この記事では、動画の収益化ステータスを確認する方法と、それぞれの収益化アイコンの意味について説明します。また、動画の横にある収益化アイコンが変化した場合の理由についても説明します。
注: 動画で収益を得られるかどうかは、著作権の申し立て、収益分配、広告掲載に適しているかなどの複数の要因によって決まります。詳しくは、動画をアップロードして広告で収益化する方法をご覧ください。
動画の収益化ステータスを確認する
動画の収益化ステータスを確認するには:
- YouTube Studio にログインします。
- 左側のメニューから [コンテンツ] を選択します。
- [収益化] 列に収益化アイコンが表示されます。各アイコンの意味を確認するには、アイコンにカーソルを合わせます。
動画リストを収益化ステータスでフィルタするには:
- フィルタバー [収益化] をクリックします。
- 緑色のアイコンの付いた動画を表示するには、[収益化済み] チェックボックスをオンにします。赤色とグレーのアイコンが付いた動画を表示するには、[収益化対象外] チェックボックスをオンにします。黄色のアイコンが付いた動画を表示するには、[制限付き] チェックボックスをオンにします。
- [適用] をクリックします。
収益化アイコンに関するガイド
この表では、各収益化アイコンの意味について説明します。
アイコンと説明 |
動画の横にアイコンが表示されるタイミング |
動画の収益化ステータスのアイコンの意味 | 収益化ステータスに関するヒント |
---|---|---|---|
審査中 | 動画に対する広告の適合性を YouTube のシステムが審査中です。 | 広告の適合性の審査中は、動画に広告が表示されません。 |
動画をアップロードする過程で、広告の適合性がシステムによって確認されます。通常、この審査は 20 分以内(最長でも 1 時間以内)に完了します。 審査が完了すると、アイコンが緑色、黄色、赤色のいずれかに変わります。 収益の可能性を最大限に高めるためには、審査が完了してから動画を公開することをおすすめします。 |
オン | 広告掲載に適したコンテンツのガイドラインに準拠しています。 | ほとんどの広告の掲載に適しています。 | 動画に対する広告収益の一部を受け取れない場合があります。著作権に関する異議申し立てや無効なトラフィックにより、収益が一時的に保留になることもあります。 |
例外 | 視聴者が子ども向けとして設定されています。 | 非パーソナライズド広告のみを掲載できます。 | - |
分配 | 曲のカバー動画に対して、音楽出版社が申し立てを行っています。この場合の音楽出版社は、カバー曲を作成する YouTube パートナー プログラムのクリエイターと収益を分配することに同意済みです。 | 動画の収益は音楽の権利所有者との間で分配され、一部のみを受け取れます。 | 収益の分配方法や対象となるカバー動画を収益化する方法については、こちらの記事をご覧ください。 |
エスクロー | Content ID の異議申し立て手続き中であり、収益が個別に保留されています。 | 異議申し立てが解決されると、収益が適切な当事者に支払われます。 | ステータスの説明に「著作権の申し立て」などと表示されている場合: 動画に著作物が含まれていることが判明し、著作権者が異議申し立てまたは再審査請求を確認中です。詳しくは、Content ID に関する異議申し立て中の収益化をご覧ください。 |
制限付き | YouTube のすべての広告掲載に適したコンテンツのガイドラインに準拠していません。 | 広告掲載に適したコンテンツのガイドラインに準拠していないコンテンツには広告を掲載しないブランドもあるため、(広告主に適したコンテンツに比べて)動画の収益が少なくなることがあります。 |
ステータスの説明に「広告の適合性」と表示されている場合: YouTube の自動システムがこの動画を審査したことを示します。人間による審査をリクエストすると、動画はポリシー スペシャリストによって改めて審査されることになります。適切だと判断された場合、動画の収益化ステータスが変更されます。 ステータスの説明に「広告の適合性 - 審査中」と表示されている場合: ポリシー スペシャリストが動画を審査中です。審査後、担当者によって収益化のステータスが維持または変更され、これが最終的な決定となります。 ステータスの説明に「広告の適合性 - 審査によって確認済み」と記載されている場合: ポリシー スペシャリストが動画を審査した結果、広告掲載に適したコンテンツのガイドラインに準拠していないと判断されました。黄色のアイコンのステータスは変更できません。 注: 動画に無効なトラフィックが発生している場合に黄色のアイコンが付けられることはありません。動画に黄色のアイコンが付けられるのは、広告掲載に適したコンテンツのガイドラインに基づく場合のみです。 |
利用不可 | 動画に対する著作権の申し立てがある場合などに表示されます。 | 動画は収益化の対象になりません。 | ステータスの説明に「著作権」と表示されている場合: 著作権者が Content ID を利用して動画に対する申し立てを行ったか、著作権侵害による削除通知を正式に提出済みです。著作権で保護されている作品が動画で無断で使用されていることを意味しており、動画の収益化はできなくなっています。 |
オフ | 動画再生ページで、広告による収益化が有効になっていません。ショート動画でこのアイコンが表示されている場合は、ユーザーが YouTube Studio のショート動画収益化モジュールに同意していないことを示します。 | 動画は収益化の対象になりません。 | ステータスの説明に「著作権」と表示されている場合: 他のユーザーが動画内のコンテンツの著作権を所有しています。広告は掲載されますが、収益は著作権者の元に入ります。ただし著作権者は、ユーザーに収益を分配することを許可しています。収益化ステータスを「オン」に変更すれば、収益の一部を受け取れます。 |
収益化アイコンが緑色から黄色に変わる理由
動画の収益化アイコンが緑色 から黄色の に変わることがあります。収益化ステータスがこのように変化するのは、動画が広告掲載に適したコンテンツのガイドラインに準拠しているかどうかを YouTube のシステムが継続的に判断しているためです。YouTube では、判断の一貫性とスピードの改善に日々取り組んでいます。
アイコンの変化への対応策
動画の公開前
アップロード処理中は、チェック プロセスが完了するまで動画を公開しないことをおすすめします。
動画の公開後
動画のアップロード後 24~48 時間の間、動画の収益化ステータスが変わることがあります。通常 48 時間後には安定しますが、その動画に対する視聴者の反応によって再度変わる場合もあります。
動画に表示される黄色のアイコンが間違いであると思われる場合は、人間による審査をリクエストできます。ポリシー スペシャリストによって動画が審査され、最終的な判断が行われた後は、収益化アイコンが変わることはありません。