Google Workspace では、Gmail 管理者がさまざまな方法で組織宛ての受信メールを管理できます。拒否リストを使用して特定の送信者をブロックしたり、許可リストまたは承認済み送信者リストを使用して迷惑メールフィルタをバイパスしたりすることができます。
メールの許可リスト - 自組織のドメインへのメール送信を承認している IP アドレスのリストのことです。特定の連絡先からの正当なメールが誤って迷惑メールに分類される場合は、その連絡先の IP アドレスを許可リストに登録してください。IP アドレスを許可リストに登録すると、その IP アドレスから送信されたメールが迷惑メールに分類されなくなります。ただし、その IP アドレスからメールを受信したユーザーには、Gmail の警告バナーが引き続き表示される可能性があります(例: 「不審なメールです」)。詳しくは、Gmail で IP アドレスを許可リストに追加するをご覧ください。
メールの拒否リスト - 自組織またはドメインへのメールの送信をブロックするメールアドレスのリストです。管理者は、ブロックされている送信者の設定を使用して、ドメインまたは特定のユーザーをブロックできます。また、ユーザーが各自で受信トレイにフィルタを作成することで、特定のユーザーまたはメーリング リストからのメールを自動的にゴミ箱へ移動できます。望ましくないメールを迷惑メールとして報告していただくと、Gmail の迷惑メールフィルタによる迷惑メール検出の精度向上に役立ちます。詳しくは、Gmail で不要なメールを管理するをご覧ください。
承認済み送信者リスト - 承認済み送信者とは、自組織へのメールの送信を承認する信頼できるユーザーのことです。承認済み送信者のアドレスリストを作成すると、それらのユーザーからのメールは Gmail の迷惑メールフィルタをバイパスし、受信者がそれらを迷惑メールかどうかを自分で判断できるようになります。リストには、個々のメールアドレスまたはドメイン全体を指定することができます。詳しくは、Google Workspace の迷惑メールフィルタ設定をカスタマイズするをご覧ください。