iOS デバイスを職場または学校で使用する場合、セキュリティ対策として Google Device Policy アプリのインストールが必要になることがあります。このアプリを使用することで、管理者は組織のデータを安全に保つことができます。次の場合にアプリをインストールするように求められます。
- 管理者が、モバイル デバイス向けに特定のセキュリティ ポリシーを適用している。詳細
- 管理者が、ユーザーのデバイスにインストールされている業務用アプリを管理することを希望している。詳細
- 職場または学校で使用しているアカウントでサードパーティ製アプリにログインしようとしている。
要件
- iOS 14 以降を搭載したデバイス
- Google Workspace アカウント
- Apple ID(旧称 iTunes アカウント)
- Safari の現行バージョン
注:
- iOS 14 より前のバージョンを搭載しているデバイスでも、Device Policy アプリの以前のリリースを入手することは可能ですが、最新機能は利用できません。
- デバイスの設定([設定] [全般] [制限])で Safari を有効にしてください。
Device Policy アプリをダウンロード、設定する
- iOS デバイスで App Store を開き、「Google Device Policy」を検索します。
- Google Device Policy アイコン をタップします。
- 画面の指示に沿って端末にアプリをダウンロードし、インストールします。Apple ID とパスワードの入力が必要な場合があります。
Device Policy アプリをデバイスにインストールしたら、そのアプリを設定する必要があります(次の手順を参照)。
- Google Device Policy アイコン をタップします。
- アプリで使用する Google Workspace アカウントを選択します。デバイスでまだそのアカウントにログインしていない場合は、[アカウントを追加] をタップし、ユーザー名とパスワードを入力します。
- 2 段階認証プロセスをご利用の場合は確認コードの入力を求められますので、画面に従って入力します。
- 利用規約に同意します。
- データを保護するためにセキュリティ プロファイルのインストールを求められた場合は、ダウンロード アイコン をタップします。
- iOS のバージョンに応じて、次の手順を行います。
iOS 12.2 以降
- ウェブブラウザが開いてプロファイルのダウンロードが試行されたら、[許可] [閉じる] をタップします。
- ウェブブラウザを閉じて、iOS 設定を開きます。
- [プロファイルがダウンロードされました] をタップします。
- [今すぐインストール] [インストール] をタップします。
- 求められたらパスコードを入力し、[インストール] をタップします。
- [インストール] [信頼する] をタップして、リモート管理を許可します。
- [完了] をタップします。管理者によるデバイスの承認が必要な場合は、メールが届きます。デバイスが承認されるまで待ちます。
- iOS 設定を閉じて Device Policy アプリ を開き、設定を完了します。
iOS 12.1.3 以前
- [許可] [インストール] をタップします。
- 求められたらパスコードを入力し、[インストール] をタップします。
- 求められるたびに、[インストール] をタップして続行します。
- [信頼する] をタップして、リモート管理を許可します。
- プロファイルがインストールされたら、[完了] をタップします。
管理者によるデバイスの承認が必要な場合は、メールが届きます。デバイスが承認されるまで待ちます。 - メッセージが表示されたら、[設定] をタップして Google Workspace のパスワードを入力します。
- 必要に応じて、[パスワードの再入力] をタップして Google Workspace のパスワードを入力します。
デバイスがサーバーと同期するまで数分かかる場合があります。Google Device Policy アプリの設定後、デバイスの設定で Google Workspace のパスワードを入力するよう求められることがあります。2 段階認証プロセスを導入している場合は、通常のパスワードの代わりにアプリ パスワードを入力してください。詳しくは、アプリ パスワードでログインするをご覧ください。
Device Policy アプリを管理する
Device Policy アプリからアカウントの登録を解除すると、すべての管理対象アプリが端末から削除されます。
- Google Device Policy アイコン をタップします。
- メニュー アイコン [登録解除] をタップします。
- [登録解除] をタップして、アカウントに関連付けられたすべてのデータとアプリをデバイスから削除することを確認します。
- [登録解除] をタップして、端末からアカウントの登録を解除します。
ユーザー名はアカウントの登録解除後も Device Policy アプリのリストに残っており、いつでも再登録できます。
端末の Device Policy アプリからアカウントを削除する前に、アカウントの登録を解除しておく必要があります。
- Google Device Policy アイコン をタップします。
- メニュー アイコン をタップします。
- ユーザー名を選択し、[アカウントを管理] をタップします。
- [管理] をタップします。
- 削除するアカウントの [削除] をタップします。
- [削除] をタップして確定します。
Google Device Policy アプリは他のアプリと同じ方法で端末から削除できます。アプリを削除しても、管理対象アプリと、管理者によって設定された制限は端末に残ります。
トラブルシューティング
アプリのインストールに関する問題
問題 | 解決策 |
---|---|
iOS の設定で「ダウンロードしたプロファイル」が表示されません。 |
Safari をデフォルトのブラウザに設定します。
|
アプリのインストールに失敗しました。[アプリ名] は、お住まいの国またはお使いの機種ではご利用いただけません。 | お住まいの国またはお使いのデバイスの機種ではご利用いただけないアプリをインストールしようとしています。 |
アプリのインストールに失敗しました。iTunes アカウントを使用してログインしていることをご確認ください。 | Apple iTunes アカウントが正しく設定されていないか、パスワードが変更されたか、iTunes アカウントが無効になっています。 |
