラフをドリルダウンすると、自動的に「広告グループ」が表示されます。
- 同様に、MCC アカウントのユースケースでは、「アカウント」を追加することで、後で「キャンペーン」と「広告グループ」に対するデフォルトのドリルダウンを有効にできます。
- このデフォルトの動作は、選択パネルにユーザー指定の階層がない場合にのみ有効になります。
- 任意のキャンペーンをクリックしてドリルダウンできます。たとえば、棒グラフを表示している場合、キャンペーンに関連付けられている棒グラフをクリックしてドリルダウンすることが可能です。
- 任意の広告グループをクリックして、特定の広告グループに絞り込み、キャンペーンの以前の条件を確認することができます。
- なお、ドリルダウンの状態は、保存したレポートに保持されません。
グラフのドリルダウンは、同様のドリルダウン動作をグラフで作成できるという点で、階層表示の表と似ています。階層をサポートするグラフの種類には、棒グラフ、縦棒グラフ、円グラフなどがあります。これらのグラフの種類に追加できるディメンションの数に上限はありません。ページ分けがグラフで使用できるようになったため、グラフのページ分けレポートでは複数のページにまたがって表示できます。