YouTube Music の DDEX メッセージや [オーディオ - アートトラック] 一括アップロード スプレッドシートのコンテンツを処理する際は、YouTube によって著作権管理システムのオブジェクトが作成されてパートナーのアカウントと関連付けられます。
新しいコンテンツを含むメッセージの場合、YouTube は次のオブジェクトを作成します。
-
個別のアルバム(
<ReleaseType>
がAlbum
の DDEX<Release>
)に対し、YouTube は再生リストを作成します。再生リストはアルバムのトラック(DDEX の場合、リリースの <ReleaseResourceReferenceList>
で特定される一次リソース)で構成されます。 -
個別のトラック(DDEX の場合、
<ResourceList>
内の各<SoundRecording>
)に対し、YouTube は次のオブジェクトを作成します。- 同じ ISRC コードに対してまだ存在しない場合は、サウンド レコーディング アセット。音声ファイルは、アセットの非アクティブな参照ファイルとして追加されます。Content ID で使用するアクティブな参照ファイルを作成するには、「オーディオ - サウンド レコーディング」CSV テンプレートまたは YouTube_ContentID DDEX フィードを使用してください。
- 参照ファイルのないアートトラック アセット。ProprietaryId をレコーディングに提供すると、この ID はアートトラック アセットの custom_id として保存されます。
- サウンド レコーディング アセットとアートトラック アセットとの関係
- アートトラック
- アートトラック アセットからのアートトラックに対する申し立て
-
YouTube はアートトラック アセットの所有権を設定し、利用ポリシーを適用します。ポリシーは、所有権を申し立てた地域でアートトラックを収益化し、所有権が定義されていないその他すべての地域ではブロックします。DDEX ファイルの場合、YouTube は各トラックの登録条件を定義する
<ReleaseDeal>
に基づいて所有権を設定します。スプレッドシートの場合は、track_territory_start_dates を使用して所有権を設定します。DDEX メッセージに登録条件が提示されていない場合は、YouTube はアートトラックを全世界的にブロックするポリシーを適用します。ブロックされたアートトラックは、広告付きのサービスや定期購入サービスでは使用できません。
更新を含むメッセージの場合、YouTube は以前に作成したオブジェクトを最新のデータで更新します。たとえば、更新メッセージに新しい登録条件が示される場合、YouTube はアートトラックに適用されたポリシーを更新します。
YouTube は、ISRC コードあたり 1 つのアートトラックのみを作成します。1 つ以上の音楽パートナーが同じ ISRC コードおよび同一地域に対してコンテンツを送信した場合、YouTube はリリース日が最も早い方のメタデータ、アートワーク、および音声ファイルを使用してアートトラックを作成します。また、地域ごとの最も早いリリース日に基づいて、アートトラック アセットの所有権が割り当てられます。