クリエイター ミュージックは現在、YouTube パートナー プログラム(YPP)に参加している米国のクリエイターにご利用いただけます。YPP にご参加の米国以外のクリエイターへの拡大は保留されています。
クリエイター ミュージックの使用に関連するクリエイターからのよくある質問(FAQ)には、以下のようなものがあります。よくある質問は次の 3 つのカテゴリに分類されます。
全般的なよくある質問
クリエイター ミュージックとは何ですか?
クリエイター ミュージックは、規模拡大中の、人気曲のカタログです。著作権の申し立てを心配することなく、楽曲を収益化の対象となる動画で使用できます。クリエイター ミュージックを使うと、クリエイターは音楽の権利所有者が設定した使用条件に従ってさまざまな方法で音楽を使用できます。以下に例を示します。
- 一部の楽曲についてはライセンスの取得が可能です。この場合、クリエイターは使用料を前払いすることで(一部使用料がかからないトラックもあります)、動画内で音楽を使用してもその動画による収益を得ることができます。詳細
- 収益分配が可能な楽曲もあります。この場合、クリエイターは使用料を前払いせず、動画の収益を音楽の権利所有者に分配します。詳細
クリエイター ミュージックの利用方法を教えてください。
YouTube Studio からクリエイター ミュージックにアクセスすれば、楽曲を閲覧、プレビュー、ダウンロードして YouTube 動画で使用できます。動画内での使用に際して、それぞれの楽曲ごとに次のいずれかのオプションが表示されます。
- ライセンスを購入: 音楽使用料を前払いし、音楽なしのコンテンツと同等の収益分配を受け取ることができます。
- 収益分配: 動画の収益をトラックの権利所有者と分け合います。
一部のトラックでプレビューのダウンロードが選択できないのはなぜですか?
現時点でクリエイター ミュージックからダウンロードできるのは、ライセンス取得可能なトラックのみです。
収益分配が可能なトラックについては、クリエイター ミュージック以外にトラックのダウンロード元が必要です。
ライブ配信でクリエイター ミュージックを使用することはできますか?
現時点で、クリエイター ミュージックはライブ コンテンツ用のライセンス取得には対応していません。
まだクリエイター ミュージックにアクセスできないのはなぜですか?
この機能は米国内の YouTube パートナー プログラム(YPP)クリエイターに段階的に展開しており、今後米国以外の YouTube パートナー プログラム クリエイターに拡大する予定です。
YouTube パートナー プログラムに参加していませんが、クリエイター ミュージックを利用できますか?
クリエイター ミュージックの対象ユーザーは段階的に拡大していきます。現在、音楽関連の新しい機能をすべてのクリエイターに提供できるよう準備を進めています。現時点では、YouTube パートナー プログラムに参加しているクリエイターだけがライセンスを取得できます。
オーディオ ライブラリはどこにありますか?
クリエイター ミュージックにアクセス可能な場合は、クリエイター ミュージックに YouTube オーディオ ライブラリの楽曲をすべて追加してあるので、1 か所で必要なサウンドトラックをすべて検索できます。以前の [効果音] タブは現在、[ジャンル] セクションの下にあります。以前 YouTube オーディオ ライブラリで保存した楽曲には、クリエイター ミュージックのトップページ下部にある [オーディオ ライブラリに戻る] をクリックするとアクセスできます。
クリエイター ミュージックで曲が見つかりません。これは何を意味しますか?
動画内で使用するために探しているトラックがクリエイター ミュージックで見つからない場合、ライセンス取得や収益分配に対応していないトラックである可能性が高いです。使用する権利を持っていないトラックを使用すると、
Content ID の申し立てや
著作権侵害による削除通知を受ける恐れがあります。
自分が使用した曲とは異なる曲について Content ID の申し立てを受けました。対処方法を教えてください。
Content ID の申し立てが誤って行われたと思われる場合は、
異議申し立てを行うことができます。
ロシアやベラルーシで動画がブロックされるのはなぜですか?
ロシアやベラルーシなど特定の地域では、音楽の権利所有者がトラックをブロックすることがあります。
ライセンスに関するよくある質問
ライセンスとは何ですか?
ライセンスとは、他者が権利を所有しているコンテンツの使用を法的に許可するものです。クリエイター ミュージックによって、YouTube 上で権利所有者の権利に関してやり取りするプロセスが効率化されました。
ライセンスについて詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。
ライセンス料の支払いはいつ行えばよいですか?
ライセンスを購入すれば、音楽を所有していることになりますか?
いいえ。ライセンスを購入しても音楽を所有していることにはなりません。音楽を使用する権限を購入するということになります。具体的には、ライセンスの利用規約に従ってライセンスを取得した音楽と動画を同期することができる 1 回限りの同期ライセンスを購入するということです。
ライセンスの価格はどのように決まりますか?価格が変更されることはありますか?
トラックの権利を所有している音楽パートナーが、ライセンス契約の規約と価格を設定します。すべてのクリエイターに対して価格が一律のトラックもあれば、チャンネルの規模に応じて価格が変わるトラックもあります。
一度ライセンスを購入すると、ライセンス期間中の価格変更による影響を受けることはありません。
ライセンスの価格が変更された場合、過去に購入したライセンスに影響しますか?
ライセンス価格が変更されても、過去に購入したライセンスや使用条件には影響しません。
ライセンスを購入せずに動画にトラックを使用した場合はどうなりますか?
クリエイター ミュージックでライセンス取得が可能な楽曲の一部は、
収益分配に対応しています。この場合、動画の収益はご自身と楽曲の権利所有者に分配されます。
ライセンスを購入すれば、そのトラックを複数の動画で使用できますか?
