Google 広告のシミュレーションには、個別クリック単価制のシミュレーションとスマート自動入札のシミュレーションの 2 種類があります。
Google 広告のシミュレーションでは、設定を変更したら 1 週間の広告パフォーマンスがどのように変化していたかを確認できます。スマート自動入札を使用する場合、シミュレーション ツールは、目標コンバージョン単価や目標広告費用対効果、1 日の平均予算を変更した場合のパフォーマンスの変化についてより正確に把握するのに役立ちます。
ターゲット設定と予算のシミュレーションの仕組み
ターゲット設定と予算のシミュレーションでは、参加した広告オークションからデータを収集・分析し、目標コンバージョン単価、目標インプレッション シェア、目標広告費用対効果、予算のいずれかを変更していた場合に、費用、コンバージョン数、コンバージョン値、表示回数、クリック数といった主な指標に関する広告のパフォーマンスがどのように変わっていたかを推測します。
ターゲット設定のシミュレーションは、次の 2 つの方法で使用できます。
- キャンペーン単位またはポートフォリオ単位のターゲットを 1 つ設定できます。これにより、設定したすべての広告グループのターゲットが消去されます。
- キャンペーンまたはポートフォリオのターゲットと広告グループのターゲットを特定の割合で拡大できます。
シミュレーションはキャンペーンの過去のパフォーマンスに基づいており、今後の季節的パターンを考慮して調整されます。毎日更新され、参加した広告オークションから収集した過去 7 日間のデータが表示されます。
現在の指標および影響を受ける予測指標には、検索キャンペーンと P-MAX キャンペーンのコンバージョン達成までの所要時間の見積もりが反映されています。
Google Ads API を使用すると、シミュレーションの結果をまとめて確認することができます。
目標コンバージョン単価のシミュレーションは、検索キャンペーン、ディスプレイ キャンペーン、ショッピング キャンペーン、アプリ キャンペーンで使用でき、目標広告費用対効果は検索キャンペーンで使用できます。目標インプレッション シェア、コンバージョン数の最大化、コンバージョン値の最大化、クリック数の最大化のシミュレーションは、検索キャンペーンでのみ使用できます。
スマート自動入札のシミュレーションを使用して、スマート自動入札のパフォーマンスを予測する
コンバージョン数やコンバージョン値、クリック数、表示回数など、達成したい主な指標に基づいてスマート自動入札のシミュレーションを選択できます。
入札戦略 | スマート自動入札のシミュレーション | 主な指標 |
目標コンバージョン単価 |
広告グループのターゲット設定のシミュレーション キャンペーンのターゲット設定のシミュレーション ポートフォリオのターゲット設定のシミュレーション |
コンバージョン数 |
目標広告費用対効果 |
広告グループのターゲット設定のシミュレーション キャンペーンのターゲット設定のシミュレーション ポートフォリオのターゲット設定のシミュレーション |
コンバージョン値 |
コンバージョン値の最大化 | キャンペーンの予算シミュレーション | コンバージョン値 |
コンバージョン数の最大化 | キャンペーンの予算シミュレーション | コンバージョン数 |
クリック数の最大化 | キャンペーンの予算シミュレーション | クリック数 |
目標インプレッション シェア |
キャンペーンのターゲット設定のシミュレーション |
表示回数 |
スマート自動入札のシミュレーションを確認する
広告グループ向けにスマート自動入札のターゲット設定のシミュレーションを確認する
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [キャンペーン] プルダウンをクリックします。
- [広告グループ] をクリックします。
- パフォーマンス レポートの [入札戦略の目標コンバージョン単価] または [入札戦略の目標広告費用対効果] 項目にあるシミュレーション アイコン をクリックします。入札単価シミュレーションのトラブルシューティングの詳細
キャンペーン向けにスマート自動入札のターゲット設定のシミュレーションを確認する
- Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [キャンペーン] プルダウンをクリックします。
- シミュレーション アイコン をクリックします。このアイコンは [予算] 列に表示されます。
- アプリ キャンペーンを使用している場合は、キャンペーン設定で確認できます。入札単価シミュレーションのトラブルシューティングの詳細
ポートフォリオ入札戦略向けのスマート自動入札のターゲット設定のシミュレーションを確認する
ポートフォリオ入札戦略では、複数のキャンペーンと広告グループを 1 つの入札戦略にまとめることができます。ポートフォリオ入札戦略で目標コンバージョン単価をご利用の場合は、目標コンバージョン単価シミュレーションが [共有ライブラリ] に表示されます。
- Google 広告の管理画面でツールアイコン をクリックします。
- セクション メニューで [予算と入札単価] プルダウンをクリックします。
- [入札戦略] をクリックします。
- 対象の目標コンバージョン単価戦略または目標広告費用対効果戦略を選択して、そのパフォーマンス レポートを表示します。
- パフォーマンス レポートの [入札戦略の目標コンバージョン単価] または [入札戦略の目標広告費用対効果] 項目にあるシミュレーション アイコン をクリックします。入札単価シミュレーションのトラブルシューティングの詳細