目次
- フォームを使ってデータ入力を自動化する
- BigQuery データを使用する
- 別々のスプレッドシートのデータをまとめる
- アナリティクス データからレポートを作成する
- 株価や収益を確認する
- データを検索、更新する
- データが更新されないようにする
- マクロを使用してタスクを自動化する
- アドオンとスクリプトを使用して機能を追加する
フォームを使ってデータ入力を自動化する
アンケートの回答をスプレッドシートに手動で入力する代わりに、フォームを利用します。フォームでアンケートを作成し、回答を得たらすぐにスプレッドシートのファイルに送信します。スプレッドシート ファイルはアンケートにリンクされているので、新しい回答がリアルタイムで表示されます。
フォームでアンケートを作成する
アンケートを作成する手順については、フォーム スタートガイドをご覧ください。
アンケートの回答を新しいスプレッドシートに送信する
- フォームの [回答] タブで、その他アイコン [回答先を選択] をクリックします。
- 新しいスプレッドシートを作成をクリックします。
- (省略可)名前を変更する場合は、新しい名前を入力します。
- [作成] をクリックします。
アンケートの回答を既存のスプレッドシートに送信する
- フォームの [回答] タブで、その他アイコン [回答先を選択] をクリックします。
- [既存のスプレッドシートを選択] [選択] をクリックします。
- スプレッドシートを選択して [選択] をクリックします。
フォームからスプレッドシートを開くには、「回答をスプレッドシートに表示」アイコン をクリックします。新しいウィンドウでスプレッドシートが開きます。フォームに戻るには、[フォーム] [回答の概要を表示] をクリックするか、フォームのウィンドウに戻ります。
BigQuery データを使用する
新しい BigQuery データコネクタであるコネクテッド シートを使用して、数十億行にのぼるデータにスプレッドシートからアクセスし、分析、可視化、共有できます。
- スプレッドシートの使い慣れたインターフェースを使用して、パートナー、アナリスト、その他の関係者と共同編集する。
- CSV 書き出しデータを別途作成することなく、単一の信頼できるデータソースを利用する。
- アクセス権の委任を利用してコラボレーションを効率化する。
コネクテッド シートの仕組みを理解するために、一般公開データを使用するスプレッドシート接続の例をご覧ください。
- パソコンで Google スプレッドシート テンプレート ギャラリーを開きます。
- いずれかの接続されたスプレッドシートのサンプルを選択します。
別々のスプレッドシートのデータをまとめる
別の Google スプレッドシートにデータがある場合、IMPORTRANGE 関数を使うことで、指定した範囲のデータを一方から他方のスプレッドシートにコピーできます。
たとえば、ある製品の四半期ごとの販売データを、地域ごとに別のスプレッドシートで管理する場合があります。それらの四半期ごとの販売データをすべて組み合わせるには、IMPORTRANGE を使用して各地域のスプレッドシートから単一のスプレッドシートにデータをコピーします。
他のスプレッドシートからデータを読み込む
- Google スプレッドシートで、スプレッドシートを開きます。
- 空のセルに「=IMPORTRANGE」と入力します。
- 以下の項目を引用符で囲み、カンマ区切りでかっこ内に追加します*。
- Google スプレッドシートのファイルの URL。 読み込むデータを含むスプレッドシートの URL をコピーして貼り付けます。
- シート名(省略可)と読み込むセルの範囲。
*注: スペイン語圏の国では、カンマの代わりにセミコロンを区切り文字として使用します。
- Enter キーを押します。
- [アクセスを許可] をクリックして、2 つのスプレッドシートを紐づけます。
例: スプレッドシート abcd123abcd123 のシート 1 のセル A1~C10 をインポートするには、「=IMPORTRANGE("https://docs.google.com/spreadsheet/d/abcd123abcd123", "シート 1!A1:C10"」と入力します。
アナリティクス データからレポートを作成する
ビジネスやマーケティングでは、顧客の意見に基づいて的確な意思決定を行うことが重要です。そのために、Google アナリティクスを使用して、訪問者がどのようにサイトを見つけて利用しているかを把握し、どうすればリピート訪問してもらえるかを確認します。そこで得たデータは、アナリティクスのアドオンを使ってスプレッドシートにインポートできます。スプレッドシートにデータが入力されたら、データを整理したり、グラフを作成したり、分析結果をチームと共有したりできます。
アナリティクスのアドオンを入手する
