管理対象に含まれないユーザー用の移行ツールを使用して、管理対象外の Google アカウントがあるかどうかを確認し、ある場合は、そうしたアカウントをドメインに移行します。手順は移行ツールを使用して管理対象外ユーザーを移行するでご確認いただけます。
移行ツールの使用を開始する前に
- 管理対象外ユーザーの詳細およびそうしたユーザーの移行が重要な理由については、管理対象外のユーザーを見つけて追加するをご確認ください。
- TXT レコードまたは CNAME レコードによるドメインの所有権確認が済んでいることをご確認ください。詳しくは、ドメイン所有権の確認についてのページをご確認ください。
- Google アカウントを作成する前に MX レコードを変更した場合は、ユーザーに移行リクエストが届くように、転送ルールまたはキャッチオール アドレスを設定します。詳しくは、MX レコードの変更によるメールの返送を回避するをご確認ください。
- 個人アカウントを管理対象アカウントに移行すると、現在のすべての Google Workspace ポリシーが管理対象アカウントに適用されるため、アカウント データが失われる場合があります。たとえば、アカウントに割り当てられているライセンスが不十分な場合や、保持ルールが適用されている場合に、データが失われることがあります。
- 移行プロセス中と移行プロセス後で Google アプリの動作が異なる場合があります。Domain Transfer でサポートされない機能をご確認ください。
アカウント移行の影響
管理対象外の個人の Google アカウントを Google Workspace の管理対象ユーザー アカウントに移行すると、アカウントは次のようになります。
- 個人のアカウントに戻すことはできません。
- ルート組織部門に追加されます。アカウントの移管後は、ユーザーを別の組織部門に移動できます。詳しくは組織部門についてのページをご確認ください。
- Cloud Identity Free のライセンスが割り当てられます。
管理者によってGoogle Workspace のライセンスが割り当てられ、サービスが設定されている場合、移行したユーザー アカウントに次のサービスへのアクセス権が付与されます。
上述の記事に記載されていないサービスについては、個人のアカウントを管理対象アカウントに移行した後に必ずしも正常に機能するとは限りません。
注: 個人のアカウントを移行した場合、一部の Google サービスのデータとコンテンツが失わることがあります。ユーザーには、アカウントを移行する前に自身のアカウント情報を確認してダウンロードしてもらうことをおすすめします。
アカウント名を変更した場合の影響
ユーザーデータ - ユーザーが個人の(管理対象外の)アカウント名を別のメールアドレスのものに変更しても、そのアカウント内のデータはすべてアカウントに残ります。個人のアカウント内のデータはこれまでどおり安全に保管され、本人以外がアクセスすることはできません。
メール エイリアス - ユーザーによっては、組織のメールアドレスを個人の(管理対象外の)Google アカウントの予備のメールアドレス(メール エイリアス)として使用している場合があります。そのような場合、ユーザーが個人のアカウント名を変更すると、管理者が管理対象の Google アカウントを作成した後に、エイリアスは個人のアカウントから削除されます。ユーザーが個人の Google アカウントに次回ログインするときに、この変更内容が通知されます。