ユーザー獲得レポートは、新規ユーザーがウェブサイトまたはアプリに最初にアクセスした経緯を把握できる既製の詳細レポートです。このレポートは、ユーザーが新規顧客かリピーターかにかかわらず、新規セッションの参照元に焦点を当てた分析情報を含む「トラフィック獲得レポート」とは異なります。
How to find where your users are coming from using Acquisition Reports in Google Analytics 4
レポートを表示する
- Google アナリティクスのモバイルアプリを開きます。
- 左上にある をタップします。
- [レポート] で [集客] をタップします。
- [ユーザー獲得] タブを開きます。
注: レポートが表示されない場合でも、編集者または管理者であれば、デスクトップ デバイスを使用してレポートを追加できます。
データの収集元
マーケティング キャンペーンのアトリビューション データを表示するには、次のいずれか 1 つ以上を行います。
- 広告費用が発生している有効な Google 広告アカウント、検索広告 360 アカウント、またはディスプレイ&ビデオ 360 アカウントを接続する
- リンク先 URL に UTM パラメータを追加する
- データ インポートを使って費用データをインポートする
レポートのディメンション
各ディメンションには「最初のユーザー」というテキストが含まれています。「最初のユーザー」は、ユーザーを最初に獲得した方法を示すディメンションです。スコープの詳細
レポートには次のディメンションが含まれています。編集者または管理者の権限を持つユーザーは、レポートでディメンションを追加または削除できます。
ディメンション | 概要 | データ入力の方法 |
---|---|---|
ユーザーの最初のキャンペーン |
キャンペーンは、キーイベントにつながったプロモーションまたはマーケティング キャンペーンの名前です。 |
このディメンションへのデータ入力の方法については、トラフィック ソースのディメンション、手動タグ設定、自動タグ設定についてをご覧ください。 |
最初のユーザーのデフォルト チャネル グループ |
チャネル グループとは、ルールに基づいて分類されるトラフィック ソースの定義を指します。 デフォルト チャネル グループには、「ノーリファラー」、「オーガニック検索」、「有料ソーシャル」、「オーガニック ソーシャル」、「メール」、「アフィリエイト」、「リファーラル」、「有料検索」、「動画」、「ディスプレイ」などがあります。 |
このディメンションへのデータ入力の方法については、トラフィック ソースのディメンション、手動タグ設定、自動タグ設定についてをご覧ください。 |
最初のユーザーの Google 広告の広告グループ名 | キーイベントにつながった広告の Google 広告での広告グループ名。 | このディメンションへのデータ入力の方法については、トラフィック ソースのディメンション、手動タグ設定、自動タグ設定についてをご覧ください。 |
最初のユーザーの Google 広告の広告ネットワーク タイプ | キーイベントにつながった広告が表示された場所(google.com、検索パートナー、ディスプレイ ネットワーク)。 | このディメンションへのデータ入力の方法については、トラフィック ソースのディメンション、手動タグ設定、自動タグ設定についてをご覧ください。 |
最初のユーザーのメディア |
ユーザーをウェブサイトまたはアプリに呼び込む方法。 例:
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このディメンションへのデータ入力の方法については、トラフィック ソースのディメンション、手動タグ設定、自動タグ設定についてをご覧ください。 |
最初のユーザーの参照元 |
トラフィックの発生元となったパブリッシャーまたは広告在庫ソース。たとえば、Google 検索から再度ウェブサイトにアクセスしたユーザーは、セッション ソース ディメンションで「google」と表示されます。 その他「youtube」、「gmail」などがあります。 |
このディメンションへのデータ入力の方法については、トラフィック ソースのディメンション、手動タグ設定、自動タグ設定についてをご覧ください。 |
最初のユーザーの参照元プラットフォーム |
購入アクティビティを管理するプラットフォーム(予算やターゲティング条件などを設定)。 例:
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このディメンションへのデータ入力の方法については、トラフィック ソースのディメンション、手動タグ設定、自動タグ設定についてをご覧ください。 |
ユーザーの最初の参照元 / メディア | ユーザーをウェブサイトまたはアプリに呼び込む参照元とメディア。 | このディメンションへのデータ入力の方法については、トラフィック ソースのディメンション、手動タグ設定、自動タグ設定についてをご覧ください。 |
レポートの指標
レポートには次の指標が含まれています。編集者または管理者の権限を持つユーザーは、レポートで指標を追加または削除できます。
指標 | 概要 | データ入力の方法 |
---|---|---|
平均エンゲージメント時間 |
ウェブサイトがユーザーのブラウザで目的のコンテンツとして表示されていた平均時間、またはアプリがユーザーのデバイスでフォアグラウンド表示されていた平均時間。ユーザーがウェブサイトまたはアプリで継続的に操作を行い、アクティブなエンゲージメントを維持していた時間の長さ。 平均エンゲージメント時間 = ユーザー エンゲージメントの合計時間 ÷ アクティブ ユーザー数 |
この指標は自動的に入力されます。 |
キーイベント |
ユーザーがキーイベントをトリガーした回数。 キーイベントを選択すると、分析の範囲を絞り込むことができます。 |
イベントにキーイベントとしてマークを付けて、この指標にデータを入力します。 |
エンゲージメントのあったセッション数(1 アクティブ ユーザーあたり) |
アクティブ ユーザー 1 人あたりの平均エンゲージメント セッション数。ウェブサイトまたはアプリに誘導されたユーザーの質。アクティブなエンゲージメントが継続したアクティブ ユーザー 1 人あたりの時間。 エンゲージメント セッション数とは、10 秒以上継続したセッション、キーイベントが発生したセッション、または 2 回以上のページビューもしくはスクリーン ビューが発生したセッションの数です。 |
この指標は自動的に入力されます。 |
イベント数 | ユーザーがイベントをトリガーした回数。 | この指標は自動的に入力されます。 |
新しいユーザー |
この指標を使用すると、初めてサイトを利用した、またはアプリを起動したユーザーの数を測定できます。 |
この指標は自動的に入力されます。 |
リピーター | 以前のセッションがエンゲージメント セッションだったかどうかに関係なく、少なくとも 1 回のセッションを開始したユーザーの数。 | この指標は自動的に入力されます。 |
合計ユーザー数 | イベントをトリガーした一意のユーザー ID の数。この指標を使用すると、イベントが記録されたユニーク ユーザーの数を測定できます。 | この指標は自動的に入力されます。 |
ユーザー キーイベント率 |
キーイベントをトリガーしたユーザーの割合。 この指標は、キーイベント アクションを行ったユーザーの数をユーザーの合計数で割って算出されます。 |
この指標は自動的に入力されます。 |
トラブルシューティング
ノーリファラーのみが表示されますが、Google アナリティクスのノーリファラーとは何ですか?
ノーリファラーは、お客様のウェブサイトの URL をブラウザのアドレスバーに直接入力してウェブサイトにアクセスしたユーザーのトラフィックです。
たとえば、別のユーザーから受け取ったウェブサイトへのリンクをコピーしてブラウザに貼り付けたり、保存したブックマークからウェブサイトに直接アクセスしたりした場合がこれに該当します。その他の例としては、ソーシャル メディアからのトラフィックや、オフライン ドキュメントからのトラフィック、HTTPS バージョンから HTTP バージョンのサイトへのトラフィックなどが挙げられます。
レポートにノーリファラーしか表示されない場合は、広告アカウントをリンクするかリンク先 URL のタグ設定を行うと、レポートにより有益な情報が表示されるようになります。