以下に、Google Workspace Migration for HCL Notes (GWMHN) の使用に関するよくある質問を示します。
よくある質問
移行中にユーザーがメールボックスにアクセスできないのはなぜですか?本番環境データベースから移行している場合は、移行中に Notes のユーザー データベースにアクセスできないことがあります。データの移行はリソースを大量に消費するため、ユーザーは移行中にメールボックスにアクセスできなくなることがあります。通常、これは一時的なものです。
本番環境のメール データベースから直接移行しないことをおすすめします。代わりに、本番環境のメール データベースを移行サーバーに複製またはコピーし、GWMHN を使用してそのローカルコピーまたはレプリカを移行してください。
メール データベースがサーバー上の別のタスクによってロックされている場合もあります。この場合、GWMHN は、フィーダー エージェントが実行されるたびにデータベースへのアクセスを試みます。GWMHN からデータベースにアクセスできない場合は、他のサービスからもアクセスできない可能性があります。Notes の管理者に問い合わせて、問題を解決してください。アクティブ ユーザーのデータベースは、割り当てられたフィーダー データベースによって処理されます。ユーザーを別のフィーダーに切り替えることはおすすめしません。切り替えると、同じデータベースのコンテンツが移行されてデータが重複する可能性があります。
フィーダー データベースを手動でプロファイルに割り当てる場合は、Google Workspace でコンテンツの欠落あるいは重複がないことを確認してください。
GWMHN の各移行プロファイルには [Server] フィールドがあり、ここにメールファイルが存在するサーバーを指定します。フィーダー データベースの移行エージェントはこのフィールドを使用して、指定されたサーバー上のメール データベースを開きます。[Server] フィールドの設定は、移行プロファイルの作成方法によって異なります。データベースを登録する際に、次の登録オプションから選択できます。
- From directory
- Import from file
- By server
[From directory] または [Import from file] オプションを選択した場合、GWMHN はユーザーのホーム メールサーバーにアクセスします。これは、Domino ディレクトリのユーザーのユーザー文書にあるメールサーバー(通常は本番環境サーバー)と同じサーバーです。
[By server] オプションを選択した場合:
- GWMHN のメールファイル検索先となるサーバーを指定できます。このオプションは、本番環境サーバーから移行サーバーにデータをコピーした場合に使用します。この場合、検索先として移行サーバーを選択します。
- 複数の GWMHN サーバーで同じプロファイルを有効にしないようにしてください。複数で有効になっていると、データが重複する可能性があります。各移行サーバーは、移行を担当するユーザーのプロファイルのみをホストすることをおすすめします。
アクティブなプロファイルを保留することができます。保留中のプロファイルは、移行エージェントの実行時にスキップされます。アクティブなプロファイルが処理中の場合、移行は一時停止も停止もされません。
アクセス トークンの設定中に認証コードを取得しようとすると、次のいずれかの警告メッセージが表示されることがあります。
- このアプリはブロックされています。このアプリが、Google アカウントのプライベートな情報にアクセスしようとしました。アカウントを安全に保つため、Google によりこのアクセスはブロックされました。
- このアプリでは「Google でログイン」機能が一時的に無効になっています。このアプリは Google ログインの使用に関して Google での確認がまだ完了していません。
GWMHN がサードパーティ製アプリとして Google 管理コンソールの許可リストに登録されていないことを示すメッセージが表示されます。この問題を解決するには、以下の操作を行います。
-
-
管理コンソールで、メニュー アイコン [セキュリティ][アクセスとデータ管理][API の制御][サードパーティ製アプリのアクセスを管理] の順に移動します。
この操作を行うには、特権管理者としてログインする必要があります。 - [アプリを追加] [OAuth アプリ名またはクライアント ID] をクリックします。
- 検索フィールドに「815156995542.apps.googleusercontent.com」と入力し、[検索] をクリックします。
- [GWMHN] [選択] をクリックします。
- [OAuth クライアント ID] チェックボックスをオンにして、[選択] をクリックします。
- アクセスが必要な組織部門を選択します。
- すべてのユーザーに設定を適用する場合は、最上位の組織部門を選択したままにします。
- 特定の組織部門に設定を適用するには、[組織部門を選択] [組織を含める] をクリックしてから組織部門を選択します。
- [Continue(次へ)] をクリックします。
- [信頼できる] [続行] を選択します。
- 情報を確認し、[完了] をクリックします。
ユーザーがグループのアーカイブ メールを移行する際は、データベース テンプレートがメールイン データベースに基づいている必要があります。こうしておかないと、たとえば、メッセージがディスカッション データベースに誤って保存されていた場合に、GWMHN は移行中にメッセージの [To] 欄をグループのメールアドレスに置き換えます。
関連トピック
- GWMHN 管理者向けガイド(英語のみ)
Google、Google Workspace、および関連するマークとロゴは、Google LLC の商標です。その他すべての企業名および商品名は、関連各社の商標または登録商標です。