アプリのインストールに失敗しました。[設定] [一般] [機能制限] [インストール] でアプリのインストールを有効にしてください。 | お使いのデバイスにアプリのインストール制限が適用されているため、アプリをインストールできません。アプリのインストールを有効にするには、デバイスの設定で [一般] [機能制限] [アプリをインストール] をタップします。 |
アプリのアラートとエラー メッセージ
アラートまたはエラー メッセージ | 解決策 |
---|---|
Safari を開けません。 | Apple Safari がデバイスで無効になっています。Google Apps Device Policy のプロファイルをインストールするには、デバイスの [一般] [機能制限] で Safari を有効にする必要があります。 |
新しいペイロードが以前のペイロードと一致しない | 端末上にすでに管理プロファイルが存在しています。問題を解決するには、端末の設定にアクセスして以前のプロファイルを削除します。続いて、[一般] [デバイス管理] [Google Apps Device Policy ペイロード プロファイル] [プロファイルを削除] をタップします。 |
制限解除されたデバイスを使用して仕事用データにアクセスしている可能性があります。所属組織では制限解除されているデバイスの使用が許可されていません。 |
端末で脱獄(端末の制限を解除する処理)が行われている可能性があります。脱獄端末からの企業データへのアクセスは、管理者によってブロックされました。 問題を解決するには、端末を初期状態にリセットする必要があります。デバイスをリセットするときは、まずデータをバックアップし、[すべてのコンテンツと設定を消去] を選択してデバイスを完全にリセットします([すべての設定をリセット] では問題は解決されません)。データのバックアップと端末のリセットについては、端末のドキュメントを参照するか、管理者にお問い合わせください。 |
仕事用のデータにアクセスするには、「Google Device Policy」の最新バージョンをインストールしてください。 | 最新の Google Device Policy アプリがインストールされていないデバイスから企業アカウントにアクセスしようとしています。続行するには、Google Device Policy アプリをインストールします。 |
仕事用データに引き続きアクセスするには、App Store から「Google Device Policy」を更新する必要があります。 | 最新の Google Device Policy アプリがインストールされていないデバイスから企業アカウントにアクセスしようとしています。Google Device Policy アプリを最新バージョンに更新するには、Device Policy アプリをダウンロード、設定するをご覧ください。 |
セキュリティ チェックが完了しました。ここをタップして「Google Device Policy」を実行することで、今後の通知の数を最小限に抑えることができます。 | Google Device Policy アプリが一時停止後に再開されました。特に対応は必要ありません。通知をタップすると、Google Device Policy アプリが開きます。 |
「Google Device Policy」を自動的に同期できませんでした。ここをタップして手動でデバイスを同期してください。 | Google Device Policy アプリの同期が停止されました。通知をタップして Google Device Policy アプリを開き、企業アカウントをデバイスと同期します。 |
仕事用データに引き続きアクセスするには、今すぐ「Google Device Policy」を同期する必要があります。 仕事用の情報にアクセスするには、Device Policy アプリを開きます。 | Google Device Policy アプリの同期が停止されました。通知をタップして Google Device Policy アプリを開き、企業アカウントをデバイスと同期します。 |
仕事用データにアクセスするには、このプロファイルをインストールしてください。これにより、デバイスを紛失した場合にも組織の管理者がデータを保護できるようになります。 | 管理者が、Google Workspace のデータにアクセスするには、このデバイスが管理対象になっている必要があります。 をタップしてダウンロードし、セキュリティ プロファイルを手順に沿ってインストールして、このデバイスをモバイル管理に登録します。 |
アプリの確認が必要です(エラー 403: emm_app_verification_required) | 高度なデバイス管理が有効になっている場合、一部のアプリでは、Google Device Policy アプリに接続してデバイス ポリシーのプロファイルをインストールする必要があります。アプリを引き続き使用するには、[詳細] をタップして Google Device Policy アプリに移動し、Google Device Policy アプリでログインが求められた場合はログインしてから、使用していたアプリに戻ります。 |
仕事用データの同期に関する問題
仕事用アカウントがデバイスに同期されない場合は、Google Device Policy アプリがバックグラウンドで更新されるように設定されているかどうかを確認し、必要に応じてもう一度同期します。
アプリのバックグラウンド更新を有効にするには:
- デバイスで [設定] [Google Device Policy] をタップします。
- [アプリのバックグラウンド更新] がオフになっている場合は、オンにするアイコン をタップします。
- Google Device Policy を開き、メニュー アイコン [ステータス] をタップします。
- デバイスで同期が自動的に試行されない場合は、同期アイコン をタップします。
サードパーティ製アプリの使用時にログインを更新する必要がある場合:
- アプリを開き、職場または学校で使用しているアカウントからログアウトします。
- アプリにもう一度ログインします。
関連トピック
Google、Google Workspace、および関連するマークとロゴは、Google LLC の商標です。その他すべての企業名および商品名は、関連各社の商標または登録商標です。