イベント パラメータで取得した数値を分析するには、カスタム指標を作成します。イベント パラメータでアクションの数や頻度を測定している場合は、そのカスタム指標を作成すると、パラメータの数値を行動につながるインサイトに変換できます。ただし、カテゴリデータ(どのテキストがクリックされたか、どのページが閲覧されたかなど)については、イベント スコープのカスタム ディメンションを使ったほうが分析に適しています。
カスタム指標は常にイベント スコープです。
始める前に
- 事前定義された指標がすでに存在する場合、カスタム イベント パラメータは作成しないでください。
- ウェブサイトかモバイルアプリにカスタム イベント パラメータを追加します。
- カスタム イベント パラメータが収集されていることを確認します。たとえば、リアルタイム レポートの [イベント名別のイベント数] カードでイベントを選択すると確認できます。
- 編集者か管理者の権限があることを確認します。
手順
- [管理] の [データの表示] で、[カスタム定義] をクリックします。
- [カスタム指標] タブを選択します。
- [カスタム指標を作成] をクリックします。
- 次のフィールドに値を入力します。
フィールド 説明 指標名 新しいディメンションの一意の名前を入力します。ここで入力した名前は、レポートと広告プラットフォームに表示されます。
名前にハイフンは使えませんが、代わりにアンダースコアとスペースが使えます。
説明 カスタム ディメンションの識別に使うテキストです(省略可)。 イベント パラメータ ウェブサイトかアプリのコード内にカスタム イベント パラメータの名前を入力します。
このフィールドは、新しいディメンションを保存した後には変更できません。
測定単位 通貨
[通貨] を選択する場合は、さらに [データの種類] で費用データや収益データのカスタム指標かどうかも指定する必要があります。費用データや収益データのカスタム指標として指定した場合は、ユーザーロールを設定すると、その費用指標や収益指標へのアクセスを制限できます。
距離(フィート、マイル、メートル、キロメートル)
これらのオプションを使用すると、さまざまな測定単位で距離を比較できます。たとえば、メートル単位とキロメートル単位で指標を比較することが可能です。
時間(ミリ秒、秒、分、時)
これらのオプションを使用すると、さまざまな測定単位で時間を比較できます。たとえば、秒単位と分単位で指標を比較することが可能です。
- [保存] をクリックします。
例
level_end イベントの推奨イベント パラメータに加え、value
イベント パラメータも追加して、ユーザーがレベルを完了したときに獲得したポイント数をカウントします。value
イベント パラメータを分析するには、次のカスタム指標を作成します。
- 指標名: レベル完了後のポイント数
- 説明: レベル完了時のポイント数
- イベント パラメータ: value
- 測定単位: 標準
次のステップ
レポート内で指標を分析する
データ探索で指標を分析する
- Google アナリティクスで、左側の [探索] をクリックします。
- 自由形式のデータ探索を作成するか、開きます。
- 左側の [変数] 列で、[指標] の横にある [+] をクリックします。
- 上部の [カスタム] タブをクリックします。
- 対象のカスタム指標を選択します。
- [インポート] をクリックします。
- [変数] 列から対象の指標をドラッグします。
- [設定] 列の [値] に指標をドロップします。