チャットの移行に関するトラブルシューティング

新しいデータ移行サービスを使用して Microsoft Teams から Google Chat にチャットを移行する際に発生する一般的な問題の解決方法を説明します。

• 移行を開始できない
• リソースへのアクセス権限が要求されるエラー
• ユーザーに関する問題
• 移行マップのアップロード中に発生するエラー
• 移行を開始できない
• 移行は完了したが、失敗した項目がある
• チャンネルまたはメッセージが見つからない

移行を開始できない

移行を開始する際にエラーが発生した場合は、特権管理者権限を持つ Google Workspace ユーザーが移行を設定して開始していることを確認してください。

リソースへのアクセス権限が要求されるエラー

[組織内のリソースにアクセスするための権限が必要であり、この権限は管理者のみが付与できます] というエラーが表示された場合は、有効なグローバル管理者アカウントを使用して Microsoft アカウントに接続していることを確認してください。詳しくは、Microsoft アカウントに接続するをご覧ください。

ユーザーに関する問題

移行を開始する前に、Google Workspace でユーザー アカウントを設定してください。ユーザー アカウントの設定について詳しくは、Google Workspace の要件と設定手順をご覧ください。

ユーザー アカウントが設定されていない、または正しく設定されていないと、ログに以下のような問題が発生する可能性があります。ログにアクセスする方法については、ログをダウンロードして完了した移行を終了するをご覧ください。

問題	ログに表示される内容
未指定のユーザーからのメッセージとその返信が移行されない。	メッセージが移行されていないことがログに示され、空白のメッセージが出現するエラーが発生する場合があります。
ユーザーがスペースに追加されない。	ユーザーがスペースに追加されていないことがログに示されます（移行先の種類がスペースのメンバーシップとして表示）。
ユーザーがチャンネル所有者である場合、スペースが作成されない。	スペースの作成に失敗したことがログに示されます（移行先の種類がスペースとして表示）。

移行マップのアップロード中に発生するエラー

移行マップをアップロードすると、以下のいずれかのエラーが発生する場合があります。

• 機密性の高い CSV をアップロードできませんでした
• CSV を検証できませんでした
• 一括操作を開始できませんでした

トラブルシューティングを行うには、以下の点が正しいことを確認します。

• CSV ファイルにあるのは 1 列のみで、その列のヘッダーには [移行元の MicrosoftTeamsID] と表示されていること。
• ファイル内のエントリが有効な Microsoft Teams ID であること。
• 表示されているチーム ID は 1 つのみであること。

移行を開始できない

[移行を開始するには特権管理者権限が必要であり、前の手順をすべて完了している必要があります] というエラーが表示された場合は、Google Workspace アカウントの特権管理者が移行を開始していることを確認してください。

移行は完了したが、失敗した項目がある

1. [レポートを表示] をクリックして、移行レポートをダウンロードします。
2. 移行に失敗したアイテムとその理由を特定します。詳しくは、チャットの移行レポートについてをご覧ください。
3. 問題を修正してから、差分移行を実行します。

チャンネルまたはメッセージが見つからない

移行後にチャネルまたはメッセージが見つからない場合は、以下の手順に沿って操作します。

1. 移行マップに、見つからないチャネルを所有するチームが表示されていることを確認します。詳しくは、移行するチームのリストを作成するをご覧ください。
2. ID マップに含まれるユーザーリストが想定と一致していることを確認します。詳しくは、ID マップを作成、アップロードするをご覧ください。
3. チャンネルの所有者のうち少なくとも 1 人が Google Workspace のユーザー アカウントを所有していることを確認します。
4. 移行レポートをダウンロードします。 詳しくは、チャットの移行レポートについてをご覧ください。
5. Microsoft Channel ID を使用して、見つからないチャンネルを検索します。ID の詳細については、Microsoft Teams 管理センターでチームを管理するをご覧ください。
6. レポートにエラーと表示されている場合は、一般的なエラーコードとメッセージでエラーコードを探します。次に、手順に沿ってエラー メッセージのトラブルシューティングを行います。
7. 差分移行を実行します。