動画に「収益化が制限」されていることを示す「黄色のアイコン」が表示されている場合は、人間による審査をリクエストできます。審査をリクエストすると、ポリシー スペシャリストが動画を確認し、収益化に関して最終的な判断を下します。この記事では、審査の流れについて説明します。
審査担当者が評価する内容
審査を担当するスペシャリストが、動画に関わるすべてのコンテンツを確認します。次のようなコンテンツを注意深く観察し、評価します。
- 動画コンテンツ
- タイトル
- サムネイル
- 説明
- タグ
審査担当者によるコンテンツの評価方法
審査担当者は、動画や関連のコンテンツをまとめて評価します。各動画の広告の適合性はコンテキストによって異なります。
審査中、スペシャリストは広告掲載に適したコンテンツのガイドラインを使用し、以下の原則と組み合わせて判断を下します。
- コンテキスト
- 主要なポイント
- トーン
- リアルさ
- 露骨さ
最も重要な原則はコンテキストです。つまり、動画を投稿する目的が情報の伝達や教育にあるのか、もしくは衝撃を与えて扇動することにあるのかが判断されます。たとえば、情報の伝達や教育が目的であるなら、そのコンテキストをタイトルやサムネイル、説明、タグに含めてください。コンテキストは、審査担当者が収益化の判断を正しく行うのに役立ちます。コンテキストがないと、審査担当者はコンテンツを正確に評価できなくなる可能性があります。
たとえば、卑語がいくつか含まれる動画でも広告が表示される場合があります。一方、卑語が含まれなくても、暴力的なコンテンツが多い動画には広告が表示されないことがあります。
審査後の流れ
審査が完了すると、収益化の決定が記載されたメールが届きます。審査担当者の決定は最終的なものです。審査後に収益化のステータスが変更されることはありません。
人間による審査が重要な理由
YouTube のシステムで行われる審査には、学習技術を使った審査と、再審査請求を受けて人間が行う再審査があります。この 2 つの要素を組み合わせることによって、システムが強化され、各動画について適切な収益化の判断ができるようになっています。このテクノロジーでは、審査担当者による判断と自動化された判断とを比較し、その情報を利用してシステムの精度を高めています。