- Google アナリティクスに登録します。
- Google スプレッドシートで、新しいスプレッドシートを作成します。
- [アドオン] [アドオンを取得] をクリックします。
- [Google Analytics] アドオンを検索し、[無料] をクリックします。
- [許可] をクリックします。
アナリティクス レポートを作成する
- Google スプレッドシートで、スプレッドシートを開きます。
- [アドオン] [Google Analytics] [Create new report] をクリックします。
- 情報を入力して、[Create Report] をクリックします。分析データが新しいスプレッドシートに表示されます。
- 詳しくは、Google アナリティクス スプレッドシート アドオンをご覧ください。
株価や収益を確認する
Google スプレッドシートの GOOGLEFINANCE 関数を使用すると、株価や 1 株当たりの収益を確認できます。
- 収益の傾向や変動を確認します。
- 株価や収益を競合他社と比較します。
- 今後の株式の傾向や方向性を予測します。
- Google スプレッドシートで、スプレッドシートを開きます。
- 空白のセルに「=GOOGLEFINANCE」と入力します。
- かっこの中に、以下の項目をカンマ区切りで入力します。
- ティッカー シンボルを引用符で囲って指定します。
- (省略可)価格など、表示する属性を二重引用符で囲みます。
- (省略可)「DATE」の後に、開始日と終了日をそれぞれかっこの中に数字で指定します。
- (省略可)日次か週次の頻度を引用符で囲って指定します。
- Enter キーを押します。
例: 2019 年の毎日同時刻の Google 株価をリストにするには、「=GOOGLEFINANCE("GOOG", "price", DATE(2019,1,1), DATE(2019,12,31), "DAILY")」と入力します。
データを検索、更新する
データを検索、更新するのに、時間を費やす必要はありません。スプレッドシートを使えば、テキストや数値を簡単に検索、更新できます。
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Google スプレッドシートでスプレッドシートを開き、[編集] [検索と置換] をクリックします。
- [検索] に、検索するテキストまたは数値を入力します。
- [置換後の文字列] に、新しいデータを入力します。
- [検索] で、検索するシートを選択します。
- (省略可)検索を絞り込むには、追加のオプションを選択します。
[大文字と小文字の区別]、[完全に一致するセルを検索]、[正規表現を使用した検索]、[数式内も検索] のオプションがあります。 - データの置換方法を選択します。
- インスタンスを 1 つずつ置換するには、[検索] [置換] をクリックします。
- すべてのインスタンスを一括で置換するには、[すべて置換] をクリックします。
データが更新されないようにする
スプレッドシートの内容を他のユーザーが変更できないようにする場合は、内容を保護できます。この処理はセキュリティ対策ではありませんので、セキュリティ対策は別に講じる必要があります。他のユーザーは、保護されているスプレッドシートのコピーに対して、印刷、コピー、貼り付け、読み込み、書き出しなどの操作を行えます。スプレッドシートは信頼できるユーザーとのみ共有してください。
ヒント: [保護されているシートと範囲] が表示されない場合は、Microsoft Office ファイルの編集機能を使用している可能性があります。シートと範囲の保護機能を使用するには、ファイルを Google スプレッドシートに変換してください。詳しくは、Microsoft Office ファイルの編集と Microsoft Office ファイルの変換方法をご覧ください。
重要: シートを保護すると、以下の操作ができなくなります。
- セルの書式設定をロックし、同時にユーザーが入力値を編集できるようにする
- パスワードでデータを保護する
- Google スプレッドシートでスプレッドシートを開きます。
- [データ] [シートと範囲を保護] をクリックします。右側にボックスが表示されます。
- [シート / 範囲を追加] をクリックするか、既存の保護をクリックして編集します。
- 範囲を保護するには、[範囲] をクリックします。シートを保護するには、[シート] をクリックします。
- [範囲]: 保護範囲を変更するか新たに入力するには、スプレッドシート アイコンをクリックして、スプレッドシート内の範囲をハイライト表示します。
- [シート]: 保護するシートを選択します。シート内の特定のセルを保護対象から除外する場合は、[特定のセルを除く] のボックスをオンにします。
- [権限を設定] または [権限を変更] をクリックします。
