Gmail の受信トレイで迷惑メールやメール爆弾、Gmail のポリシーを悪用したことがあるアカウントからのメールなど、不要なメールによる被害を防ぐことができます。
迷惑メールのマーク付けとマークの解除
迷惑メールと見なした受信メールにマークを付けます。マークを外すことも可能です。迷惑メールのマーク付けとマークの解除の手順をご覧ください。
メールが迷惑メールに分類されないようにするには:
- 送信者を連絡先に追加します。手順については、連絡先の追加、移動、読み込みをご覧ください。
- 対象のメールにフィルタを適用します。詳しくは、メールのフィルタルールの作成をご覧ください。
注: 送信者を連絡先として追加してフィルタを設定した後も、正当なメールが迷惑メールに分類される場合は、その送信者が送信ガイドラインに従っていることを確認してください。詳しくは、Gmail ユーザーへのメールがブロックまたは迷惑メール扱いされないようにするをご覧ください。
連絡先に含まれるユーザーから迷惑メールが届いた場合
連絡先リストに登録しているユーザーから迷惑メールを受信した場合は、ハッカーによってそのアカウントが不正使用されている可能性があります。
- メールには返信しないでください。
- 迷惑メールのアラートで [疑わしいメッセージ] をクリックしてメールを報告します。
この操作により、Gmail チームにレポートが送信されて調査が行われます。この連絡先からのメールは引き続き受信できます。 - この連絡先のユーザーに、メール アカウントがハッキングされている可能性をメール以外の方法(電話やインスタントメッセージなど)で伝え、Gmail のセキュリティに関する推奨に従うようすすめてください。
望ましくない送信者からのメールのブロック
- パソコンで Gmail を開きます。
- 送信者からのメッセージを開きます。
- 右上のその他アイコン をクリックします。
- [「{送信者}」さんをブロックする] または [「{送信者}」さんのブロックを解除する] をクリックします。
Gmail での不正行為の管理
Gmail のプログラム ポリシーまたは利用規約に違反しているユーザーを見つけた場合は、Gmail のプログラム ポリシーに違反しているメールについて報告するためのフォームに入力してください。
Gmail アカウントを使った個人や組織のなりすましを阻止する
受信メールが個人や組織になりすましている Gmail アカウントから送信されたものである可能性がある場合は、[このメールは次のアドレスから送信されたものではない可能性があります] という警告の表示をご覧ください。
Gmail の利用規定に関する Google のポリシーと、他の Gmail アカウントがポリシーに違反していた場合の対応方法については、Gmail プログラム ポリシーをご覧ください。
Google サービスでの不正行為を報告する
Google サービスの不正使用によるメール送信を報告する手順については、不正行為の報告をご覧ください。
メール爆弾に対するアカウントの保護
メール爆弾とは、メール アカウントの使用や正当なメールの特定を妨害することを目的とした攻撃です。
Gmail には、アカウントに対するメール爆弾の攻撃を止めたり防いだりする方法が用意されています。攻撃者はメールアドレスさえわかれば、メールボックスを攻撃できます。メール爆弾に対抗するには、次の情報が役立ちます。
アカウントがメール爆弾による攻撃を受けた場合は Gmail に警告が表示される
アカウントに対するメール爆弾の攻撃が検出されると、Gmail に既存のメール爆弾に関する記事へのリンクを含む警告が表示されます。詳しくは、Gmail での迷惑メールのマーク付けとマークの解除をご覧ください。
この警告の意味
サブスクリプションやプロモーション特典など、不要なメールを大量に受信している可能性があります。標的型攻撃では、ハッカーは受信トレイをいっぱいにして、ユーザーが Gmail アカウントで登録したウェブサイトやサービスからの重要なセキュリティ通知を見つけられないようにします。
たとえば、ハッカーがユーザーの銀行口座に侵入しようとして銀行からそのユーザーに通知メールが届いても、受信トレイが迷惑メールでいっぱいになっていると、その通知メールを見逃すおそれがあります。
この警告が表示された場合
メールの分類
受信トレイのカテゴリを使うと、メール爆弾の攻撃を受けたときにメールを探しやすくなります。受信トレイのカテゴリを有効にして受信メールが分類されるようにしておけば、Gmail を開いたときに一度すべてのメールを確認してから後で読むメールを分ける必要がありません。
たとえば、購読している特定の販売者から届くメール プロモーションをすぐに読む必要がない場合があります。これらのメールは Gmail によって [プロモーション] カテゴリに分類されるので、受信トレイがいっぱいになることはありません。
詳しくは、受信トレイのカテゴリやタブを追加または削除するをご覧ください。
不要なメールの特定と削除
検索演算子を使用して Gmail の検索結果をフィルタできます。たとえば、不要なメールを送信してくる特定の送信者からのすべてのメールを検索できます。また、複数の演算子を組み合わせて検索結果をさらに絞り込むことも可能です。検索結果をもとに、この送信者からのメールをすべてゴミ箱に直接振り分けるフィルタを適用します。
おすすめの検索
- メーリング リストの検索 - メーリング リストは迷惑メール攻撃に利用されがちです。list 検索演算子を使用して、特定のドメインから送信されたメーリング リストのメールを検索できます。
例: list: [送信者]@[ドメイン名].com
ヒント: メーリング リスト以外のメールを検索するには、クエリの前にハイフン(-)を追加します。
例: -list: [送信者]@[ドメイン名].com.com
- カテゴリで検索 - 不要なメールが特定のカテゴリに分類されている場合は、カテゴリ検索と日付フィルタを組み合わせて使用することをおすすめします。
例: category:updates newer_than:1d
詳しくは、Gmail で使用できる検索演算子をご覧ください。
悪意のあるウェブサイトへのリンクから Gmail が保護する仕組み
Google は、公式 Gmail クライアント(ウェブ、Android、iOS)における悪意のあるウェブサイトへのリンクからの保護に加え、サードパーティ製のメール アプリケーション(IMAP クライアント)におけるリンクからもユーザーを保護します。ここで言うサードパーティ製のクライアントとは、Apple Mail、Microsoft Outlook、および一部の Android メール クライアントです。
最近受信したメール内のリンクをクリックすると、悪意のあるリンクのチェックが始まります。悪意のあるコンテンツが検出されなければ、ウェブサイトが開きます。古いメールの場合はウィンドウが表示されることがあります。その場合、タップまたはクリックしてリンクを開く必要があります。
オンラインでの安全性の確保
ソーシャル ネットワーク サイト上でメールを公開したりオンラインでメールを投稿したりしないことで、攻撃者にメールアドレスを知られないように対策できます。インターネット上で安全性を維持するためのおすすめの方法をご覧ください。
管理者への連絡
管理者は、以下の操作を行うことができます。
- ブロック中の送信者リストに送信者を追加する。詳しくは、特定のメールアドレスまたはドメインからのメールをブロックするをご覧ください。
- 不要なメールを受信している組織内の他のユーザーも活用できるコンテンツ コンプライアンス ルールを作成する。詳しくは、高度なメール コンテンツ フィルタリングに関するルールの設定をご覧ください。