現在利用可能なのは、1 回限りのライセンスのみです。つまり、トラックのライセンスを 1 つ購入した場合、そのトラックを使用できるのは 1 本の動画のみということです。同一のトラックを複数の動画で使用する場合は、動画ごとにライセンスを購入する必要があります。
ライセンスを取得した複数のトラックを 1 本の動画で使用できますか?
はい。1 本の動画に追加できるライセンスの数に制限はありません。収益化のためには、動画内のすべてのコンテンツに対して必要な権利を取得する必要があります。
クリエイター ミュージックでライセンスを取得したトラックは YouTube 以外のプラットフォームでも使用できますか?
いいえ。クリエイター ミュージックでトラックのライセンスを取得する場合、そのトラックを使用できるのは YouTube にアップロードされる動画内だけです。クリエイター ミュージックの利用について詳しくは
こちらをご覧ください。
ライセンスの有効期限が切れると、動画はどうなりますか?
ライセンスを更新できる場合があります。ライセンスを更新しない場合、その音楽の使用条件がデフォルトの収益分配条項に戻ることもあります(そのトラックが収益分配に対応している場合)。
購入したライセンスの払い戻しをリクエストする方法を教えてください。
クリエイター ミュージックのライセンスの払い戻しは、YouTube Studio のクリエイター ミュージックの [ライブラリ] ページから直接リクエストできます。払い戻しをリクエストする方法は次のとおりです。
- YouTube Studio にログインします。
- 左側のメニューから [クリエイター ミュージック] を選択します。
- [ライブラリ] タブを選択します。
- ライセンスの払い戻しをリクエストするトラックを見つけます。
- (オプション)ライセンス取得済みトラックのみを表示するには、ページの上部にある [ライセンス取得済み] をクリックします。
- トラックの行で、[その他の操作] [払い戻しをリクエスト] をクリックします。
- 払い戻しリクエスト フォームに入力します。
払い戻しリクエスト フォームの送信後、そのリクエストがクリエイター ミュージック払い戻しポリシーの条件を満たしている場合は、YouTube サポートチームが払い戻し手続きを行います。払い戻しポリシーを確認するには、クリエイター ミュージック利用規約の「キャンセルと払い戻し」をご覧ください。
収益分配に関するよくある質問
どんなときに収益分配が有効になりますか?
- トラックの横に収益分配アイコン が表示されている場合
- 時間の制限なく、動画内でそのトラックを使用できます。
- トラックがライセンス可能だが、ライセンスの購入を希望しない場合
- トラックの使用は、3 分を超える動画で 30 秒未満にする必要があります。
収益分配とは何ですか?
クリエイター ミュージックを利用して収益分配の対象となるトラックを長尺動画で使用する場合は、下の例に示すように、楽曲の権利調整費用をカバーするために、標準的な 55% の収益分配に対して調整が行われます。どのように調整されるかは、次の要素によって左右されます。
- 使用されるトラックの数: クリエイターが動画内で使用する収益分配の対象となるトラックの数(下の例を参照)。
- 楽曲の権利に関する追加費用: 演奏権など、楽曲の権利に関する追加費用をカバーするために差し引かれる金額です。差し引き率は最大 5% で、収益分配の対象となるクリエイター ミュージックのトラック全体の、楽曲の権利に関する追加費用の総計を反映したものになります。
収益分配の計算例
例: 収益分配の対象となるトラックを 1 つ使用
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例: クリエイターは長尺動画で収益分配の対象となるトラックを 1 つ使用し、標準的な 55% の収益分配の半分(27.5%)を得ています。この例における楽曲の権利に関する追加費用の差し引き率は 2.5% です。
この動画で、クリエイターは総収益の 25%(27.5% - 2.5%)を得ます。
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例: 収益分配の対象となるトラックを 1 つ使用 |
例 収益分配: 55% ÷ 2 |
27.5% |
例 楽曲の権利に関する追加費用 |
- 2.5% |
例 総収益 |
25% |
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例: 収益分配の対象となるトラックを 2 つと、使用許可取得済みのトラックを 1 つ使用
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例: クリエイターは長尺動画で収益分配の対象となるトラックを 2 つと、使用許可取得済みのトラックを 1 つ使用し、標準的な 55% の収益分配の 1/3(18.33%)を得ています。この例における楽曲の権利に関する追加費用の差し引き率は 2% です。
この動画で、クリエイターは総収益の 16.33%(18.33% - 2%)を得ます。
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例: 収益分配の対象となるトラックを 2 つと、使用許可取得済みのトラックを 1 つ使用 |
例 収益分配: 55% ÷ 3 |
18.33% |
例 楽曲の権利に関する追加費用 |
- 2% |
例 総収益 |
16.33% |
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動画の収益が分配されないのはなぜですか?
動画の収益が分配されない場合、次のような理由が考えられます。
- Content ID によって、動画内に収益分配対象のトラックが検出されなかったため。後から Content ID によってトラックが収益分配の対象として特定されると、その時点で収益分配が有効になります。
- 動画をアップロードした時点より後に、権利所有者がそのトラックの収益分配を無効にしたため。
- ライセンスの購入が可能であるのに、3 分を超える動画内でのトラックの使用が 30 秒未満になっていないため。
- 動画が、収益分配の対象ではない他の第三者のコンテンツに関して Content ID の申し立てを受けているため。詳しくは、Content ID の申し立てを解決する方法をご覧ください。
すでにアップロードした動画は収益分配の対象になりますか?
いいえ。ライセンスや収益分配は、クリエイター ミュージックにアクセスできるようになった後に公開された動画のみに適用されます。過去にさかのぼって適用されることはありません。