- 編集を制限する方法を選択します。
- 他のユーザーが編集しようとしたときに警告が表示されるようにするには: [この範囲を編集するときに警告を表示する] を選択します。ただし、本当に編集しても良いかどうかを確認するメッセージが表示されるだけで、他のユーザーによる編集をブロックするものではありません。
- 範囲やシートの編集を許可する相手を選択するには: [この範囲を編集できるユーザーを制限する] を選択します。以下のいずれかを選択してください。
- 自分のみ: 自分(自分がオーナーでない場合はオーナーも含む)が範囲やシートを編集できます。
- ドメインのみ: Google スプレッドシートを学校や職場で利用している場合、ドメイン内のユーザーだけが範囲やシートを編集できます。このオプションは、ドメイン内の全員がスプレッドシートを編集できる場合にのみ選択可能です。
- カスタム: 選択したユーザーだけが範囲やシートを編集できます。
- 別の範囲から権限をコピー: 別のセル範囲やシートに設定した権限を再利用します。
- [保存] または [完了] をクリックします。
保護されたセルを表示するには、[表示] [表示] [保護されている範囲] をクリックします。こうすると、そのセルには縞模様の背景が表示されます。
マクロを使用してタスクを自動化する
Google スプレッドシートでマクロを使用すると、繰り返し実行するタスクを自動化して時間を節約できます。たとえば、新しく読み込んだデータを書式設定したり、複数のスプレッドシートの四半期データをもとに同じグラフを繰り返し作成したりする必要があるとします。手動で同じ手順を繰り返す場合は数時間かかる可能性がありますが、スプレッドシートのマクロを使えば、それらの操作を記録して簡単に再利用できます。コードを記述する必要はありません。
- パソコンで、sheets.google.com からスプレッドシートを開きます。
- 上部の [拡張機能] [マクロ] [マクロを記録] をクリックします。
- 画面下部で、マクロで使用するセル参照のタイプを選択します。
- 絶対参照を使用: 記録時に使用したセルでタスクを実行するマクロが作成されます。たとえば、セル A1 を太字にする操作を記録すると、クリックしたセルに関係なくセル A1 を太字にするマクロが作成されます。
- 相対参照を使用: 選択したセルとその周辺のセルでタスクを実行するマクロが作成されます。たとえば、セル A1 と B1 を太字にする操作を記録すると、作成されたマクロを使用してセル C1 と D1 を太字にすることができます。
- 記録するタスクを実行します。完了したら [保存] をクリックします。
- マクロに名前を付けてカスタム ショートカットを作成し、[保存] をクリックします。
- 注: Google スプレッドシートでマクロを作成すると、Apps Script が作成されます。作成された Apps Script を編集するには、上部の [ツール] [スクリプト エディタ] をクリックします。
マクロを実行するには、[拡張機能] [マクロ] 目的のマクロをクリックします。
アドオンとスクリプトを使用して機能を追加する
あらかじめ用意されたアドオンを使用し、Gmail、Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームの機能を追加できます。また、各ドキュメント エディタで Google Apps Script を使用して独自のスクリプトを作成することもできます。
- スプレッドシートに Google アナリティクスを追加します。
- ドキュメントに辞典を追加します。
- ドキュメント内に回答用のフォームを追加して、アンケートを作成します。
- プレゼンテーションにインタラクティブな質問を追加します。
- Gmail で販売や顧客との関係性を直接管理します。
- Google Apps Script を使用して、カスタム メニューやカスタム ウィンドウを追加します。
アドオンをインストールする
- パソコンで、ドキュメント、スプレッドシート、またはプレゼンテーションを開きます。
- [拡張機能] [アドオン] [アドオンを取得] をクリックします。
- アドオンにカーソルを合わせると、簡単な説明が表示されます。詳細な説明を見つけるには、アドオンをクリックします。
- アドオンをインストールするには、[インストール] [続行] をクリックします。
- 多くの場合、アドオンの動作に必要となるデータへのアクセスを求めるメッセージが表示されます。メッセージを読んで [許可] をクリックします。
- アドオンのインストールが完了したら、[完了] をクリックします。
スクリプトを作成する
詳しくは、Google Apps Script の概要をご覧ください。
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